土壌改良の効果

樹木にとって、快適な環境を人がつくる

掘っても掘っても土が固く、砕石みたいな土質。1mほど掘っても決して良い条件とは言えない土質のケースもあります。これでは、樹木は健康に育ってくれません。緑の力を借りて心地よく快適すごすためなら、樹木にとっても快適な環境を作ってあげることが必要です。雑木の庭だけではなく、エクステリアに植栽を使うときには、樹木の種類と土のコンディションを合わせて考えることが大切なのです。

葉も根も、伸び伸びと育つように

地面の浅い部分だけではなく、しっかりと根を張ることができる根鉢の下まで穴を堀ったあとは、土壌づくりです。土壌改良には、堆肥や燻炭、微生物土壌改良材のタテヤマユーキなどを、その土質を考慮して最適な配合で混ぜながら埋め戻していきます。水決め時には、無害で無農薬の天然の植物活力液(HB-101)で水やりをすることで、土中の微生物の活力とバランスを確保してくれます。

仕上げにも自然本来の考え方を

表層の仕上げには、落葉を使います。見た目にも自然の山の雰囲気になるだけでなく、落葉を敷くと雑草の抑制や表層の乾燥防止にもなり、また土の中で微生物が活動しやすくなります。また、樹木を支える支柱を立てることは極力しません。樹木は本来、風に揺れることでバランスを保っています。樹木を寄せて植えることで隣接する樹木同士の根がからみ、風に吹かれても倒れないように根を広げて自立し、より自然の樹形に成長します。