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竹林を広葉樹の森へ変えていくプロジェクト

2024.04.11 |


日常的に里山の改善作業の講座を開催させていただいてるMori to umiでは、竹林を広葉樹へ変えていくプロジェクトをスタートさせました。
2022年9月に台風の被害で土砂崩れを起こした斜面はシイノキが優先の雑木林になっていますが、谷を挟んで反対側は竹と杉桧の林になっています。
ここを広葉樹優先の雑木林に戻して行こうというプロジェクトです。
このエリアは、竹と杉桧がメインになってしまっていますが、以前はここまで竹も広がってなかったはずです。
現に少し隣は、広葉樹も残っており、尾根まで上がればこの山のマザーツリー的な立派はシイノキが生息しています。



よく観察すると、広葉樹の幼樹が生息しています。しかし、上部が竹などに覆われ光が林床まで届き辛く、成長がゆっくりだと思われます。
では、どうのように竹と杉桧の林をどのように広葉樹に戻していくかというと、竹と杉桧のエリアの隣にある広葉樹と尾根部分の広葉樹エリアを少しずつ竹と杉桧のエリアに侵入させるようにしていきます。
要は、陣取り合戦的に広葉樹のエリアを広げていくようにしていきます。
竹と杉桧のエリアと広葉樹エリアの間に緩衝地帯を作るようにこのエリアにある竹と杉桧を伐採します。タケノコも出ていいたらこのエリアのものは撤去するようにします。
そして、広葉樹の眠っている種子の発芽や幼樹の生育を待って徐々に広葉樹の陣地を広げていくようにします。

単純に緩衝地帯を作るだけでは、竹の力に負けてしまうので、対策を施していきます。
竹の特性を考えてみると、竹は、隣同士と地下茎で繋がっているので、土を留める名人です。崩れそうな斜面には竹があることで逆に安定してくれます。(だから、一気に伐採すると斜面が崩れるので少しずつ広げていきます。)
しかし、この力強く張り巡らせていく根は、土を締め付け、乾燥状態の土になり、他の広葉樹などの木々が生息しにくい土中環境になってしまいます。
実際にスコップなどで土を掘ってみると硬く、また、すぐ竹の根にあたり掘り辛いのよくわかります。
硬く締まり乾燥状態の土を空気が通り湿潤しやすく程良く柔らかい土に変えていくことが大切になってきます。そうすれば、広葉樹も生息できるようになってきます。
そこで、我々が取った作とは、この斜面に尾根までの道をつけることです。

杭を打ち枝や落ち葉を使って杭にしがらませて、しがらみ柵で土留しながら道を通していきます。
斜面に対して斜めにジグザグを描くようにその場の傾斜に合わせていきます。

場所によっては、階段を作るところも出てきます。
雨が降って表面で水が流れるいくのをこのしがらみ柵が受け止めてくれます。落ち葉をたっぷり含んだしがらみ柵は水を捕まえゆっくりと土中に浸透してくれます。浸透しきれないものは流れていきますが、その先のしがらみ柵がその水を捕まえてくれます。
一気に尾根を目指すような直線的な道ではこの機能が不足してしまうので、横幅いっぱいにジグザグに道を通していくのが大切になってきます。

このしがらみ柵は保水性に優れています。
雨が降っていなくても保水が保たれるので、この水気が斜面の土に伝わって乾燥状態から湿潤状態の土に変わってきます。

 


こんな感じで、下から尾根まで道を通し下からと上からと広葉樹の範囲を広げていこうと進めております。

次回の活動は4月13、14日です。
気軽にお越しくださいね^^

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