お知らせ

『大地の再生講座 in 浜松天竜』第1.5回目9月1日開催決定

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急遽、「杜の園芸」矢野智徳さんを講師に迎え、『大地の再生講座』を開催することになりました。

前回6月25、26日に作業した内容のメンテナンスと作業しきれなかったところを中心に講座を致します。水脈改善は一度施工するだけでなく、日常生活の中でルーティンワークとして手を掛けることが大切になってきます。日頃のメンテナンスの仕方を手作業でできることを中心に矢野さんにご指導頂く予定です。
前回の見直し、メンテナンスと意味合いで第1.5回目とさせて頂きましたが、第2回目は10月に開催予定としています。前回、参加出来なかったという方、参加したけど、その後が気になる方、復習したいな思っている方にはチャンスです。

第1回目の様子は下記リンク先をご覧下さい。
レポート①
レポート②
レポート③
第1回目を終えて・・・

【日時】
2016年9月1日(木)9:00~18:00頃
9:00受付、9:30〜講座開始
基本的には雨天決行致します。

【会場】
Kicoroの森  浜松市天竜区石神98

【参加費、その他費用】
5,000円(お子様連れでもOKです。お子様の参加費は無料です。)
昼食、飲物は、各自で準備してください。会場近くにはお店も自動販売機もございません。

【持ち物・服装】
作業できる服装
作業手袋
長靴
雨合羽
帽子
タオル
水筒など飲物
筆記用具
移植ゴテ(ある方は)
スコップなど堀り道具(ある方は)
ノコ鎌(ある方は)

【お申し込み・お問い合わせ】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはFAXお願い致します。

・お名前(代表者と参加者全て)
・電話番号
・メールアドレス
・お住まい(都道府県と市町村のみで結構です。)
・交通手段(車or電車、電車の場合は天竜二俣駅に迎えにいきます。)

【連絡先】
株式会社ナインスケッチ
contact@9sketch.com
電話:053-450-7057
FAX:053-450-7058

【概要】
人間には血を流す血管があるように大地には水を流す水脈というのがあります。血管が詰まると人間は死んでしまうように水脈が詰まると大地も死んでしまいます。

水脈の水の流れは空気と表裏一体で動いています。水脈が詰まると水は滞り空気も停滞してしまします。
空気がなければ酸欠状態になり土は腐り青みがかった灰色のヘドロ化した土になり、微生物や小動物は住めなくなり、ましてや樹木の根は伸びていけません。

昔は土や木や石など有機的なものを使って空気が通るように自然に寄り添って空間づくりをしてきましたが、現代はコンクリートやアスファルトなど人間都合の開発がされています。
コンクリートでは水脈は遮断され、大地は呼吸ができなくなってしまいます。今、大地は悲鳴をあげている状態です。このままでは、山の樹々は枯れ始め、土砂崩れなどの災害も増えてきてしまいます。
でも、「まだ間に合う、でも、今やらなければ手遅れになる」と矢野さんはおっしゃいます。
しかも、移植ゴテ(小さなスコップ)一つから大地の改善ができます。
そんな、術をみなさん、一緒に学びませんか!共に大地を再生していきましょう!

造園、土木、農業、建築などに関わる方、自然や山、アウトドアが好きな方、どんな人でも興味があれば来て欲しいです。作業できるか心配な方は見て、聞いているだけでも出来る範囲で構いません。矢野さんの話す一言一言を聞くだけでも勉強になります。是非、気軽にお越し下さい。

学ぶフィールドは、天竜の山できこりをしている前田剛志さんの山「kicoroの森」です。前田さんは「TEDxHamamatsu」に出演されています。

ここは、室町時代から続く集落で、築200年は経っているという古民家もあります。古民家の西側には石垣と一体化した樹齢500年の杉もあります。これを見るだけでも価値有り。先人達が自然と共に暮らした知恵が詰まった里山になります。そして、前田さんは、この山を今までの人工林ではなく100年先の地域の人たちにも必要とされる森を創りたいと話しています。

【矢野智徳 プロフィール】

1956 年福岡県北九州市生まれ、花木植物園で植物と共に育つ。東京都立大学において理学部地理学科・自然地理を専攻する。全国を放浪して各地の自然環境を見聞し、1984 年、矢野園芸を始める。
1995年の阪神淡路大震災によって被害を受けた庭園の樹勢回復作業を行う中で、大量の瓦礫がゴミにされるのを見て、環境改善施工の新たな手法に取り組む。1999 年、元日本地理学会会長中村和郎教授をはじめ理解者と共に、環境 NPO 杜の会を設立。
現代土木建築工法の裏に潜む環境問題にメスを入れ、その改善予防を提案。在住する山梨県を中心に、足元の住環境から奥山の自然環境の改善までを、作業を通して学ぶ「風土の再生」講座を開設中。

~「大地の再生講座 結の杜づくり」に向けて~

日本の各地で、
傷んできた大地の再生講座をひらかせてもらうようになり、
大地の再生は、関わる四者の結い作業(協働作業)によって
成り立ってゆくものだと 改めて思うようになりました。

一. 杜の園芸
二. 講座の参加者
三. 講座で関わる地域(人社会)
四. 講座で関わる自然(生き物社会)

杜の園芸と参加者の方だけのギブ&テイクでは終わらない。
その学びと改善の余波は、直接流域におよび、
その場とその周囲に影響し合う責任を
問われてゆくことになるでしょう。
 

“結の杜づくり”
それは、まるで おまつりのおみこし担ぎのよう。

−− 誰かがつかれたら誰かが入れ替わり、
力のある人・ない人 それぞれに力の流れをつむいで
おみこしは進んでゆく。

命の作業は、
あわてず、あせらず… ゆっくり急げ。

人だけが楽しむのではなく、
みなが力を出し合う、ささやかな結い作業によって
命はつながってゆく。 −−

それは、小さな動きから大きな動きまでが連鎖してゆく
自然の生態系の動き・流れそのものに重なります。
 

そもそも「杜」の語源とは、

−− 人が森の神に誓って
「この場を、傷めず、穢さず、大事に使わせてください」
と祈りを捧げて、ひも(紐)張って囲った場、を意味する和語 −−

と、ある本に記されていました。

 
この大地の再生講座(学び)が
願いや想いだけにとどまらず、具体的な
大地の要である水脈機能(大地の空氣と水の循環)を回復するための、
人と自然との協働作業(結)として
一歩一歩つむがれてゆくことを願い、
今年もスタートしていきたいと思います。

 
杜の園芸 矢野智徳

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