庭をセカンドリビングに

屋外もひとつのリビングになる

「間取り」という言葉を聞くと、ほとんどの方は建物内のことを思い浮かべるのではないでしょうか。たしかに屋内における間取りを考えることが一般的ですが、ウッドデッキやテラスをうまく設計することで、屋外もリビングになり得るのです。しかも木々のそよぐ音や光の陰影などを楽しめる、雑木のリビング。庭を自然豊かなひとつの部屋として考えれば、発想は広がるのです。夏は直射日光を浴びて高温になってしまい、外に出られないウッドデッキではなく、高木を植えることでウッドデッキに木陰をつくり温度上昇を抑えてくれて、生活スペースが広がります。

自然を感じて、ゆったりとできる空間に

植栽の配置や雑木の庭のつくり方が、セカンドリビングとして快適な場所になるかを左右します。木陰がどこにできるのか、部屋からのつながりなど、心地よく開放的に楽しむための配慮をしながら設計します。また屋内は季節の変化が乏しいですが、屋外は日々変化をしますので、五感を澄まして四季を感じる場所になることが理想的だと考えます。