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2019今シーズン最終のフライフィッシング

2019年のシーズン、最終日に南アルプスへフライフィッシングに行ってきました。
今回は、うちのスタッフの大場と二人です。
大場は、アウトドアの学校でびっしり鍛えてもらってから初の南アルプス&イワナです。自分で巻いたカディスを持って挑みます。
お盆にきた時は、人がたくさんいて中々厳しかったのを思い出します。また、この先週に僕らの師匠がここへきて、あたりが渋かったようで、今回もどうだか心配です。。。
始発の乗合タクシーに乗り込み、AM6時頃広河原山荘につきました。どうやら先行者は少なそうです。
テントを張って、ポイントへ向かいます。

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今日はどうかな?と一投目。
いきなり、ヒット!びっくり!こんなこともあるんですね!
しかも、良型です。引きもまあまあ。
幸先いい感じです。
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水も綺麗だし、景色も良く、最高です。
途中、プールで尺サイズがライズをしていたので、狙いを定めてキャスティング。良いところにフライが落ちた。尺イワナは、スルー。
僕は、フライを変えて、再度、キャスティング。
絶好のポイントに落とせました。尺イワナは、フライにパクっ。
僕は、それに合わせる。
しかし、合わせきれません。
ライズハンターとはなれず・・・まだ、ライズしている魚を狙って釣ったことがありません。
でも、フライを変えて色々試し、反応が出るのは楽しいですね。
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それでもまずまずの釣果で楽しめました。
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大場氏も釣れたようです。よかった。よかった。
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夜の部スタートです。
気温は13度まで下がり冷え込みますが、ビールで乾杯!
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つまみは、餃子にソーセージ。
この自然の中にテントを張って、つまみをバーナーでちょこっと料理してシェアして、お酒を飲んで、喋って、これがフライフィッシングの楽しみの一つですね。
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朝も冷え込みます。
各自、調理して、朝食を済ませます。僕は、ソーセージとパプリカとシメジを塩コショウで炒めてとろけるチーズをのっけてパンに包んでいただきます。
そして、ヤカンに水を入れ、バーナーで沸かし、それをドリップのインスタントコーヒーに注ぐ。
これだけで、幸せを感じるのです。
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午前中も目一杯釣りを楽しました。

フラフィッシングは、魚がいないところではできない。魚がいるところは水が綺麗なところ虫も豊富で自然豊かなところ。そこは奥山でしかもはやできないのではないでしょうか?
でも、そんな奥山でも砂防ダムや法面土木もあるし、どんどん自然がなくなってきてしまっています。
昔の人はきっと、自然を崇め、自然に寄り添い共に生きてきたと思います。それが、今日は、自然の力を恐れず、崇めず、力で抑え込めようとしています。原発事故でわかったように安全神話も崩れたのですから、今一度、自然に寄り添う暮らし方を考えるべきではないのでしょうか?
しかし、今では、リニアの問題があります。静岡県では、大井川の水を全て川に戻さないと着手させないとしていますが、それはもちろんであって、戻し方もまた重要だと思います。人工的にパイプやポンプだけで戻すのでは意味がありません。しっかりと自然の水の流れに倣って、水が流れる過程では空気も流れている訳ですから、また、水と空気の循環するところに生き物が息づく環境が生まれてきます。この自然のメカニズムに沿って環境を保全して欲しいものです。リニアを完全否定している訳ではありません。自然に不可を与えるならその分ケアが必要だと思います。
フライフィッシングができるところもなくなってしまいます(笑)
これは冗談として、でも、フライフィッシングは自然と一体にならないと魚は釣れません。
フライを自然の水の流れに合わせて流します。そのフライも魚がその時期に食しているものが効果的です。水の流れ、虫になって、魚の気持ちにならないと釣れません。
自然に寄り添うことが大切だと気づかせてくれます。
ナインスケッチでは、自然を師として学ぶ教材としてフライフィッシングを研修として続けていきたいと思います。

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また、来年。