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土砂崩れ復旧作業後の様子〜草が生えてきた!〜

2024.04.11 |

2022年9月に発生した台風15号で、静岡県内では大小の土砂崩れや洪水などの災害に見舞われました。
僕らが普段活動している牧之原市のmoritoumiのフィールドでも土砂崩れが起こり、復旧作業を当時行いました。
その様子は下記ブログサイトをご覧ください。
https://www.9sketch.com/archives/4478

https://www.9sketch.com/archives/4517

その後どうなったかというと、約1年後写真のように剥き出しになっていた土に草が生えてきました。

写真を見比べると、明らかにわかると思います。
上部の岩盤部分にも苔むしてきたのがわかると思います。
植物の生態系が育まれ、土を根で支え安定しながらも呼吸できる大地ができてきました。

どんな作業をしたかは、以前のブログを参照して頂きたいですが、簡単にいうと、丸太を蛇行するように据え、その山側には枝など有機物をしがらむように組み入れています。
要は、水が表面で走りすぎずに、丸太で水を受け止め土中へ浸透させていく、浸透しきれないものはオーバーフローして横に流れていくけど、次の丸太がその水を受け止めてくれる。
という感じにしています。
水が浸透すれば空気も浸透していきます。空気が循環するところに生き物たちが育む環境が生まれてきます。
離れていた土壌生物や植物自身も空気を求めて根を伸ばしていきます。
その張りめぐらされた根が土をしっかりと捕まえ崩れない地盤を作ってくれます。尚且つ、根を媒体として空気が更に循環するという、プラスの連鎖が働きます。

現場の土木は、力で自然を抑えつけようとする技術です。それは、自然を傷めつけることになりかねません。逆に植物や生き物など自然の生態系に応援してもらうような開発が必要だと思います。
我々、人間は自然からたくさんのサービス(気候調節、洪水防止、病気の制御、水質浄化など)を受けています。
健康的な生態系があってこそ恩恵が受けれます。

自然の力と対立するような形で開発するのでは、その結果として様々な問題が起こってきます。
自然の循環を理解し、それを尊重しながら、持続可能な開発を進めることが求められます。次世代のために、自然と調和した暮らしを築くための学びと行動が重要だと思います。
人と自然が共存できる開発をこれからも追求し、持続可能な未来を築いていきたいと思います!