くわひとつ

どんぐりを植えよう!WS終了

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先日、くわひとつmori to umi共催のイベント、どんぐりを植えよう!ワークショップを開催しました。
子供から大人まで、60名近くの人が集まってくれました。
どんぐりは、ナインスケッチの秋の手入れの時にスタッフの木村さんんと一緒に数えきれないほど拾ったコナラのどんぐりになります。IMG_7994

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最初に、ちょっとお話を。

今回使うポットは竹材になります。
竹を1節ごとカットし、節に穴を開けたものを使用します。

なぜ、竹を使うのか?!

空気と水が流れている脈が山、大地の中には張り巡らされています。その脈は植物の根を媒体として広がっていますが、人の開発が進みコンクリートやアスファルトなどによって出口を塞がれ、空気と水の循環不良が起こっている状態です。そうなると、木々の根は衰退し、山は呼吸不全なり、負の連鎖に陥っていきます。
それでも、山は呼吸しようと生きるために、次は根を深く、広く張る竹に委ねるのです。
竹は、山の隅々まで根を広げて、もう一度大地に空気と水が通りやすいように脈を通そうとしてくれます。
しかし、それでも改善できずに竹が繁茂しすぎ薮状態になると、自分が広げた根で逆に苦しくなり、竹は枯れ出し、根で土を支える力も衰え、大雨などで土砂崩れを引き起こす要因にも発展していきます。最後の手段として土砂を崩し、もう一度呼吸しやすいように土を安定してきます。正に隠極まって陽に転じます。
そうならないためにも、適度に竹を伐採し、山の地上も地下も風通し、空気通しをよくする必要が出てきます。
竹を伐採することで、山は再生され、ついでにその竹をドンクリのポットにしちゃおう。という作戦です。
コナラが成長して庭や山に戻したい時には竹も割れたりしてくるはずです。その竹ポットごと土に埋めてしまえば、ゴミは出ず、尚且つ、苗木の周辺は割れた竹によって通気もよくなるだろう。という思いで、竹ポットを採用してみました。

次にコナラのお話を少し。
コナラ根
コナラの根は深く伸ばしていきます。
根
他の樹種よりも根を深く伸ばすのがわかると思います。
例えば、山火事などで木々が何もなくなった山は、最初に草などが生えてきますが、その次にコナラがいち早く生えてきます。
そして、コナラは根を深く伸ばし、風に揺られてはちぎれて、それが団粒化の土の源となって、また更に根を深く伸ばしていきます。
コナラにはそこの土を改善する力があります。他の植物がしっかりと生育しやすい環境を整えてくれます。
山のパイオニア的な木ですね。
だから、ナインスケッチの庭づくりにはコナラは欠かせません。
建築工事で傷めつけられた土壌にはコナラの力が必要なのです。コナラによって土を耕してもらい、他の木々が生息しやすい環境を整えてもらう必要があります。
また、上の根の図鑑のように他の樹種は根を浅く広く張る樹種や中間型に広げる樹種など、様々な樹種と組み合わせて植えることで土中では根が階層的になり脈がつながり土壌環境がプラスの連鎖が生まれてきます。
庭全体も呼吸できるようになり、木々は健やかに育ち、それによって住む人にとっても心地よさを自ずと与えてくれます。
庭だけでなく、荒れた里山にもコナラの力がこれからは必要になってくると思います。
みんなで植えたどんぐりがいずれ、山の環境を再び整えてくれ、自然災害から僕ら人を守ってくれるはずです。
自然を力で抑えつけるのではなく、逆に自然の力を借りて、自然に応援してもらうような開発、考え方がこれからは必要になってくるのではないかと思います。
今回参加してくれた子供から大人まで、このメッセージが届いてくれると嬉しいです。

ワークショップ、スタートです。
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山から切り出した竹を列になって作業場で持ち出します。
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家族ごと分かれて、竹を切っていきます。
子供たちも慣れないノコギリを一生懸命ひいてカットしました。
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みんなで作った竹ポットを今度は土がある場所に移動します。作ったポットは何百個。
1人で運ぶには時間もかなりかかり、しかも重たいです。
でも、みんなで力を合わせれば早いものです。
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そして、お昼ご飯。
この日は快晴。白いご飯と豚汁。最高に美味いです。
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午後からは、春人くん名を改め、はるとんによる山を探検しながら、必要な落ち葉を集めにいきました。
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はるとんは子供たちに大人気。落ち葉じゃんけんで盛り上がりました。
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山にみんなが行っている間に、無煙炭化器で、ポットにできなかった竹を炭にしていきます。
そこに、焼き芋も仕込みます。
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山からはこんな風景です。
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やっと、竹ポットにどんぐりを植えていきます。
竹ポットの底に山で集めた落ち葉を入れて、炭を入れて通気層を作りながら、土が流出しないようにします。
土は、落ち葉が堆積してできた土にくん炭を混ぜたもの、それを戻し、最後にどんぐりを仕込んでいきます。
自然の山でどんぐりがどんな風に落ちているか、どんな向きか、どんぐりの気持ちになって植えていきます。
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こんなにたくさんのどんぐり竹ポットができました。
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炭も焼き芋も帰る頃になんとか間に合いました。
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ホクホクの焼き芋、美味しかったー!
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最後に集合写真。
楽しかったー!

これからも、自然環境や社会の課題や問題をテーマにしたワークショップなどのイベントを開催していきたいと思います。
ご興味がある方、お気軽に起こしくだいませ!

2022-01-23 | Taged in | Posted in ブログNo Comments »