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社内研修旅  北八ヶ岳へ 白駒池〜にゅう〜中山〜高見石小屋  

2023.10.16 |


いつかは、行こう!と話していて中々実現できずにいた研修旅行。
やっと、実現できました。旅行というより、旅、登山になりましたが、秋を先取りする旅、北八ヶ岳に行ってきました。
白駒池の駐車場に着いた頃、駐車場は僕らが止めてすぐに満車になり、ギリギリ滑り込みセーフという感じでした。やっぱりこの時期、このエリアは人気ですね。
まずは、白駒池を目指します。

心地良い暗さの林道から池の開けた明るさに吸い込まれるように足が自然と池に向かっていきます。

池周辺の雑木は紅葉がはじまり、ちょうど見頃でした。
キラキラ光る水面と赤や黄色、緑のいろのコントラストに魅了されます。

真っ赤に染まったサラサドウダンツツジ。
自然が作り出す色合いは本当に美しい。


白駒の苔の森を進みます。

もののけ姫に出てくる、木の妖精、コダマになんか似てますね(笑)

肉眼では見えない苔の世界。


各自でルーペを使って観察します。
はたから見れば、何やってるの?!って感じですよね!
マニアックなんです。うちのスタッフは。
苔を見て、落ち葉や枝、菌糸をみるだけで興奮してしまいます。(笑)


木道や湿地を抜けて「にゅう」の頂上を目指します。

途中、沢もあります。
自然の石組みの配置を観察。

石を抱えこむ木も見られます。
木は、土がなくても生育できるのか?できるんですね。
石があれば水が動き、苔が生えてくる。
周りの石や苔、有機物、菌糸などに助けられながら、共生しながら生きているのですね。

「にゅう」頂上に到着です。
ちょっとガスってしまいました。

でも、白駒池の方は眺めが抜群です。
あの池の麓から登ってきました。

みんなで記念撮影。
初登山の木村さん。ちょっとバテ気味?それともこの場が怖い?高所恐怖症?
でも、絶景の前には疲れが吹っ飛びますね!

頂上でランチタイム。
コンビニのおにぎりでもとってもおいしいく感じます。

ぼくは、カップヌードル。
ぼくは、頂上で食べるカップラーメンが大好き!卵付きがいいですね(笑)

ご飯を食べて再出発。
今夜宿泊する高見石小屋を目指します。
ここで、会議です。
今来た、道中を戻り、小屋を目指すか、中山経由で小屋を目指すか?
まー同じ道中もつまらないよね。対して時間も変わらないでしょーと言うことで、中山経由で出発です。

中山頂上からの眺めです。
奥に見えるのが御嶽山かな?
連なる山脈が美しいですね。この起伏を感じるのが庭づくりに生きてきます。


こちらは、天狗岳。

さて、一気に高見石小屋を目指します。
15時までにはチェックインしてください。と言われているので、ちょっと早足で行きたいところです。
木村さんの後ろにつけ、プレッシャーをかけながら進みます。(笑)

高見石小屋に15時前につきました。


高見石小屋、ランタンと木造現しのレトロな感じで落ち着きます。
素敵な山小屋で、ファンになりました。

夜のランプと薪ストーブの灯りも素敵です。


夕食前に高見石展望台へ登ります。
小屋の脇の人より大きな岩場をよじり登っていきます。

展望台からは白駒池が眺められます。
池の淵が紅葉しているのがわかりますね。

夕食前日没にあわせてもう一度登ります。
白駒池とは反対側の眺めれば夕焼け楽しめます。

21時就寝後、外に出れば星空が広がります。

日の出を拝みに高見石展望台へもう一度登ります。
写真左下が白駒池。
雲海が広がります。


太陽を中心に水平線に広がる黄色からオレンジのグラデーションが美しいです。


さて、下山です。
丸山経由下りていきます。

こちらのルートも苔を堪能できます。

あと少し。

下りてきました!

今回のルートです。
白駒池駐車場からスタートし、「にゅう」の登頂を目指し、中山経由で高見石小屋で1泊。
帰りは丸山経由で白駒池駐車場に戻りました。
トータル9.2km、アップダウンは613m。
会社スタッフでの初登山は、天気にも恵まれ、登山の醍醐味も堪能できました。
何より、スタッフと一緒に過ごせたのがよかったですね。

庭づくりは1人だと中々辛い作業です。呼吸があって一緒に作業することで良い現場ができてきます。
登山を通して、本来の自然の姿、地形や苔のつき方や役割など、学べたように思えます。
ナインスケッチでは、庭を作り込むというより自然に近づけ、木々が健康的に生育できる環境を目指しています。そうすれば、自ずと心地よさが生まれ、僕ら人にとっても豊かな暮らしができるものだとおもっております。
研修旅、毎年恒例にしていきたいと思います。
木村さんが日頃鍛えて出直してくるというので、次回が楽しみです(笑)

研修はまだ続きます。
こちらは、白駒池駐車場から15分程走った八千穂高原自然園。
園内は園路が整備されていて歩きやすいです。

紅葉はもう少しといったところですが、ミズナラ優先で雑木林が形成され、光と影が感じられる林内は歩いているだけで心地よいです。

最後に訪れた場所は、雑木の庭の聖地と言ってもいい、八ヶ岳倶楽部。
柳生博さんが自ら人工林を自然の雑木林に戻し、園内を散策できます。

ナインスケッチでもいずれこんな施設をつくりたいね。スタッフと共有していきます。

最後に名物、フルーツティーを飲んで、これにて研修終了です。

自然の山から作られた雑木の庭、良い学びになりました。
これからの庭づくりに必ず生きてくることになると思います。

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