2018-03

Living with Green リビングでたのしむグリーン展 4月14日〜16日

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 ナインスケッチでは、外から緑の力を借りた心地良い住まいのご提案をさせて頂いてきましたが、それに加えて、『リビングでたのしむインドアグリーン』の新サービスをはじめます。

それにともない、4月14日(土)〜16日(月)の期間、展示販売のイベントを開催致します。

 天井までつきそうな存在感のあるグリーンや手のひらサイズのもの。個性的な樹形のものや珍しい品種など市場にあまり出回らない植物も農場を廻って一つ一つ選んできました。

 たとえ同じ品種であっても同じカタチはあり得ない植物たち。そんな個性的な植物に合わせるアイテムとして、陶芸作家さんの鉢やオリジナルの革製プラントハンガーもご用意しております。ぜひお気に入りのひと鉢を見つけにお越し下さい。イベント会場では、「菓子工房MUW」さんのお菓子も販売する予定です。

 また、個別販売のほか、新築・転居時、店舗や住宅見学会等で空間全体のグリーコーディネートも承っております。日当りや風通しなどお部屋の環境にあった植物を鉢とともにコーディネート致します。

期間:2018/4/14(土)〜16(月)

時間:10:00〜17:00

会場:株式会社ナインスケッチ事務所 浜松市東区小池町1141

2018-03-21 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

【業界紙】エクステリアワーク2018年3月号 連載記事


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エクステリアワーク2018年3月号 『大地の再生』連載第2回目では「環境」について掲載されています。

2018-03-08 | Taged in | Posted in メディア掲載No Comments » 

 

ナインスケッチモデルガーデンづくりワークショップ〜「大地の再生」・「雑木の庭」・「パーマカルチャー」の視点から〜

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心地よいなと感じるのは、家の中より「外」にあって自然の中にあふれています。
ナインスケッチでは、住まいを「外」から考えることを大切に緑の力を活かした「雑木の庭」と「地形を活かす外構デザイン」の2本を軸で心地よい住まいや空間、環境をご提案できればと思っております。
「雑木の庭」づくりは、ただ単に雑木があればいいというものではなく、自然の植生から樹種の選定や組合せを決めていきます。また、土については、単に土壌改良をするだけでなく「大地の再生」の視点から空気と水の循環する水脈環境を改善していくことから始まります。すると、木々が健康に育ち、僕ら人にも自ずと心地よい環境を与えてくれます。
「雑木の庭」と「大地の再生」の視点で心地よい住まいや空間、環境を提案し、そこに加えて「パーマカルチャー」の視点で心豊かな暮らし方の提案ができればと思っております。
そんな自然に寄り添った住まいや暮らし方のご提案を見て体感できるスペースをつくっていきたいと思いモデルガーデンを作ることになりました。
自然に寄り添う住まい方が幸せを感じられるということを多くの人に知っていただきたく、みなさんと一緒に学びながらつくれたらと思っております。
 
【日時】
2018年3月24日(土)9:00~17:00頃
2018年3月25日(日)9:00~17:00頃
現地9:00受付、9:30~講座開始
【会場】
株式会社ナインスケッチ事務所
静岡県浜松市東区小池町1141
【スケジュール】基本的には雨天決行致します。
9:00現地受付、
9:30~ワークショップ開始
「大地の再生」・「雑木の庭」・「パーマカルチャー」についての座学、フィールドワーク
12:00頃〜昼食(1人1品ご持参ください。)
16:00頃~まとめ
17:00頃終了(延びる可能性有り)解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【持ち物・服装】
昼食の1品
マイ箸、マイ皿、マイカップ
動きやすく、汚れても良い服装
作業手袋
長靴
雨合羽
帽子
タオル
水筒など飲物
筆記用具
移植ゴテ(ある方は)
スコップなど(ある方は)
ノコ鎌(ある方は)
【お申し込み・お問い合わせ】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはFAXお願い致します。
・お名前(代表者と参加者全て)
・電話番号
・メールアドレス
・お住まい(都道府県と市町村のみで結構です。)
【連絡先】
株式会社ナインスケッチ
contact@9sketch.com
電話:053-435-1235
FAX:053-435-1236
【主催】
株式会社ナインスケッチ
【講師】
株式会社ナインスケッチ 田中俊光
Permaculture Design Lab 天野圭介

 

RIK SQUARE! 2017を終えて

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昨年2017年の11月に外構エクステリア、造園に特化するCADメーカーのリックさんに声をかけて頂いてRIK SQUARE!2017で広島と仙台で講演をさせて頂きました。
今更ですが、業界紙「エクステリアワーク」でその時の様子が載っていたので、改めて振り返ってみたいとお思います。
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23516035_10214060185080584_776656811_o広島会場はこんな会場で70名程来て頂き、始まりました。

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23484484_10214060185760601_1135908909_o仙台会場は80名程来て頂きました。
どんなことを話したが軽く触れてみたいと思います。
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自己紹介から始まり、なんで今の仕事スタイルになったということから話しました。
写真は、建築家吉村順三氏の軽井沢の山荘の入り口付近です。当時、建築のプランニングの仕事をしていた時、訪れました。「小さいな森の家」という吉村順三氏の本もみたりしていました。八ヶ岳倶楽部などにも好きで通っていたのですが、共通することは外の雑木林が心地良いということでした。そこで思ったのが、心地良さは、家の中より「外」にあって、自然の中に溢れているんじゃないかということでした。

リックスクエア2017  1そこで、僕は、住まいを「外」から考えることを大切に、自然を感じる心豊かな暮らしを追求していこうと思いました。特に、緑の力を生かした外回りから考える心地よい住まいや空間を外構や造園という立場から提案する仕事をしていきたいと思いました。
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今は、
『雑木の庭』と『地形を活かす外構デザイン』の2本のコンセプトを軸に取り組んでおります。
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『地形を活かす外構デザイン』のコンセプトでデザインしていくとプランニングの工夫で十分にコストダウンが測れます。外構の予算は住まいづくりで最後の方に当てられ予算を削られやすい分野です。その中で限られた予算で外構を仕上げていかなければならないのですが、材料や商品の質を落として金額を抑えるだけでなく、造園的手法などを取り入れれば金額を抑えることができます。
外構で費用が嵩むのは構造物を作ること、コンクリートを多用することだと思います。そこをなるべく少なくプランニングすることが一つコツになってくると思います。
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『雑木の庭』においては、雑木を植えていれば『雑木の庭』という訳ではありません。作り込む庭というよりは自然の植生に習って、樹種や配置、組み合わせを考えて自然に近づけるように庭をつくっていきます。写真は、軽沢高原の雑木林です。
こういう雑木林の風景が人には馴染みやすく心地よく感じると思います。この素敵な風景を作っているのは、色鮮やかに紅葉している木々だけでは作れません。写真では全ての枝葉が収まりきれない大きな樹木や低木や下草があります。全ての植物が欠かせないのです。もっというと落ち葉も必要なのです。高木が強い陽射しを遮ってくれ中木に優しい光を届けてくれます。低木や下草は高木類の根元などに強い日差しや強い風を遮ることもしてくれています。落ち葉までもが地面の乾燥を防いだり、微生物や小動物の住処を提供してくれたり、また、強い雨が直接土を叩かないように保護もしてくれています。お互い守り合いながら生息しているのです。全ての動植物があってこそ、この風景を作ってくれています。一つも欠かせないのです。人の社会も同じだと思うのです。人はやはり1人では生きていけません。また、誰かを追い出すのではなく、みんなで無い力を補いながら生きていくべきだと思います。自然界も同じです。木1本では生きていけないのです。木も本来はいらない木は無いと思うのです。
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だから、一般住宅のお庭でも同じように植え付けることが必要となってきます。
高木、中木、低木と階層的に更に密植して混植してあげることが大切です。
すると、木が健康的に生育しやすく、僕ら人にも心地よい空間を与えてくれます。木々に囲まれれば、微気候改善もでき、夏でも過ごしやすく、冬は日差しを取り入れ暖かく過ごせます。
緑など自然の力を借りた方が心から豊かさを感じられる暮らしができると思います。
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しかし、自然に習った植栽をしても木が傷み出すことがあります。植栽するときは、地上のことだけでなく地中も考えてあげなければなりません。
今、僕は、『大地の再生』という活動をしてますが、地上には風が吹いたり雨が降ったりする空気と水の対流があります。それが地中の中にも同じように空気と水の循環があるということです。しかし、今のコンクリートやアスファルトに覆われた現代土木や建築の中では、空気と水を通す水脈が滞っている状態です。
そんな中でいくら土壌改良や肥沃な土を入れ替えたり肥料を与えたりしても意味がないのです。
地中に空気と水が循環できるような水脈改善をする必要があります。
表層地質と土壌と地形と大きく関わりながら、有機的な空気と水の循環が生み出されるところに動植物が呼吸できる環境が生まれてきます。傷んでいる木も地中の空気と水の流れを改善してあげれば植物の根の呼吸も再開し元気になってくるのです。
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最後に、大きなテーマですが、外構や造園に捉われない提案をこれからしていきたいと話をさせて頂きました。
心地よい住まいや空間を提案していきたいという思いで、『雑木の庭』と『地形を活かす外構デザイン』に取り組んでいるつもりですが、これからはこれに加えて『心豊かな暮らし方』の提案もできればと思っております。
物も豊かで手に入りやすい時代になりましたが、それが本当に幸せか、心まで豊かな暮らしかというと疑問に感じることもあると思います。
人都合の考えで空間づくりをしてきた結果、自然環境は荒れ、災害なども起きはじめてきています。これからは、自然に寄り添った空間づくりや暮らし方が必要だと思います。それが結果、人にとっても過ごしやすい環境になり豊かさを感じられることになってくると思います。