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映画『杜人』 〜環境再生医 矢野智徳の挑戦〜 浜松でもやっと上映

待ちに待った矢野さんの映画『杜人』が浜松シネマイーラでも上映になりました。

思い返せば矢野さんと出会ったのが2014年。
千葉の高田造園設計事務所さんのフィールドでの大地の再生講座が初めてでした。
高田さんから、面白い視点の人がいるから参加した方がいいよ。と誘われ、当時、僕は高田さんのストーカーのように高田さんが何か講座やワークショップを開催するときは二つ返事ですぐさま答えていました。
矢野さんの土の中にも地上と同じように空気と水が対流する気象の環境がある。空気が滞ることによって木は傷み、大地も傷み、災害にもつながっているという初めて聞くフレーズに衝撃を受けました。
それと、同時に僕は、これはとても大切なことかもしれない。もっと知りたい。そして、この視点をもっと周りの人に広めていかなければならないんじゃないか?!という気持ちになりました。
それからは、矢野さんの大地の再生講座に行けるところは行き、自らも天竜のきこりの前田さんのところで大地の再生講座を主催させていただきました。
矢野さんと全国の仲間と一緒に一般社団法人のメンバーにも入れていただき、自分でも大地の再生の視点を広めていこうと活動していたのですが、中々、伝わらないのが現状でした。
大地の再生作業をさせていただいても続かなかったり、まー自分でもやりきれていないところもあったのですが、ちょっと考えれば当たり前のことで理解できるはずなんだけどなーともどかしい状態でした。
その中でもやっと少しずつ地元では理解してくれる仲間もでき、2021年には『くわひとつ』任意団体を立ち上げ、今では定期的に大地の再生講座を開催させていただいているところです。
そして、待ちに待った矢野さんのドキュメンタリー映画『杜人』が仕上がりこれで遠州地域も大地の再生視点が広められる。
そんな期待をしていたのですが、映画監督の前田せつこさんから浜松シネマイーラで上映断られちゃった・・・。と相談をもらい。
「えっ!そうなんですか?!支配人に繋がりがありそうな人をあたってみます。」と言ったのがことの始まりで、すぐに色んなたくさんの人に繋がり「いーら杜人」実行委員会までできちゃって、上映もできることが決まりました。
委員会のメンバーの方は大地の再生のことは初めて知る方もいたのですが、映画の予告編やダイジェスト版をみていただいてすぐに賛同してくれ、機動力もすごく、浜松シネマイーラさんと満席にしようと盛り上がったのを思い出します。
キックオフイベントを開催し、新聞にも取り上げてもらい、ラジオにも出演させてもいただくなど、メディアへの告知も段取りしてもらい、ホント皆さんに助けてもらいました。
7月15日が上映1日目、17、18日が前田監督の舞台挨拶。
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この二日間、なんと、満席になりました!
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僕もありがたく舞台に上げさせていただきました。2日間も。感謝。
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さて、浜松シネマイーラさんでの上映は1週間で21日には終わりになりますが、ここから、映画が生み出してきた渦の勢いを繋いでいけたらと思います。
矢野さんと前田監督を招いても自主上映会も企画していきたいと思っておりますが、まずは、いつものフィールド牧之原市のmori to umiさんの里山で大地の再生講座を定期的に開催させていただき、
ここで、基本的な視点から、

大地も山自身も生きている。呼吸しているということから伝え、大地には、人と同じように水と空気を通す水脈という大地の血管が張り巡らされいるということを理解してもらうことからできればと思います。
そして、今は、大地が呼吸不全を起こしている。
大地の血管がコンクリートやアスファルトなどの人の開発によって遮断されたり圧迫されたりして、循環できない状態、酸欠状態になってしまっている。
木々もそれによって呼吸できなく苦しんでいる。
土砂崩れもあれは、大地が呼吸できなくて苦しんでいるからもう一度土を崩して呼吸できるように安定しようとしていること。人から見れば災害でマイナスなことかもしれない。でも、自然から見れば当たり前のこと。生きているものが呼吸しようとするのは普通のこと。あれは、大地の深呼吸であること。
自分の体に当てはめて考えてみれば、よくわかりますよね。
体中の血管にコンクリートなど常に重たいものが載っかっている状態であれば、苦しくてしょうがない。もがきたい。普通の現象。

だから、僕は、講座の改善作業を参加者の皆さんと一緒になり、大地の呼吸を取り戻せば、木々も元気になり、自然環境が良くなる。災害も防げるということを伝えていければと思います。

今の社会は数字や計算や理論で証明しないと中々動かせることができない時代。
でも、もっと大切なのは、人の感覚、五感。
五感を頼りに、無言の自然の世界と対話し、感覚的に作業する。
それを感覚的に測定して、自然環境が良くなったよね。と証明してみせたい。
数字だけで進めてしまうと、無駄な作業も増えてしまう。大切なのはそこの自然環境をしっかり読み解いてそこの環境に合わせて作業をすることだと思う。
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そして、結の大切さを。
今回も素敵な仲間と一緒に映画を盛り上げることができました。

自然環境は、大地と生物と気象の環境がそれぞれ複雑にしがらんで成り立っている。どれひとつ欠かすことができない。
今回は自然のスクラムのように実行員のメンバーとできた。
1人ではできなかった。それぞれができること。得意なことをやり、みんなでスクラムを組みながら、映画館を満席に埋めました。
素敵なメンバーとの出会いに感謝!
ここからですね。この波動、風を繋いでいけたらと思います。

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