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大手住宅メーカーのエクステリア会社での講義

2013.07.05 |

IMG_0024縁合って声を掛けて頂き、大手住宅メーカーのエクステリア会社で講義をしてきました。この会社は住宅メーカーの外構や庭だけでなく、独自でエクステリアショップなども展開し静岡県だけでなく全国的にもそのショップは名が知れています。まだまだ未熟者な私がこんな会社に講義なんてしてもいいものなのかと思い悩みましたが、今までの仕事の見直しとこれからの仕事への思いを再確認できる良い機会だと思い、話しをさせて頂きました。IMG_002730名近くいる同業者、そして同世代の方も多く最初は緊張しました。今回は「緑の力を活かした住環境の設計」というテーマで雑木の庭が作ってくれる豊かな住空間についてと、過去の施工例をスライドで説明させて頂きました。

雑木の庭は、夏の暑い時期には、木陰をつくってくれます。冬は、葉っぱを落とし暖かい日射しを庭や室内へと射し込みます。夏の木陰でできた涼しい空気は、日向の空気と温度差が生じ風が生まれます。その涼しい風が室内へと送り込んでくれるのです。自然の木々の力をもっと住まいに活かせば心が安らぎ、心豊かな生活が送れると思うのです。高田造園さんの教えにそって、雑木の庭つくりのポイントをスケッチを見せながら説明させて頂きました。
_22一つは、家際に植栽すること。1階だけでなく2階の窓の位置も意識しながら、2階にいても緑が感じられるような配置にすること。夏の南中時の太陽は78°にもなります。6mの高木を植えても1m程度の木陰しかできないのです。室内に木陰を落とし込むには家から離して植えては効果がないのです。また、近いところで風に揺られる葉音が聞こえ、鳥がくれば鳥のさえずりも聞こえてきます。
_24二つ目は、木々を1本でなくまとめて密植して植えること。
自然の森は1本で植えてあるところはありません。1本で植えると直射日光や地面の照り返しによって幹が暖められます。幹が暖まり乾燥すると枯れやすくなります。そのために幹を守ろうと樹木は枝葉を広げようとしてきます。広がると枝葉は人間の生活領域に入り邪魔になり剪定しようとします。そうするとどんどん見た目は崩れ管理も大変になってきてしまいます。

だから、自然の森の用に樹木を密植して植え付けます。お互いが木陰を作りお互いが幹を守ってくれる。そうするとゆっくりと成長もし管理も楽な環境がつくれると思います。

その他に樹種の組み合わせや屋敷林を例に挙げ話しをさせて頂きました。

最後に話しをさせて頂いたことは、心地よいと感じるのは自然の中に溢れていて建物の中より外にあると思います。心地よく、快適で過ごしやすい生活を与えてくれる緑を僕たちは提案することが出来る。エクステリアプランナーとして住まいを外から考えていきたいですね。建物の配置を少し振ることで三角のスペースができるのでそこに植栽を計画する。間取りや開口部も雑木の庭でできた冷気を室内に取り込みやすいように計画する。庭や外構計画側から建物を設計するのも有りだと思います。

高気密、高断熱の家が本当に快適な住まいなのか・・・。緑を通じて光や影、音や風を感じ、生き物の鳴き声や鳥のさえずりを聞き、心を豊にする。時には、樹木の剪定をしたり落ち葉はきをする。それが生きていくということであって自然なこと。そういう行為がなくなるから人間らしさも失っていくのではないでしょうか?!

家が建つと木々がなくなるのではなくてこれからは、家が建つと緑が増えてくる。どんどん街が潤おうような住まいつくり、街つくりを目指していきたいですね。という話しをさせて頂きました。ちょっと偉そうでしたね。。。

こういう機会を与えてくれた関係者の方々には感謝します。ありがとうございました。