大地の再生講座

土砂崩れの応急処置、牧之原市大地の再生講座  

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先日、定期的に開催している牧之原市 mori to umiさんのフィールドで大地の再生講座を開催しました。
数えればもう11回目。でも今回は、今までと違ってちょっと特別な回となりました。
それは、台風15号で各地で土砂崩れや洪水の被害を受けたあとであり、ここのフィールドも数カ所土砂崩れが起こってしまいました。
それを踏まえて、なぜ土砂崩れが起こったのか、起こったらどう処理していけばいいのか?!今回は、それがテーマとなりました。

前回のブログもご覧ください。なんで、土砂崩れが起こったのか、書いてみました。

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これら土砂崩れの原因は、簡単に言えば、抜きの機能が弱まってしまったからだと思います。
言い換えれば、本来水と空気が抜けないといけないところが滞ってしまったから、詰まってしまったからだと思います。
この山で言えば、ため池部分です。
マーカー敷地周辺図
この山のため池は、谷筋の終点がため池になります。
また、このため池から更に下に水路が流れています。
水路には開渠としてはつながってはなく、地下水脈を通じてこの水路に流れ出るところは目で確認でます。
昔は、このため池の水を水路を通じて下の田んぼに利用されていたようです。
今では、その田んぼはグラウンドと建物が建ってしまっています。
要は、そもそも、水路への排水機能が弱いのと、田んぼは無くなってしまったので、水と空気の抜けの機能が弱くなっていました。

今までの大地の再生講座でその水路では、溜まっていた泥あくを掻き出したり、ため池の外周を溝掘りして水と空気を動かして、下への浸透力を増すメンテナンスを行なってきました。また、ため池からのオーバーフローも2本通していました。
しかし、結果、それでも土砂崩れが起こってしまった。

それは、なぜだろう・・・。抜きの機能がオーバーフロー2本だけでは足らなかったのか?!

そんな目で現場を観察していたら、やっぱりそうでした。

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ため池からオーバフローして泥が溢れ出ているところがありました。
水と空気が抜けきれずに滞っていたのです。
留めすぎて、泥水が溢れ出たのだと思います。

昔は、田んぼの利用もあり、水を吐かすところがあったからよかったのだと思います。
その田んぼも埋めてしまい、ため池だけが残されてしまった。
ため池に溜まりに溜まった水は溜めきれずに 泥と一緒に溢れ出ていました。そして、谷筋に水がどんどん溜まっていく。
斜面にも水が溜まり、斜面は、水をたっぷりと含み飽和状態になり、耐えきれなく崩れたのかなと予測できます。

今回の土砂崩れは、一時的な降水量としては観測観測史上最もな降水量だったと思いますが、それだけではなく、人の開発と複雑に絡み合った天災だったと思います。人の開発は、経済的にも暮らしにも欠かせないものだと思います。それを単に否定しているわけではありません。
ただ。人の開発によって自然を傷めつけるならその分、人が自然環境をケアし、メンテナンスする必要があるのだと、今回を通して改めて感じました。

今回の土砂崩れの応急処置として作業することは、まずは、その詰まりを抜いてあげること。
下の排水路に流れ溜まった泥あくを掻き出し、崩れてしまった法面を、空気と水が抜けながらも安定できるように有機物を使って土留めをすること。
空気と水が抜けるということがポイントだと思います。
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そして、ため池から排水路へのオーバーフローの脈をもう1本追加しておくこと。
いざという時のためと、谷筋から集まる空気が抜けやすくなるので、水循環もよくなると思います。
空気が抜ければ水も抜ける。
灯油をタンクに移す時に使う、赤いシュポシュポ、あれは、空気が動くことで液体が動きますよね。
空気と水は一体に動いているので、水を動かしたいなら空気を動かすことが大切だと思います。

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深い脈ができたとこは、人も通るので、丸太で橋をかけました。
人のためには、脈がない方が歩きやすいです。しかし、人優先ではなく、自然の機能を優先してあげることが大切だと思います。

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谷筋の元々あった小さな脈も泥で埋まってしまいました。
ここを、みんなで脈を掘りため池まで繋いでいきます。

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実際崩れた場所に着いた頃にはもう時間はありませんでした。
時間がない中でできることをやっていきます。

土砂崩れは、山が呼吸不全を起こして、呼吸しやすいようにもう一度安定した地形を作り直すのが土砂崩れだと思います。
人から見ればマイナスの出来事。しかし、自然環境からみればプラスの働きではないでしょうか。
流れてきた木と石と土を絶妙に組み合わせて置いていきます。それが、空気も水も通りながらも安定している地形を作っています。
だから、これらを全て撤去してしまうのは勿体無いというか、御法度ではないかなと思います。
自然が置いていったものを基本に脈上に空気と水の流れを邪魔してそうなものだけをチェーンソーなどで撤去してあげます。
このままだと雨が降ればもう一度表層の土を流していきそうなところを丸太と杭を即席作って土留めをします。
この時も、やはり、空気と水の流れを意識します。丸太の向きを互い違いに水が蛇行するように組んでいきます。
水が表層で走ることのないようにしっかりと浸透するように仕立てていきます。そうすれば、水だけでな空気も浸透し、生き物が生き継ぐ土壌環境へと変わっていきます。すると、微生物から菌糸、小動物など生き物がよってきて、されに空気が通りやすく、眠っていた種子なども発芽し根が張り地形が安定してきます。
人ちょっと、プラスの働きに舵をとってあげればきっとあとは自然が勝手に再生してくれる。
それだけでいいと思います。

土砂崩れの応急処置としてやってはいけないのは、土嚢袋などで、全て土を留めてしまうことだと思います。
水と空気を止めてしまえばまた崩れる力が働きます。
土嚢を使うなら、ずらして置いて水と空気が抜ける道を作ってあげるなどした方がいいのかなと思います。
溝を掘ったり、穴を掘ったり、より水と空気の抜け道を作ってあげることが応急処置として大切なことかなと思います。

この、土の中でも空気と水の対流している気象環境があるということをたくさんの人にも知ってもらえたらと思います。
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杜人(もりびと)〜環境再生医 矢野智徳の挑戦
この映画を見てもらいたいです。

11月19日(土)菊川市の小菊荘で自主上映会を開催いたします。
そのあと、簡単なフィールドワークも開催します。

ぜひ、お越しください。
申し込みは、こちらからよろしくお願い致します。

 

大地の再生の活動がとうとう明治神宮まで届きました。

〜明治神宮での大地の再生講座〜 
大地の再生活動がとうとう明治神宮まで届きました。

ガールズスカウト小学生から高校生まで100名を越える子供たちを対象に環境学習の話が来て矢野さんのお手伝いに行ってきました。
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明治神宮は聖域
明治神宮は創設以来ずっと本多静六さんの言葉
『森(杜)は人が侵すべからず、触るべからず』
という伝統が続いていて、森は人の手を入れることができない状態です。
この言葉だけが残ってしまい、森は深刻な状態でありました。
きっと100年前の環境ならそれでよかったのかもしれません。
100年前からだと今現在の環境状態は予測できなかったのかもしれませんね。
自然は、自ら再生していく力はあると思います。植生も遷移していき自ずとその環境に合わせて変化していくものだと思います。

当時の写真が明治神宮HPより抜粋致します。
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当時、全国から10万本の献木が運ばれ、11万もの人が奉仕作業に汗を流していたそうです。

しかし、今の状態は、ナラ枯れがひどく進み、枝は枯れ、倒木も多く見受けられます。
人の開発によっての悪い影響が出てしまっています。
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これが、明治神宮だけでなく皇居にも及んでいると言います。
https://mainichi.jp/articles/20221014/k00/00m/040/105000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20221015

それに対してカシナガトラップとカシナガホイホイを使用して対策をとっています。無農薬で他の生き物たちには影響がない。とありますが、根本的な解決には至らないのではないかな。
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参道は人の踏圧によって締め付けられ、排水路は泥アクで詰まり、本来、川があっただろう水脈は泥で埋まりもはや溝もわからない状態。
溜池は泥水になり、底も泥が溜まり池底が嵩上げされてる状態です。
大地の血管である水脈が詰まりにつまり、土中は酸欠状態。呼吸ができなくて木々は苦しんでいる。根も伸ばすこともできず、しっかりと空気や水、ミネラルも摂取できない。木肌はカサカサの乾燥肌、そこにこことぞばかりに虫は寄ってくる。免疫力が落ちた木にはもはや抵抗する力は残っていません。健康な木なら自分で脂を出して対抗できるはず。
わかっていても何も手を出せないのが心苦しいです。

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泥アクが流れてしまっています。
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枯れてしまって、倒木しているのが多くみられます。
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低潅木は藪化状態のところもあります。

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しかし、モグラが土中を改善してくれるところも見受けられました。
子供たちには、このモグラの穴が何を物語っているのか話をさせてもらいました。
モグラは生きていく中で、土中に穴を掘り空気を通してくれている。
モグラだけでなく、アリやセミやミミズやイノシシなど小さな虫から小動物など生き物が空気の循環を整えてくれ、通気の良い土を作り植物の根も健全に伸ばすお手伝いをしています。
人だけがちょっと違った自然との付き合い方になってしまっています。
でも、今のこのマイナスの連鎖を人が少し穴を掘ったり、溝を掘ったりして水と空気が動きやすいようにしてあげれば、プラスの方向に転換していきあとは、虫や動物や植物が手を組み良い方向へと変わってくれるはずです。
そんな話を子供たちにもさせて頂きました。
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今回は、参拝の一環として矢野さんによって解説してもらいながら散策をしましたが、聖域のため移植ゴテの手作業のデモンストレーションも叶いませんでした。
100名を超えるちょっとした移植ゴテでの表層の改善だけでもできていたらまた違っていただろうと思います。

少し、残念に思いますが、最後に子供たちらの感想を聞き、すごく関心を持ってくれたのがわかり、嬉しく思いました。
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矢野さんの顔も嬉しそう!

これから大地の再生の視点が次世代に繋がっていくと思います。

2022-11-01 | Taged in | Posted in ブログNo Comments » 

 

台風15号被害状況報告〜静岡県牧之原市大地の再生講座のフィールド〜

台風15号の影響で静岡県一帯では、9月23日の夜から24日の朝方にかけて猛烈な雨が降りましたね。
それによって、土砂災害、川の氾濫、浸水など、各地で様々な被害に覆われたことになりました。
被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。
僕自身は幸いにも家、家族共に問題はありませんでした。いつも通り仕事に向かったのですが、事務所へ行く道中、冠水によってまだ通行止めのところがあったり、友人のSNSの投稿を見ていると、結構、酷かったんだなと遅ればせながら感じました。
というのも、事前の天気予報を見ていても台風って言っても今回はそんなにひどくなさそうかな?と予報を鵜呑みにしていたところもあったからですね。
しかし、ニュースを見ると線状降水帯が発生し、わずか半日で平年の9月1か月分を超える記録的な大雨とのことでした。

24日の日中、くわひとつのメンバーでもある鈴木さんからメッセージをもらい、定期的に開催している大地の再生講座でのフィールドが土砂崩れを起こした。とのこと。
その報告を受けて夕方伺ってきました。

道中、付近の川も氾濫した様子が見受けられました。
橋の手すり部分に流木が引っかかり、水が行き場を失い、溢れ、水圧に押され、コンクリート舗装が剥がれたようです。
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こういったケースは結構、多かったのではないかと思います。
これがまた2次被害を引き起こすのだと思います。
本来水が抜ける川がここで詰まることによって、山の谷筋にもずっと水が抜けずに溜まり出してきます。山の斜面の土はたっぷりと水を含み飽和状態になってきます。そして、何かの拍子で飽和状態になった土が丸ごと滑るように落ちてくるのではないかと思われます。

そんなことを思いながら、mori to miの山につきました。
鈴木ご夫妻に案内してもらい、まずは、ため池の様子を拝見。
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普段、この位は溜まることは、あるそうだが、いつもと水の濁りが違うと言います。
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オーバーフローのために掘っていた脈にも水がたくさんきた模様です。
深くえぐっていた様子が伺えます。

ため池の奥の谷筋に進んでいきます。
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泥あくが流れ込んだのがわかります。

さらに奥へと進むと

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土砂崩れの現場です。

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見ると、腐植層の下の基の岩盤層が現れています。ここで滑った模様。
シイの木の根の張りが弱く、深くまで根が伸びれてなかったのでしょう。
ただ、これも、その下の谷筋が詰まっていたからだと思います。
谷筋で本来は水と空気が抜けて循環していくはず、しかし、詰まっていたから一番水と空気が抜けやすいシイの木の根っこ部分から水と空気が抜けたのでしょう。あれだけの水量ですから、谷筋から水が溜まり斜面まで腐植層いっぱいに水が溜まり飽和状態になり根っこ部分から水が勢いよく抜けそれと同時にその下の斜面の土を崩していったことが予測されます。
行きの道中に見た川の氾濫で感じていたことです。

残されたシイの木の枝葉を見てみると、枝先は垂れ下がり不安定な様子。
いずれこの枝も折れるかなという印象。
そう、それだけ、土中の環境もよくなかったのです。
昔は、枝葉を広げていた分、根っこも同じように伸びていたと思います。
でも、土の中は通気不全になり、根は衰退し、それによって枝葉も小さくなろうとしていたのだと思います。
この無言の訴えに気づいてあげれなかったのが悔やまれます。

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もう一度ため池部分に戻ります。
オーバーフロー、空気の通り道のために2経路脈を掘っていました。
でも、それ以外のところからも泥が溜まり水が溢れた様子が見受けられました。
これも原因の一つかな?と思います。
ため池で留めすぎてしまったのか?!それが波動のように谷筋の奥地へ伝わり、土砂を崩したのかと。
もう少し、抜きの機能があれば、崩壊は防げたのか?とも思われます。
次回、ここにもう一本脈を通すことにします。
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気象庁の潮見表を見てみると、
26日が新月なのでちょうど24日から大潮に入る日、24日の満潮は朝方4時11分。
雨が集中していた時間帯が大潮の満潮に向かう時間帯。つまり、海から陸へ潮が満ちてきて、出口を塞ぎやすい時間帯。
いろんなことが複雑に絡み合って起こった天災だと思われます。

他の谷筋も見ていきます。
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今まで、多少なりとも凸凹があった地形は泥で埋め尽くされ平坦となってしまいました。
鈴木夫妻は、「なんか違う山に入っているみたい」と言われていました。
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今回、数カ所、そこまでは大きくない土砂崩れが見られました。

これを、記録的な豪雨だから仕方ない。
と一言で済ませていいのだろうか?!
健康的な山の状態だったとしても結果は一緒なのか?
決してそうではないと思います。
木々の張り、ツヤ、根の状態、土の状態、風通し、空気感など感じるものはやっぱりちょっとおかしい。
一見心地よい山だと感じれれるが、本当はもっともっと心地よい山だったはず。もっと健康的な山だったはず。
では、なんでこうなってしまったのか?
山が呼吸できなくなってしまった。呼吸不全になっている。
そこが一番の原因だと思います。
では、それは何が根本的原因なのか?
人によっての開発が主だっているのではないか。
コンクリートやアスファルトで空気と水が循環する脈を遮断し、山は酸欠状態になってしまっている。
大地の血管である空気と水を通す水脈をコンクリートやアスファルトで抑えてしまっているのです。
自分の体に当てはめて考えてみるとイメージしやすいです。
自分の体中に重たいコンクリートが常に乗っかっていたらどうでしょう?血管を圧迫していたらどうでしょう?
苦しいですよね?病気になりますよね?
もがきたくなりますよね?
大地も一緒です。
呼吸できなくて苦しいからもがいているのです。もがいて、土砂を崩して、もう一度呼吸できるように安定しようとしているのです。
人から見れば、土砂崩れという災害ですが、
自然から見れば山が大きく深呼吸しているようなもの。マイナスではなくプラスの現象になると思います。

そして、今回、感じたのは、
大地は、やっぱり脈で繋がっているといこと。
間違いないですね。
脈のつまり、遮断が問題を引き起こしていますね。

と言っても、コンクリートなどを決して否定している訳ではなく、ただ、大地も呼吸できるようなケアをして共存できるようにしていくべきだと思うのです。

10月9日ここの山で大地の再生講座を開催します。
こんなお話をしながら、改善作業をできればと思っています。

流れてきた、幹や枝、石は絶妙にしがらみ、空気と水を通しながら安定しています。
土砂崩れで邪魔だからと言って安易に全てを片付けてしまうより、自然の水が置いていった木や石を頼りに脈沿いを開くように土をちょっとあげてあげ、更に崩れそうなところを、その自然の組み方に習って、土留をする。
あとは、ため池の出口をもう少し増やしてあげようと思います。

講座の方も気軽に参加くださいませ。
結の作業も感動しますよ!
お待ちしてます!

 

映画『杜人』 〜環境再生医 矢野智徳の挑戦〜 浜松でもやっと上映

待ちに待った矢野さんの映画『杜人』が浜松シネマイーラでも上映になりました。

思い返せば矢野さんと出会ったのが2014年。
千葉の高田造園設計事務所さんのフィールドでの大地の再生講座が初めてでした。
高田さんから、面白い視点の人がいるから参加した方がいいよ。と誘われ、当時、僕は高田さんのストーカーのように高田さんが何か講座やワークショップを開催するときは二つ返事ですぐさま答えていました。
矢野さんの土の中にも地上と同じように空気と水が対流する気象の環境がある。空気が滞ることによって木は傷み、大地も傷み、災害にもつながっているという初めて聞くフレーズに衝撃を受けました。
それと、同時に僕は、これはとても大切なことかもしれない。もっと知りたい。そして、この視点をもっと周りの人に広めていかなければならないんじゃないか?!という気持ちになりました。
それからは、矢野さんの大地の再生講座に行けるところは行き、自らも天竜のきこりの前田さんのところで大地の再生講座を主催させていただきました。
矢野さんと全国の仲間と一緒に一般社団法人のメンバーにも入れていただき、自分でも大地の再生の視点を広めていこうと活動していたのですが、中々、伝わらないのが現状でした。
大地の再生作業をさせていただいても続かなかったり、まー自分でもやりきれていないところもあったのですが、ちょっと考えれば当たり前のことで理解できるはずなんだけどなーともどかしい状態でした。
その中でもやっと少しずつ地元では理解してくれる仲間もでき、2021年には『くわひとつ』任意団体を立ち上げ、今では定期的に大地の再生講座を開催させていただいているところです。
そして、待ちに待った矢野さんのドキュメンタリー映画『杜人』が仕上がりこれで遠州地域も大地の再生視点が広められる。
そんな期待をしていたのですが、映画監督の前田せつこさんから浜松シネマイーラで上映断られちゃった・・・。と相談をもらい。
「えっ!そうなんですか?!支配人に繋がりがありそうな人をあたってみます。」と言ったのがことの始まりで、すぐに色んなたくさんの人に繋がり「いーら杜人」実行委員会までできちゃって、上映もできることが決まりました。
委員会のメンバーの方は大地の再生のことは初めて知る方もいたのですが、映画の予告編やダイジェスト版をみていただいてすぐに賛同してくれ、機動力もすごく、浜松シネマイーラさんと満席にしようと盛り上がったのを思い出します。
キックオフイベントを開催し、新聞にも取り上げてもらい、ラジオにも出演させてもいただくなど、メディアへの告知も段取りしてもらい、ホント皆さんに助けてもらいました。
7月15日が上映1日目、17、18日が前田監督の舞台挨拶。
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この二日間、なんと、満席になりました!
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僕もありがたく舞台に上げさせていただきました。2日間も。感謝。
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さて、浜松シネマイーラさんでの上映は1週間で21日には終わりになりますが、ここから、映画が生み出してきた渦の勢いを繋いでいけたらと思います。
矢野さんと前田監督を招いても自主上映会も企画していきたいと思っておりますが、まずは、いつものフィールド牧之原市のmori to umiさんの里山で大地の再生講座を定期的に開催させていただき、
ここで、基本的な視点から、

大地も山自身も生きている。呼吸しているということから伝え、大地には、人と同じように水と空気を通す水脈という大地の血管が張り巡らされいるということを理解してもらうことからできればと思います。
そして、今は、大地が呼吸不全を起こしている。
大地の血管がコンクリートやアスファルトなどの人の開発によって遮断されたり圧迫されたりして、循環できない状態、酸欠状態になってしまっている。
木々もそれによって呼吸できなく苦しんでいる。
土砂崩れもあれは、大地が呼吸できなくて苦しんでいるからもう一度土を崩して呼吸できるように安定しようとしていること。人から見れば災害でマイナスなことかもしれない。でも、自然から見れば当たり前のこと。生きているものが呼吸しようとするのは普通のこと。あれは、大地の深呼吸であること。
自分の体に当てはめて考えてみれば、よくわかりますよね。
体中の血管にコンクリートなど常に重たいものが載っかっている状態であれば、苦しくてしょうがない。もがきたい。普通の現象。

だから、僕は、講座の改善作業を参加者の皆さんと一緒になり、大地の呼吸を取り戻せば、木々も元気になり、自然環境が良くなる。災害も防げるということを伝えていければと思います。

今の社会は数字や計算や理論で証明しないと中々動かせることができない時代。
でも、もっと大切なのは、人の感覚、五感。
五感を頼りに、無言の自然の世界と対話し、感覚的に作業する。
それを感覚的に測定して、自然環境が良くなったよね。と証明してみせたい。
数字だけで進めてしまうと、無駄な作業も増えてしまう。大切なのはそこの自然環境をしっかり読み解いてそこの環境に合わせて作業をすることだと思う。
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そして、結の大切さを。
今回も素敵な仲間と一緒に映画を盛り上げることができました。

自然環境は、大地と生物と気象の環境がそれぞれ複雑にしがらんで成り立っている。どれひとつ欠かすことができない。
今回は自然のスクラムのように実行員のメンバーとできた。
1人ではできなかった。それぞれができること。得意なことをやり、みんなでスクラムを組みながら、映画館を満席に埋めました。
素敵なメンバーとの出会いに感謝!
ここからですね。この波動、風を繋いでいけたらと思います。

2022-07-19 | Taged in | Posted in ブログNo Comments » 

 

雑木の庭メンテナンス講座開催のお知らせ5月1日(日)

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昨年12月に雑木の庭づくり講座を開催しました。
皆さんのおかげで、木々は新緑を芽吹かせ健やかに生育しており、日々の変化に心癒されております。
この自然の恩恵を受け続けるためにはメンテナンスが欠かせません。
庭のメンテナンスは枝葉を切るだけではありません。
敷地形状を読み取り、土のメンテナンスが最も大切になってきます。
大地に空気と水を通す土壌通気浸透水脈改善を基本としたメンテナンスを基本として人と木々が共存できるように庭を成長させていくように手を入れていきます。
大地に空気と水の循環を整えてあげれば、木々の伸びも緩やかになり、病害虫も付きにくくなります。
皆さんのお庭のメンテナンスのヒントになれば幸いです。
お気軽に参加くださいませ。
【講師】
田中俊光
・株式会社ナインスケッチ代表
・地域団体「くわひとつ」代表
【⽇時】
2022年5⽉1⽇(⽇)
8:30〜受付開始
9:00〜講座開始
16:00 頃には終了
【会場&集合場所】
静岡県菊川市牛渕
※詳しい場所はお申し込み後にお伝えいたします。
【スケジュール】
※基本的には⾬天決⾏の予定です。
※受付時の体温チェックにご協力ください。
8:30〜現地受付開始
9:00〜⾃⼰紹介
9:30〜講座開始、⼿作業での改善⼯事。途中休憩、昼⾷休憩あり。
16:00頃終了、解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【参加費、その他費⽤】
おとな 3,000円
高校生以下 無料
専門学校生&大学生 500円
※昼食・保険代込。当日現地にてお支払いください。
【持ち物・服装】
動きやすく、汚れてもよい服装
移植ゴテ、スコップ、ツルハシ、ミツグワ、ノコ鎌など準備可能な道具をご持参ください。(道具、お貸しできるのもあります。)
作業⼿袋
⻑靴
⾬合⽻
タオル
帽⼦
⽔筒など飲み物
筆記⽤具
【ご注意事項とお願い】
・お子様を同伴される場合、お子様の安全管理は各自で責任を持ってお願いします。
・汚れてもいい、動きやすい服装でお越しください。着替えがあると安心です。
・荒天の場合は中止させていただきます。天候による開催可否の決定に関しては、前日までにご連絡させていただきます。
・参加申込後、お客様のご都合によるキャンセルは必ずご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
【新型コロナウィルス感染防止についてのお願い】
・当日は体温を計測いただき、受付にて体温を申告いただくようお願いします。
・当日の体調が悪いようであればキャンセルを受付します。キャンセル料はいただきませんので、決して無理に参加されることはお避け下さい。
・受付にて、手指消毒液を設置しております。
・自然の中ですが基本的には、マスク着用などの配慮をお願いします。
・当講座は新型コロナウィルスの影響により、開催中止となる場合がございます。その際にはご連絡します。
【お申し込み方法】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはお電話をお願い致します。
Facebookで繋がりのある方はメッセンジャーでも受付します。
なお、講座参加⼈数を定員15名程度としております。
ご興味ある⽅はお早めにお申し込みください。
また、お⼦様も参加可能です。(お子様の参加費は無料)
①お名前(代表者と参加者全て)
②電話番号
③メールアドレス
④お住まい(都道府県と市町村のみでも結構です。)
【申込み先】
くわひとつ
メール:kuwahitotsu@gmail.com
電話:053-435-1235(株式会社ナインスケッチ)
【主催】くわひとつ
【協力】株式会社ナインスケッチ

2022-04-21 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

ゆの里、重岡社長と巡る「森moriと海umiを繋ぐ道」 ~ 静岡遠州、塩の道、お水の講座 ~

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ゆの里、重岡社長と巡る「森moriと海umiを繋ぐ道」
~ 静岡遠州、塩の道、お水の講座 ~
立夏の後、静岡はちょうど八十八夜を超えて、新茶摘み真っ盛り。
若葉が光り、新茶が香る街道を、海から山へと進みます。
出発は、静岡遠州、最南端の御前崎の岬。目的地は、南アルプスの南端、遠州最北の地、水窪町。
主催:くわひとつ
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●開催:5月7日(土)、8日(日)、9日(月)
※9日および、お話会以外は、関係者、招待者のみのプログラムとなります。
・問い合わせ
主催:くわひとつ(フェイスブックページにて告知、公募)
こころ現代民家研究所(株)山下:0537-28-7040・メール:kokoro@minken.jp
(株)ナインスケッチ 田中:tel:0534351235 ・ mail:contact@9sketch.com
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■5月7日(土)午後 ※一般参加、お話会(会場定員60名程度、ZOOMリアル配信あり)
大地の再生inゆの里 報告会「表層5センチのキセキ」(菊川赤レンガ)
・第1部:くわひとつ 田中俊光 ・第2部:ゆの里 重岡昌吾
◎参加費:¥3500/1講座/大人(各サイト等で告知、Peatixチケット販売、大地の再生に告知
(ZOOM参加 \3,500 大学生\1,000 高校生以下 \500 ※ZOOMの後日配信はありません)
◎お話会:15時~18時30(受付開始:14時30
・会場:菊川赤レンガ倉庫:静岡県菊川市堀之内1425(JR菊川駅より徒歩4分)
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■5月8日(日)午前 ※一般参加、お話会(会場定員40名程度、ZOOMリアル配信あり)
ゆの里 重岡社長の「森と海をつなぐお水の話」(秋葉山)
◎参加費:¥3500/1講座/大人(各サイト等で告知、Peatixチケット販売、大地の再生に告知
(ZOOM参加 \3,500 大学生\1,000 高校生以下 \500 ※ZOOMの後日配信はありません)
◎お話会:10時~12時30(受付開始:9時30
・会場:まろや:静岡県浜松市天竜区春野町領家907(秋葉神社下社より徒歩8分)
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□5月8日(日)午後、秋葉神社上社訪問 ※関係者およびスタッフのみ
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□5月9日(月)水窪めぐり ※関係者、招待者、スタッフ のみ
以上。
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■ 参加費 ¥3,500 /1講座 ※全て税込、原則、事前決済とします。
●下記チケット販売サイトで参加チケットを購入するか、関係者に直接お申込み下さい。
 (チケットは、7日、8日、別々にご購入下さい。※お話会の内容が異なります。)
■ 5月7日(土)お話会チケット
https://daichitomizu0507.peatix.com/
■ 5月8日(日)お話会チケット
https://daichitomizu0508.peatix.com/
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◎天然温泉「ゆの里」について
和歌山県橋本市にある、知る人ぞ知る、天然温泉「ゆの里」
高野山のふもとにある、弘法大師ゆかりの土地に、金水、銀水、銅水、という三つの水が湧き出ています。違う性質の、それぞれに違う「機能(働き)」を持つとされる三つの水が、同じ所にあるのが確認されているは「ゆの里」だけと言われています。この水を求めて、今、全国から多くの人々が集まっています。
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◎ くわひとつ が進める 「大地の再生とは?」 
地上に空気と水の対流があるように、地下にも同じように、水だけでなく空気も流れています。地下も空気が無いと、酸欠状態となり、土は腐り、ヘドロ化し、微生物や小動物が住めなくなり、植物は根を伸ばす事ができません。各地で起こる、土砂災害や山林崩壊は、大地自らが空気を取り入れる為の現象でもあるのです。「大地の再生」では、土中の水と空気の循環を考え、大地を健全に、自然環境を改善しようという取り組みをしています。
「くわひとつ」は、「大地の再生」の地域グループとして、菊川市、牧之原市を中心としたフィールドで活動しています。 循環する環境づくり、地域づくり を「大地の再生」視点で取り組んでいます。

2022-04-20 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

表層5cmのキセキ 「大地の再生 in ゆの里 大地の仕組みと水の仕組み」 2日目

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2日目は、いよいよ、ゆの里さんの敷地に手を入れさせていただきました。
その前に、地鎮祭を行いました。
矢野さんは、「杜」という字を大切にしています。
「杜」とは、この場所を傷めず、穢さず、大事に使わせてください。と人が森の神に誓って紐を張った場。
そんな想いを込めさせていただき、また、この地鎮祭を行った場所は、銅水も湧き出る場所でもあり、ゆの里の社員さんにもむやみに立ち入りさせない場とし、大切に管理させれている場所。研究所も建物の南を開く配置ば一般的ですが、どうしてもこの場所には建築はできないとのことでこの場所(北側)を開けるように配置した経緯がある場所です。土地に対しても真摯に向き合うゆの里さんの思いも受け止め、手を入れさせていただきます。
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たくさんの方が参加してくれました。ゆの里さんの敷地も広いので、事前に矢野さんとゆの里さんと見立てをし大きく四つのエリアに班分けして作業に取り掛かります。
それぞれの場所での作業は基本的には移植ゴテを使った手作業になります。
表層の5cm〜10cm程度移植ゴテで穴を開け炭とチップをまく作業になります。
本来でしたら、地上からの大気圧によって勝手に空気と水が浸透していくところですが、周辺のコンクリートやアスファルトなどの構造物の圧によったり、人の土地利用によって表層に泥アクが溜まり表層が膜を張るように空気も水も浸み込んでいかない状態です。そこにわずかな地形の落差をつけ、空気と水が浸透しやすいようにキッカケをつくる作業になります。
大地の再生の環境の見方は前にも述べたように大地と生物と気象の環境が相互作用をもたらしながら成り立って、またそれらは宇宙エネルギーの影響も受けています。この環境のファクターがうまく作用するように手を入れていきます。
その大地の表層に地形の落差を作り、空気と水が表層で動きやすいようにしていきます。すると、周囲の草が反応し根が伸び出します。根が伸びればまた空気と水が循環しやすくなり、土壌も団粒化が進み、大地は安定し更にひとつ深いところまで空気と水も循環し、今度は低木、中木、高木とまた土中の微生物や菌糸、小動物とスクラムを組み出しプラスの連鎖が生み出されます。
マイナスに働いていたところを少しプラスの方に向けるキッカケを僕ら人が行い、自然に繋いであげれば、あとは自然が勝手に循環してくれます。ただ、またマイナスに戻らないように日常の観察、メンテは必要になってくるとは思います。

前日に、重岡社長は、水は、共鳴してている。循環している。と話してくれました。
宇宙の銀河の渦流の世界に倣って、渦を作るように点穴を開けていけば、表層でやったことが深層にもまた、他の場所でも同じパターンとなって連鎖していくフラクタルな現象が起こってくることを期待します。
矢野さんも話してくれました。
ここゆの里のエリアで表層5cm点で穴を開けていけば、大気が大地に浸透して古い空気が抜けて水も動いて連鎖反応が起きてくる。紀ノ川の本流に対してまずはその支流の脇の水脈につながっていく。
見えないところで波動や振動が伝わる機能を持っているから、血管で広がっている脈が下流から本流まで流域全体につながり紀伊半島の紀ノ川流域にだんだん伝わっていく機能を持っている。
と話してくれました。
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そして、午後からは、今回のメインイベントと言っても過言ではない、「大地の再生矢野さん」と「ゆの里重岡社長」の対談が始まりました。

矢野さんから午前中の作業がどんな意味があるのかお話ししてもらいました。
上空からの大気の重みがかかると本来は大地の中に空気が浸透いていくが人の日常的な土地利用の中で表層で膜を作り大地に浸透しなくなっている。そこで、大地の表層に膜ができている5cmのところに穴を開け、大気の空気を大地に送り込みまた、大地の中にこもっている空気を入れ替えるように作業してあげた。そうすると今度は、植物の根の動きや小動物が穴を掘るなどの日常生活と連動してプラスの循環に働いてくる。
また、この場所は地図データを見ながらどんなところか話してくれました。
紀ノ川の本流が大きく蛇行を繰り返すS字蛇行しているよう場所で、こういう場所は、水脈の圧を受けている場所である。蛇行し、等速等圧状態を保とうとしている。また、隣に吉原川が流れていて本流と支流の合流している複合的な水脈環境である。
また、高いところと低いところを繋ぐ段差の場所でもあるのがここゆの里の敷地。こういう圧のかかる場所は斜面変換線で脈ができているのですが、ここに表層5cmの穴をあけ空気を送り込むようにし、ゆの里の敷地だけでなく、支流と紀ノ川の本流流域にも繋がる作業になってきたと思います。

次に重岡社長から嬉しい報告がありました。
ゆの里のお水はポンプアップして汲み上げているのですが、どうしても、ポンプの周りに土が付着して吸い込みが弱まってくるのですが、そろそろポンプを新しいものに入れ替えないといけないなーと思っていた頃なのですが、先ほど、見たらほぼ最初に入れた頃のアンペアに戻っていました。あまり考えられないこと、何があったのか?と考えると、皆さんの作業がありました。たった数時間で結果が出ました。ここの水は分かりやすく教えてくるのです。
表層の改善をすることで、深層の泥アクが取れたのです。物理的現象が確認できたことに驚いています。と嬉しい報告がありました。
まさに、表層5cmの奇跡ですね!矢野さんが言ってたことが実現しました。

今は、コンクリートなどでエネルギーを止めてしまっているが、考え方を変えれば止めたことによってポテンシャルはあり、これを活かしていけば大きな変化を起こせるのではないか。小さな動きを起こせば差を生みだし渦を起こせば全体がつながってくる。希望はたくさんある。
しかも、日本は、山があることによって高低差がありポテンシャルを持った地形である。
そこに正しい向き合い方を持てば全てが動き出すのではないか。だから日本が恵まれているのではないでしょうか。
とも話してくれました。
矢野さんは、日本列島の話まで膨らみます。
世界で見れば日本は大陸の東岸で淵にあたる場所であり大きな大陸の脈にあたる場所であると話してくれました。
地震も絶えない地であり、季節風、海の海流なども地球規模の渦が交差する場所である。だから、世界でも有数の生物多様性の地域だと言える。
そして、ゆの里は、紀ノ川の地下水脈の千m級の地下水脈、その支流の吉原川の十数mの表層の水脈、それらを繋ぐ中間層の水脈があり、金水、銀水、銅水が同時に集まる地域であり、日本の縮図のように捉えられる。と話していました。

重岡社長は、午前中の作業を矢野さんと一緒について回られたそうですが、
穴を開けるときは大中小、深さや大きさが違うものを作り、掛け算を生むように手を入れて行った方がいいと矢野さんが話をしていたことに対して、「水の働きも掛け算なんです。」と話してくれました。
水に音を聞かせると影響を与えられる。
振動の倍音の組み合わせによって掛け算的に桁を上げていく、
土をスコップでコンコンと与える音だけでも水、大地に影響を与えることがある。一つの同じものだと掛け算にできない。それが三つの大きさが違うものを組みわせると掛け算になる。

太陽と空気と水の動きがやっている天然の混ぜ方が渦を産み良い風化の状態をもたらしてくれる。
同じ材料や道具を使って同じ場所でやっていも、雨や風にならった混ぜ方でないとダメだと。という矢野さんの話に対して、
重岡社長は、
輪のサイクルと渦は違う。ちょっとのズレで渦ができる。ちょっとしたゆらぎの幅が狭いほど繊細な差を生み出し安定した質の良いものができる。
差が大きいと破壊のエネルギーになってしまう。ほんの少しの差で変化していく、ちょっとずつ変化していくことが風化というようなもので質が良いということ。
質が良いのは差があって多様性が良いということ。自然界は、多様性を持っていることが質が高く、多様性があるということは、全てと関係性を正しく築ける。
矢野さんは、
流域で見ると最も多様性で豊なのは湿地帯である。空気と水の循環は最も緩やかであり、土の粒度は小さく、隙間が小さい。だからゆっくり動く。ちょっとずつの動きが質を高く、多様性を生み出しているのでしょう。

話は、どんどん展開していきます。
朝日と夕日の違い、朝日は植物の情報を持っている水を多く含む光だから生命に欠かせない活力などのエネルギーを含んでいる。
と重岡社長は話してくれました。
また、矢野さんは、風の草刈り、風の剪定では、植物の間を通っていく風が程よいリズムになるように仕上げるのですが、
水槽の中で藻の中を泳ぐ魚を見ていて分かったことでもあるが、陸でも植物の間を通っていく風が命を育む空気流として生まれ、植物の間を通ることで生まれる空気と水の対流のリズムで質が変わる。
といいます。植物がないと命を育む空気と水の対流が生まれないのではないか。
魚の話にも展開していきます。
魚の鱗によって体の周りに渦が生まれ、後ろから前に押し出す渦が生まれだしだから魚は俊敏に動けるのです。
魚は、水圧とか大気圧など圧力のエネルギーを使い分けているのではないか?と思っていたけど、納得しました。と矢野さん。
そこから、鯉の滝登りを例に挙げシャウベルガーの話にも移っていきます。
鯉は、川の一番冷たいところを泳いでいる。温度差を利用して渦を作りやすいところを泳いでいる。渦エネルギーを利用している。

地球上の一番のベースで同じリズムを刻みながら演奏している。宇宙からきているリズムは共通のものがあってそのリズムの上で自分達は違う響きを作って調和している。それが自然のあり方。
空気と水が生み出す渦流リズムに沿って全ての生き物や大地のリズムが音を奏で、振動させている。
大地、生物、気象、さらに宇宙環境を含めそれを生態系として見たときに宇宙の渦流の機能がこの地球の隅々まで同じようなものを作っているのだと思う。脈を見ると全て同じ形状。根っこ、葉脈も人の血管も、それは宇宙の渦のエネルギーからそれを醸し出す、宇宙機能に沿ったリズムが大切なのだと思う。

話は、一度だけ聞いては中々理解し難いことが多いですが、キーワードは、宇宙エネルギー、渦流、フラクタル、と言ったところでしょうか?
宇宙エネルギーが醸し出す、渦流のリズムとフラクタルなデザインが地球上でも必要で、それに則って自然がデザインされているのでしょう。
渦が生まれない直線的なコンクリートやアスファルトなどの人工物のデザインが自然にとっては調和ができず、それを整えようとしている動きが自然災害などになっているのかもしれないですね。人にとってはマイナスかもしれないが、自然にとっては普通のことなのでしょう。でも、コンクリートなどを使っても、そこに有機資材などを組み合わせて、差異を生み出し渦を作るようなデザインをしていけば自然も人も共存できるのではないかなと思いました。重岡社長は、地球温暖化は二酸化炭素を排出しているのが直接の原因ではなく、水を止めたことではないかとも話してくれました。水は、流れれば渦になる。渦ができると密度が上がり、温度が下がる。水が結合すると氷側に動くから温度が下がる。大地の再生では止めるのではなくよく、逃すとか抜くという言葉が出ます。正しい水の流れ、渦流を産むためにも止めるのではなく抜く視点も大切になりますね。

最後に、大地の再生作業をするときに意識とか気持ちはどうなんですか?と重岡社長から矢野さんへの質問が出ました。
矢野さんは、もう、単純ですね。とにかく命を繋ぐとか、取り留めるなど、それに気を置いている。
杜の語源。この場所を傷めず、穢さず、大事に使わせてください。と人が森の神に誓って紐を張った場。
ここに対する想いが大切で、大事に気持ちを置いて、諦めないでできるか。
諦めないで自分の気持ちと周りの生き物などの気持ちを受け止めながら大事にそのことに気を置く。

重岡社長は、
水は、環境に合わせれることによって、自分の在り方を決める。周りとつながったら自分の在り方が勝手に決まり、全てと繋がることができ全てと合わせることができる多様性なものである。
ただ、恐れや不安があると水は繋がることができなくなる。
恐れを持ってしまうと水は手を出せなくなる。怯えると引っ込めてしまう。自然体で関わっていれば、水は全てのバランスをとるようになっている。だから、恐れを手放すことが大切。
何かしなければならない、こうすべきだ。というエネルギーだと力が入ってしまい、自然体ではいられなくなってしまう。
すると、自分が傷つき、周りを傷つけてしまう。
まだ、意識が水を動かすということは、研究はまだ答えは出てないが、
恐れや不安を手放して純粋に自然のあり方に感謝する感覚だけで、関わっていくことで大きな循環を取り戻す近道ではないかと思っている。
自分の思いにどれだけ純粋性があるか。自分のためになるのではなく、そうことになったらいいよなという真心だけで関わることですごい力になる。それが、作業する上でとても大切だと思います。

一般社団法人を立ち上げたときに掲げた
四喜の精神
― 四者の喜びとなるように ―

一. 私
二. あなた
三. 講座で関わる地域(人社会)
四. 講座で関わる自然(生き物社会)

写真の矢野さんと重岡社長の笑顔が物語っていますが、
正に今回は、全てが喜び幸せを感じられたイベントとなったと思います。
主催者の一人として関われたことに幸せを感じます。
ゆの里さんの改善は始まったばかり。これから大切に繋いでいけたらと思います。

2022-04-19 | Taged in | Posted in ブログNo Comments » 

 

表層5cmのキセキ 「大地の再生 in ゆの里 大地の仕組みと水の仕組み」 1日目

春分の日の前日2日間 、様々な生命が動き出そうとしている時期に、高野山のふもとにある、弘法大師ゆかりの土地に、金水、銀水、銅水、という三つの水が湧き出ている「ゆの里」で大地の再生講座が開催されました。
「ゆの里」は、この水を科学的にも解明しようと、水の研究施設「ゆの里アクアフォトミクスラボ」も併設し世界中からも科学者が集まるというところでもあります。
大地の再生は五感を大切に感覚作業、感覚測定で改善作業を進めていますが、そこを水の科学視点で読み解いていく、まさに「大地の再生」と「ゆの里」それぞれの視点が渦流のように絡み合う、大地の再生創始者の「矢野智徳」とゆの里社長「重岡昌吾」の夢の対談が実現しました。

僕は、昨年7月に山下さんと河合さんに連れられて初めて「ゆの里」さんに訪れました。重岡社長の水のお話を伺い、水の視点すごい!大地の再生視点と一緒だなと感銘を受けたその後に、大地の再生の視点を重岡社長に説明させて頂きました。
それに対して、重岡社長はご丁寧に水の働きやシャウベルガーの視点なども含め解説していただき、大地の再生の視点は当たり前のことでわかりやすく、たくさんの人に知ってもらうべきですね。とおっしゃって頂いたのが始まりでした。
12月には、矢野さんもゆの里さんへお連れし、重岡社長と矢野さんと意見交換の場をセッティングさせて頂き、気付けば4時間を超えるほど、、夢中に話していました。(笑)
矢野さん自身も今までやってきた五感作業が、科学で証明できるかもしれないと喜ばれてたのが今でも浮かびます。
そして、この話をもっとたくさんの人にも共有したいと思い、今回のイベント開催に繋がりました。
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初日最初のプログラムは、大地の再生矢野さんのお話会です。
まずは、いつもお馴染みの大地の再生視点の環境の見方からのお話です。
地球環境は、大地と生物と気象の3つでまとめられ、更に地球環境を大きく取り巻いている掴みどころのない宇宙環境が存在している。
宇宙環境がこの3つの地球環境を動かしているので、宇宙環境を確認しながら地球環境も見ていく必要がある。
ここが重岡社長の水の話ともリンクしてきますね。宇宙の果てしない渦の世界が、水や空気の渦流ともにフラクタルで形成されているということ。

人の開発によって大地の環境が傷められ、大地の脈に泥あくを生み出し、生物環境や気象環境へはね返り、結果として異常気象や異常に生物が多発したり、土砂災害などが起こったりと環境全体としておかしな状態になってきている。
環境全体としてその分野で起きていることを一つ一つ突き合わせながらなぜそれが起きているのかを見ていくことができていない。
専門特化している中で他のことに気を回していくのができなくなっていて、それに関連することが見えなくなっていることが問題である。
今の社会は便利を追求して反面、身近な環境が見えなくなってしまった。

都市の環境整備、里山、奥山の整備、地域のそれぞれの場所にあった空気と水の循環機能をもう一度見直して取り組んでいかないといけない。
自然の機能に沿って、自然も人もお互いに譲り合うような視点で、人中心に度を超えない土地利用をし、自然の無言との対話を積み重ねていくような付き合い方を見直していかないと環境がおかしくなっていく。
昔の人は、空気と水の循環を人の暮らしの中に応用していた。もう一度昔の人の知恵や文化を掘り起こし、地域らしさを見直していく、今の時代にあった流域社会のあり方や連携の仕方が見えてくるのではないかと思う。
最後には、水の研究と大地の再生の視点が実用的なところでスクラムを組みながらできるといいですね。
と締められました。

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続いて重岡社長のお話です。
ここゆの里の地は、空海が高野山を開く100年前の聖地という場所で、金水、銀水、銅水という三つの不思議な力を持つ水が湧き出る場所です。
高野山に通う人からここの水は不思議な力を持っているというのが広まり、それは空海様が予言していた水ではないか。神野々の下にすごくいいお水ががあって後に多くの人が救われる水がここにあるという言い伝えがあったと言われています。
そして、このお水で病気や火傷がよくなったという様々な体験も届いたそうです。

ゆの里の成立ちのお話から始まり、水耕栽培の挑戦のお話や「アクアフォトミクス」という共同研究を始められ、更には科学的な専門的な興味深く、大地の再生の視点とリンクするお話が聞けました。

水耕栽培を通して、微生物は環境に併せて必要なものが増えていく、ということがわかったそうです。
葉っぱが黄色くなってしまったから窒素を入れてみたでも、窒素を好む菌が増えてしまった。逆に窒素を入れなくすれば空気中の窒素を固定させる微生物が増えた。
結局は空気と水が循環しないと生命体はダメになってしまう。自然って面白い、人が手を加えることでダメにすることがいっぱいあるんだなと感じられたそうです。

光と水の関係性を読み解く科学である「アクアフォトミクス」という研究では、水の関係性を調べれば、病気の診断もできる。水は全て繋がっているので、情報を共有している。
水というのは、必ず周りと繋がり、ネットワーク社会をつくっている。水の構造が機能を決める。同じ成分が入っていても全然違う、というお話が聞けました。

水には「ジェル」のような水もあるというお話。
水は、液体、固体、気体だけでなく、液体と固体の間のジェルのような水もある。
このお話は、普段土を扱っている僕らにして、すごく興味深いお話でした。
土の中でも、水は勾配に関係なく勝手に流れるということです。
水分子と馴染む物質にくっつくとその境界に水分子だけが綺麗に整列して特殊な構造を作るのがわかってきたと言います。
水は、光を受け取ることによって電子だけを集めたプラスとマイナスが綺麗に並ぶ層ができバッテリーのような層を作る。
プラスとプラスが近づくと反発して勝手に流れる。
体の奥深くや土の中では光が届かないけど、その役割を担っているのは微生物で、微生物が物を分解すると光を出し、その光を使って有機物の周りに膜を作りその表面では水が送られるように流れてくると言います。
微生物が豊富な土壌が必要で、水に親和性の高い根などが必要なのだとわかります。
大地の再生で水脈改善に使うときに一般土木では砕石を使いますが、竹や枝など有機物を使う必要性がわかったような気がします。除草剤を散布して微生物を死滅させてしまうことが土中の水と空気の循環の滞りを生む原因になることがわかりますね。

そして、最後に心に響くメッセージをいただきました。
水は、共鳴してている。循環している。
そこでできた形と同じ仕組みが共鳴して別のところで同じパターンとなって連鎖していく可能性がある。フラクタルな現象が起こってくる。
例えば、地形の表層で水の動きを取り戻してくれば、他の場所でも共鳴して循環がとりもどされるのではないか。
この場所が変われば橋本市が変わる。橋本が変われば和歌山が変わる。和歌山が変われば日本が変わる。
フラクタルとして共振を起こして変化していく世界を大地の再生のみんなと動き出すきっかけができるのは、嬉しい。
脳の中の細胞も宇宙の銀河もフラクタル。同じパターンを持って動いている。切り離されて連鎖が止まったたら病気や問題を引き起こす。
でも、自然はちゃんとバランスを取ろうと頑張っている、自然の力をうまく私たち人間がサポートできるように手を入れるようにしていけばいい。
ようやく、その気づきが得られるタイミングがきた。
物質の価値ではなく情報や循環が大切。
地域が本当に変わっていくかみんなとみていきたい。
実は、作業前のビフォアーの土のデータをとった。
アフターのデータと見比べて、他の地域のデータも必要ですが、作業の結果、水が動き出したからこんなに環境が良くなったと伝えられるようになれば、いいですね。
そうすれば行政も変えられる。国も変えらるのではないか。
と、重岡社長はお話せくださいました。

大地の再生の感覚視点と科学が融合し始めた瞬間に思えました。
災害や苦しんでいる自然の姿を見て、もうダメなのか・・・と思うことがあります。でも、矢野さんはまだ間に合う。呼吸をしている限りそれを大切に繋いでいけばまだ大丈夫だと普段話をしてくれます。それに加え更に重岡社長が科学的にお話してくれました。
これからの未来に希望がもてた気がします。

2022-04-14 | Taged in | Posted in ブログNo Comments » 

 

4月17日 大地の再生講座 開催 in牧之原市

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8回目となります。昨年に引き続き mori to umi のフィールドで作業を中心とした大地の再生講座を開催いたします。

【講師】
田中俊光
・株式会社ナインスケッチ代表
・地域団体「くわひとつ」代表
※ 矢野智徳さんの講座ではございません。

【⽇時】
2022年4⽉17⽇(⽇)
8:30〜受付開始
9:00〜講座開始
17:00 頃には終了
【会場&集合場所】
静岡県牧之原市⻄萩間(mori to umi)
※詳しい場所はお申し込み後にお伝えいたします。
【スケジュール】
※基本的には⾬天決⾏の予定です。
※受付時の体温チェックにご協力ください。
8:30〜現地受付開始
9:00〜⾃⼰紹介
9:30〜講座開始、⼿作業での改善⼯事。途中休憩、昼⾷休憩あり。
16:00〜まとめ、感想、⽚付け
17:00 頃終了、解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【参加費、その他費⽤】
おとな 3,000円
高校生以下 無料
専門学校生&大学生 500円
※昼食・保険代込。
【持ち物・服装】
動きやすく、汚れてもよい服装
移植ゴテ、スコップ、ツルハシ、ミツグワ、ノコ鎌など準備可能な道具をご持参ください。
作業⼿袋
⻑靴(沼あります)
⾬合⽻
タオル
帽⼦
⽔筒など飲み物
筆記⽤具
【ご注意事項とお願い】
・お子様を同伴される場合、お子様の安全管理は各自で責任を持ってお願いします。
・汚れてもいい、動きやすい服装でお越しください。着替えがあると安心です。
・荒天の場合は中止させていただきます。天候による開催可否の決定に関しては、前日までにご連絡させていただきます。
・参加申込後、お客様のご都合によるキャンセルは必ずご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
【新型コロナウィルス感染防止についてのお願い】
・当日は体温を計測いただき、受付にて体温を申告いただくようお願いします。
・当日の体調が悪いようであればキャンセルを受付します。キャンセル料はいただきませんので、決して無理に参加されることはお避け下さい。
・受付にて、手指消毒液を設置しております。
・自然の中ですが基本的には、マスク着用などの配慮をお願いします。
・当講座は新型コロナウィルスの影響により、開催中止となる場合がございます。その際にはご連絡します。
【お申し込み方法】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはお電話をお願い致します。
Facebookで繋がりのある方はメッセンジャーでも受付します。
なお、講座参加⼈数を定員20名程度としております。
ご興味ある⽅はお早めにお申し込みください。
また、お⼦様も参加可能です。(お子様の参加費は無料)
①お名前(代表者と参加者全て)
②電話番号
③メールアドレス
④お住まい(都道府県と市町村のみでも結構です。)
【申込み先】
mori to umi
メール:moritoumi500@gmail.com
電話:080-2637-9124(鈴⽊)
【主催】mori to umi
【協力】株式会社ナインスケッチ
    くわひとつ

2022-03-13 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

「大地の再生 inゆの里 大地の仕組みと水の仕組み」イベント開催 3月19、20日

テーマ「循環型社会をつくる、大地の仕組みと水の仕組み、矢野&重岡対談」
https://www.spa-yunosato.com/news/?newscd=20220301-1812

地球の海と陸地の割合は7:3、私たち身体も約7割が水。
その水には、これまで知られていなかった性質があります。
そして、水の循環が滞った時、地球も人も健康でいられなくなります。
「ゆの里」と「大地の再生」、それぞれが積み重ねてきた叡智がいよいよ繋がります。

スケジュール

・3月19日(土)14時~17時(受付13時30分)
  大地の再生講座(矢野智徳) × お水の講座(重岡昌吾)

・3月20日(日)9時30分~12時(受付9時)
  大地の再生inゆの里、フィールドワーク(矢野智徳)

・3月20日(日)14時~16時30分(受付13時30分)
矢野智徳 × 重岡昌吾 ゆの里対談

※参加は、宿泊付きのタイプと、講座のみ参加するタイプを選んでいただきます。(参加費の説明文をご参照下さい。)宿泊は全て、お水の宿「このの」にて、夕食朝食付および「ゆの里」の入泉券付となっております。 講座のみ参加の場合も、「ゆの里」の入泉券付となっております。また、20日参加の方は、昼食弁当付となっております。
※19日だけ、20日だけの参加も可能です。但し20日は1日参加できる方に限ります。
※募集定員:各日、50名程度(定員になり次第、締め切り)
※講座についての問い合わせは、主催「くわひとつ」の連絡先まで。
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※宿泊:お水の宿「このの」
https://www.spa-yunosato.com/konono/
※宿泊は、全て2人~4人の相部屋となります。部屋割りは、参加者の意向を踏まえ、主催で決定させていただきます。
※講演会場:天然温泉「ゆの里」、3F
https://www.spa-yunosato.com/yunosato/
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●参加費 ※全て税込、事前決済とします。(予定※子供料金には夕食料金はふくまれません、別料金にて単品注文となります。子供:小学校4年生まで
Aタイプ(19、20、21日、二泊三日) :¥3,9000/大人、¥4,800/子供
19日PM講演参加、19日夜宿泊(夕、朝食付)、20日AMワーク参加(昼弁当付)
20日PM講演参加、20日夜宿泊(夕、朝食付)※宿泊費に入泉券が含まれています。
Bタイプ(19、20日、一泊二日) :¥26,000/大人、¥3,000/子供
19日PM講演参加、19日夜宿泊(夕、朝食付)、20日AMワーク参加(昼弁当付)
20日PM講演参加 ※宿泊費に入泉券が含まれています。
Cタイプ(20、21日、一泊二日) :¥22,000/大人、¥3,000/子供
20日AMワーク参加(昼弁当付)、20日PM講演参加、20日夜宿泊(夕、朝食付)
※宿泊費に入泉券が含まれています。
Dタイプ(19、20日、講座およびワークのみ参加 ※宿泊なし:¥16,000/大人(昼弁当、ゆの里入泉券付)、¥2,600/子供(昼弁当、ゆの里入泉券付)
19日PM講演参加、20日AMワーク参加、20日PM講演参加
Eタイプ(19日、講座のみ参加 ※宿泊なし:¥5500/大人(ゆの里入泉券付)、¥800/子供(ゆの里入泉券付)
19日PM講演参加
Fタイプ(20日、講座およびワークのみ参加 ※宿泊なし:¥10,000/大人(昼弁当、ゆの里入泉券付)、¥2,000/子供(昼弁当、ゆの里入泉券付)
20日AMワーク参加、20日PM講演参加
申し込み締切は3/6(予定)まで(定員になり次第締切)、キャンセルは3/12まで(12日を超えた場合は返金はありません。またキャンセルの場合の返金は、3/24以後になります。また振込手数料等は、返金額から差し引かれます。申し込み後1週間以内に決済が確認されない場合は、キャンセルされたとみなされ参加できなくなります。あらかじめご了承下さい。
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●上記参加チケットを下記サイトにてご購入下さい。(当日控えをお持ち下さい)
https://daichitomizu.peatix.com/

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・問い合わせ および 当日連絡先
主催:くわひとつ
(株)ナインスケッチ 田中:0534351235・メール:contact@9sketch.com
こころ現代民家研究所(株)山下:0537287040・メール:kokoro@minken.jp
講演スタッフ(河合:
◎天然温泉「ゆの里」について
和歌山県橋本市にある、知る人ぞ知る、天然温泉「ゆの里」
高野山のふもとにある、弘法大師ゆかりの土地に、金水、銀水、銅水、という三つの水が湧き出ています。違う性質の、それぞれに違う「機能(働き)」を持つとされる三つの水が、同じ所にあるのが確認されているは「ゆの里」だけ。この水を求めて、今、全国から多くの人々が集まっています。
「ゆの里」 https://spa-yunosato.com/

・重岡昌吾(しげおかしょうご)
株式会社重岡代表取締役、近畿大学在学中より、天然温泉施設「ゆの里」の運営に携わる。令和2年より水の研究施設「ゆの里アクアフォトミクスラボ」も併設し、水についての様々な研究を日々進めている。
-----------------------------------
◎「大地の再生とは?」 
地上に空気と水の対流があるように、地下にも同じように、水だけでなく空気も流れています。地下も空気が無いと、酸欠状態となり、土は腐り、ヘドロ化し、微生物や小動物が住めなくなり、植物は根を伸ばす事ができません。各地で起こる、土砂災害や山林崩壊は、大地自らが空気を取り入れる為の現象でもあるのです。「大地の再生」では、土中の水と空気の循環を考え、大地を健全に、自然環境を改善しようという取り組みをしています。
「大地の再生 結の杜づくり」 https://daichisaisei.net/

・矢野智徳(やのとものり)
福岡県北九州市生まれ、東京都立大学理学部地理学科自然地理を専攻。在学中、徒歩で日本一周を敢行。1984年に矢野園芸を始める。1995年の阪神淡路大震災を機に環境改善の新たな手法に取り組み、「大地の再生」を各地で開催している。
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「大地の再生」 × 「ゆの里」 企画について
令和3年12月、ゆの里アクアフォトミクスラボにて、重岡氏と矢野氏の初対談が行われました。その対談は、まさに水と大地が交じり合い、渦流(うずりゅう)のように、ゆっくりと動き出すような瞬間を見ているかのようでした。
 そんな素晴らしい瞬間をもっと皆さんに共有してもらいたい。そんな思いから今回の企画となりました。2日間をすごした翌日は春分の日 いよいよ はじまりの時です。豊かな未来を創るチームが生まれることを楽しみにしています。
みなさまのご参加を心よりお待ちしています。
発起人:田中俊光・山下しんいち・河合友泰

2022-02-25 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

2022年2月13日 大地の再生講座開催します。

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昨年に引き続き mori to umi のフィールドで作業を中心とした大地の再生講座を開催いたします。
庭の水捌けの問題や、呼吸できなくなって苦しんでいる樹木の処置を、大地の再生の視点で改善作業を行います。
土の中で停滞している水を抜くには、土圧のかかった空気圧を抜き、中に溜まっている水が大気圧に押し出されるように抜けてきます。地形の落差から抜ける空気と水の関係は、サイフォンの原理のそのものです。
 また、土圧によって締め付けられいることで根の呼吸がしづらく苦しんでいる植物も、土の中の停滞している空気を抜いてあげれば中に溜まっている水も大気圧に押し出されるように抜けてきます。空気と水の流れを改善すれば植物の根の呼吸も再開し元気になってくるのです。
身近なところの空気と水を抜いてあげれば、動植物と人の暮らす場所が息づきを取り戻し心地良い環境へと転じていきます。一緒に空気と水の循環視点を学びましょう。
【講師】
田中俊光さん
株式会社ナインスケッチ代表
https://www.9sketch.com/

⚠矢野さんの講座ではありません
__________________
一昨年の各地の台⾵被害、確かに観測史上で、最も多くの⾬が降ったこともあるかもしれませんが、本来の⼭の⾃然的な機能があればあそこまでの被害が出なかったのではないかと感じてしまいます。
周りを⾒渡せば、道路や宅地、⼤規模な⼯場やメガソーラーなど、⽊々を伐採し、⼭を削りコンクリートやアスファルトで⼤地を覆ってしまっています。 この⾏きすぎた現代⼟⽊によって⼤地は呼吸ができなくなってしましました。呼吸を失った⼤地は、⽔をしっかりと蓄えることもできずに、⾬は⼀気に地表を流れ、崖を崩し、⼟⽯流となり川を増⽔させるなどの被害が起こっています。
しかしながら、私たちの⽣活にはコンクリートやアスファルトなどは⽋かせなくなってもいます。「⼤地の再⽣」の視点があれば、現代⼟⽊も否定せずに⼤地の⾎管である⽔と空気が循環する⽔脈が滞ることなく共存も可能だと思います。
近隣の⼭や雑⽊林が荒れてしまったけど、⼿⼊れや管理の仕⽅が分からない。また、⼟砂崩れや倒⽊がおきないか⼼配な⽅もいると思います。
⼭が荒れ薮状態になったり、⼟砂崩れや倒⽊などの災害の根本的な原因は何なのか、実際の⼭を⾒ながら、⾃然からのメッセージを感じながら、⼀緒に学びませんか?
__________________
【⽇時】
2022年2⽉13⽇(⽇)
8:30〜受付開始
9:00〜講座開始
17:00 頃には終了
【会場&集合場所】
静岡県牧之原市⻄萩間(mori to umi)
※詳しい場所はお申し込み後にお伝えいたします。
【スケジュール】
※基本的には⾬天決⾏の予定です。
※受付時の体温チェックにご協力ください。
8:30〜現地受付開始
9:00〜⾃⼰紹介
9:30〜講座開始、⼿作業での改善⼯事。途中休憩、昼⾷休憩あり。
16:00〜まとめ、感想、⽚付け
17:00 頃終了、解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【参加費、その他費⽤】
おとな 3,000円
高校生以下 無料
専門学校生&大学生 500円
※昼食・保険代込。
【持ち物・服装】
動きやすく、汚れてもよい服装
移植ゴテ、スコップ、ツルハシ、ミツグワ、ノコ鎌など準備可能な道具をご持参ください。
作業⼿袋
⻑靴(沼あります)
⾬合⽻
タオル
帽⼦
⽔筒など飲み物
筆記⽤具
【ご注意事項とお願い】
・お子様を同伴される場合、お子様の安全管理は各自で責任を持ってお願いします。
・汚れてもいい、動きやすい服装でお越しください。着替えがあると安心です。
・荒天の場合は中止させていただきます。天候による開催可否の決定に関しては、前日までにご連絡させていただきます。
・参加申込後、お客様のご都合によるキャンセルは必ずご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
【新型コロナウィルス感染防止についてのお願い】
・当日は体温を計測いただき、受付にて体温を申告いただくようお願いします。
・当日の体調が悪いようであればキャンセルを受付します。キャンセル料はいただきませんので、決して無理に参加されることはお避け下さい。
・受付にて、手指消毒液を設置しております。
・自然の中ですが基本的には、マスク着用などの配慮をお願いします。
・当講座は新型コロナウィルスの影響により、開催中止となる場合がございます。その際にはご連絡します。
【お申し込み方法】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはお電話をお願い致します。
Facebookで繋がりのある方はメッセンジャーでも受付します。
なお、講座参加⼈数を定員20名程度としております。
ご興味ある⽅はお早めにお申し込みください。
また、お⼦様も参加可能です。(お子様の参加費は無料)
①お名前(代表者と参加者全て)
②電話番号
③メールアドレス
④お住まい(都道府県と市町村のみでも結構です。)
【申込み先】
mori to umi
メール:moritoumi500@gmail.com
電話:080-2637-9124(鈴⽊)
【主催】mori to umi
【協力】株式会社ナインスケッチ
    くわひとつ

2022-01-10 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

雑木の庭づくり講座を終えて

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先日、「雑木の庭づくり講座」を開催しました。定員をオーバーするたくさんの方に参加いただきました。
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講座のはじめに、ちょっとした紙芝居。
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まずは、「なぜ、庭が必要なのか?」僕から話をさせて頂きました。
今の社会は忙しいですよね。仕事に追われたり、人間関係でも嫌な思いをすることも多々あると思います。
外にいる時は何かと気を張ることが多いと思うんですよね。
せめて家にいる時はゆっくり、家族と過ごし心を癒したいと思うはず。
そのためには、家の中だけで完結するよりは、外回りをうまく活用した方がよりよくなります。
山に行ったり、キャンプをしたり、BBQなどした経験はあると思うんですが、気持ちいし癒されますよね。
自然の中で過ごすことでリフレッシュした経験はみなさんがあると思います。
心地よさっていうのは、自然の中にあふれていると思うんです。
家の中より外にあって自然の中に溢れているのです。
今の時代、コロナ渦なんで、在宅勤務や家にいることが多くなっています。
本来心地よく癒されるマイホームがずっといることで逆に息苦しい空間に変わることもあると思います。
そこで、出番は外空間であって庭にあるのだと思います。
だから、僕は、~ 住まいを「外」から考えることを大切に、自然を感じる心豊かな暮らしの提案が必要だと思います。
特に、緑の力を生かした外回りから考える心地よい住まいや空間、暮らしが必要が必要になってくると思います。むしろ、木々の力を借りるような住まいが必要だと思います。
今の建築は高気密、高断熱で性能的には、充分かもしれない。
感覚的なもの、心地よさ、癒し、心の深いところに訴えるものまでは建築では中々提案できていないと思います。やっぱり自然の中にある。それを提案できるのは、建築本体ではなく、外空間であり緑であります。

では、緑が単にあればいいのか?!
心地よさが感じるには、健康的な植栽が必要になってきます。
植物は、不健全であれば、病害虫がつきやすく傷み出します。それが人にとっては、木はやっぱり厄介だな。大変だな。と思わせる要因になってきます。
単に、人都合で樹種を選んだり配置を決めてはいけないのです。自然の植生に倣って植栽することが必要になってきます。また、木を植え付けるだけでなく、しっかりと土中環境のことも考え、大地の血管である水と空気の循環する水脈環境も整える必要があります。
樹種の選択、配置、組み合わせと地形づくり、土中の空気と水の循環をしっかり全てを考えることで木々は健康的に生息でき、それでやっと、僕ら人にとっても心地よさを与えてくれるのだと思います。木々と人が共存できる空間になってきます。
木々が健康的に生息することで土中に根を張り巡らせ、そのことで、空気と水もよく循環され、そして、土は団粒していく。逆からも言える。土が団粒化しているということは、空気と水もよく循環しているということ。木々は空気を求めて根を伸ばしてもいく。この大地環境、動植物環境、気象環境、それぞれが相互作用をもたらしながら成り立っているのが自然環境だと思います。
まずは、人が一歩引いて自然の機能を損なわないように改善しながら、庭を作っていくことが結局、人にっても心地よさが体感できる庭になってきます。庭全体に、脈と連動して木々の根を張り巡らせ、その土中には根だけでなく、微生物や菌糸も一緒になって活動しています。夜間、土中に空気が浸み込み、それらに浄化されながら朝、再び地上に戻ってくる。この大地の呼吸が感じれることが、本当に心地よい空間となってきます。
呼吸できる庭は、敷地を超え地域にも広がり、根や菌糸と地域の水脈環境と連動すれば、地域全体で呼吸できる街にも発展できると思います。そのためには道路の街路樹や田畑の整備も必要になりますが、そんな力も庭には秘めているのだと思います。また、街で根のネットワークを作れれば災害から街を防げることも夢ではないと思うのです。

なぜ、庭が必要なのか?
呼吸できる大地を取り戻すことで、人にとっても心地良さが体感できます。そして、それが地域にも広がり、災害対策にもつながってくると思います。
このことが今回の講座で伝えたかったことかな。

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植栽する範囲だけでなく、敷地の出口に脈を繋いでいきます。
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ランチは、牧之原の大地の再生講座でいつも準備してくれているケイちゃんたちで作ってくれました。
めちゃくちゃうまいです。
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最後は、みんな積極的に作業してくれました。
結作業、素晴らしいです。
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最後に記念撮影。
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終わって片付けをしたら真っ暗です。
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翌朝。

また、いつか開催できるといいです。

 

12月19日 大地の再生講座 開催

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引き続き mori to umi のフィールドで作業を中心とした大地の再生講座を開催いたします。
庭の水捌けの問題や、呼吸できなくなって苦しんでいる樹木の処置を、大地の再生の視点で改善作業を行います。
土の中で停滞している水を抜くには、土圧のかかった空気圧を抜き、中に溜まっている水が大気圧に押し出されるように抜けてきます。地形の落差から抜ける空気と水の関係は、サイフォンの原理のそのものです。
 また、土圧によって締め付けられいることで根の呼吸がしづらく苦しんでいる植物も、土の中の停滞している空気を抜いてあげれば中に溜まっている水も大気圧に押し出されるように抜けてきます。空気と水の流れを改善すれば植物の根の呼吸も再開し元気になってくるのです。
身近なところの空気と水を抜いてあげれば、動植物と人の暮らす場所が息づきを取り戻し心地良い環境へと転じていきます。一緒に空気と水の循環視点を学びましょう。
【講師】
田中俊光
株式会社ナインスケッチ代表
https://www.9sketch.com/

⚠矢野さんの講座ではありません
__________________
昨年の各地の台⾵被害、確かに観測史上で、最も多くの⾬が降ったこともあるかもしれませんが、本来の⼭の⾃然的な機能があればあそこまでの被害が出なかったのではないかと感じてしまいます。
周りを⾒渡せば、道路や宅地、⼤規模な⼯場やメガソーラーなど、⽊々を伐採し、⼭を削りコンクリートやアスファルトで⼤地を覆ってしまっています。 この⾏きすぎた現代⼟⽊によって⼤地は呼吸ができなくなってしましました。呼吸を失った⼤地は、⽔をしっかりと蓄えることもできずに、⾬は⼀気に地表を流れ、崖を崩し、⼟⽯流となり川を増⽔させるなどの被害が起こっています。
しかしながら、私たちの⽣活にはコンクリートやアスファルトなどは⽋かせなくなってもいます。「⼤地の再⽣」の視点があれば、現代⼟⽊も否定せずに⼤地の⾎管である⽔と空気が循環する⽔脈が滞ることなく共存も可能だと思います。
近隣の⼭や雑⽊林が荒れてしまったけど、⼿⼊れや管理の仕⽅が分からない。また、⼟砂崩れや倒⽊がおきないか⼼配な⽅もいると思います。
⼭が荒れ薮状態になったり、⼟砂崩れや倒⽊などの災害の根本的な原因は何なのか、実際の⼭を⾒ながら、⾃然からのメッセージを感じながら、⼀緒に学びませんか?
__________________
【⽇時】
2021年12⽉19⽇(⽇)
8:30〜受付開始
9:00〜講座開始
17:00 頃には終了
【会場&集合場所】
静岡県牧之原市⻄萩間(mori to umi)
※詳しい場所はお申し込み後にお伝えいたします。
【スケジュール】
※基本的には⾬天決⾏の予定です。
※受付時の体温チェックにご協力ください。
8:30〜現地受付開始
9:00〜⾃⼰紹介
9:30〜講座開始、⼿作業での改善⼯事。途中休憩、昼⾷休憩あり。
16:00〜まとめ、感想、⽚付け
17:00 頃終了、解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【参加費、その他費⽤】
講座費:3,000円
※昼食・保険代込。
【持ち物・服装】
動きやすく、汚れてもよい服装
移植ゴテ、スコップ、ツルハシ、ミツグワ、ノコ鎌など準備可能な道具をご持参ください。
作業⼿袋
⻑靴(沼あります)
⾬合⽻
タオル
帽⼦
⽔筒など飲み物
筆記⽤具
【ご注意事項とお願い】
・お子様を同伴される場合、お子様の安全管理は各自で責任を持ってお願いします。
・汚れてもいい、動きやすい服装でお越しください。着替えがあると安心です。
・荒天の場合は中止させていただきます。天候による開催可否の決定に関しては、前日までにご連絡させていただきます。
・参加申込後、お客様のご都合によるキャンセルは必ずご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
【新型コロナウィルス感染防止についてのお願い】
・当日は体温を計測いただき、受付にて体温を申告いただくようお願いします。
・当日の体調が悪いようであればキャンセルを受付します。キャンセル料はいただきませんので、決して無理に参加されることはお避け下さい。
・受付にて、手指消毒液を設置しております。
・自然の中ですが基本的には、マスク着用などの配慮をお願いします。
・当講座は新型コロナウィルスの影響により、開催中止となる場合がございます。その際にはご連絡します。
【お申し込み方法】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはお電話をお願い致します。
Facebookで繋がりのある方はメッセンジャーでも受付します。
なお、講座参加⼈数を定員20名程度としております。
ご興味ある⽅はお早めにお申し込みください。
また、お⼦様も参加可能です。(お子様の参加費は無料)
①お名前(代表者と参加者全て)
②電話番号
③メールアドレス
④お住まい(都道府県と市町村のみでも結構です。)
【申込み先】
mori to umi
メール:moritoumi500@gmail.com
電話:080-2637-9124(鈴⽊)
【主催】mori to umi
【協力】株式会社ナインスケッチ
    くわひとつ

2021-11-11 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

12月4日  雑木の庭づくり講座 開催

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定員に達したため、応募を締め切らせていただきます。
心地よいなと感じるのは、家の中より「外」にあって自然の中にあふれています。
ナインスケッチでは、住まいを「外」から考えることを大切に緑の力を活かした「雑木の庭」という切り口で住まいや空間、環境をご提案させて頂いております。
「雑木の庭」づくりは、ただ単に雑木があればいいというものではなく、自然の植生から樹種の選定や組合せを決めていきます。また、土については、単に土壌改良をするだけでなく「大地の再生」の視点から空気と水の循環する水脈環境を改善していくことから始まります。
すると、木々が健康に育ち、病害虫も減り管理は楽になります。
また、木々が健康的に生育することでやっと、僕ら人にも自ずと心地よい環境を与えてくれます。
「雑木の庭」は、季節の移ろいが感じられ、自然の恩恵をたくさんもらい日々の暮らしに癒しを与えてくれます。
春は、新緑や花を楽しみ、夏は、木漏れ日によって涼しげに感じ、秋は、紅葉や実を楽しみ、冬は、春を迎える姿にエネルギーをもらえます。見て楽しむだけでなく、五感に刺激を与えてくれます。お子様にとっては、自然に触れ合い、蕾が大きくなる様子など日々観察し変化に気づく心や新緑や花を見て美し姿を見て感動する心など、感性を育むこともできます。
「雑木の庭」を通して自然に寄り添う住まい方が幸せで心豊かに暮らせることを多くの方に知ってもらいたいと思います。また、「大地の再生」の視点から身近な庭の管理や付き合い方をお伝えできればと思います。

お気軽にご参加くださいませ。

【講師】
くわひとつ 田中俊光
株式会社ナインスケッチ代表
https://www.9sketch.com/
【⽇時】
2021年12⽉4⽇(土)
8:30〜受付開始
9:00〜講座開始
17:00 頃には終了
【会場&集合場所】
静岡県菊川市
※詳しい場所はお申し込み後にお伝えいたします。
【スケジュール】
※基本的には⾬天決⾏の予定です。
※受付時の体温チェックにご協力ください。
8:30〜現地受付開始
9:00〜⾃⼰紹介
9:30〜講座&作業開始
途中休憩、昼⾷休憩あり。
16:00〜まとめ、感想、⽚付け
17:00 頃終了、解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【参加費、その他費⽤】
講座費:3,000円
※昼食・保険代込
【持ち物・服装】
動きやすく、汚れてもよい服装
移植ゴテ、スコップ、ツルハシ、ミツグワ、ノコ鎌など準備可能な道具をご持参ください。
作業⼿袋
⻑靴
⾬合⽻
タオル
帽⼦
⽔筒など飲み物
筆記⽤具
【ご注意事項とお願い】
・お子様を同伴される場合、お子様の安全管理は各自で責任を持ってお願いします。
・汚れてもいい、動きやすい服装でお越しください。着替えがあると安心です。
・荒天の場合は中止させていただきます。天候による開催可否の決定に関しては、前日までにご連絡させていただきます。
・参加申込後、お客様のご都合によるキャンセルは必ずご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
【新型コロナウィルス感染防止についてのお願い】
・当日は体温を計測いただき、受付にて体温を申告いただくようお願いします。
・当日の体調が悪いようであればキャンセルを受付します。キャンセル料はいただきませんので、決して無理に参加されることはお避け下さい。
・受付にて、手指消毒液を設置しております。
・自然の中ですが基本的には、マスク着用などの配慮をお願いします。
・当講座は新型コロナウィルスの影響により、開催中止となる場合がございます。その際にはご連絡します。
【お申し込み方法】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはお電話をお願い致します。
Facebookで繋がりのある方はメッセンジャーでも受付します。
なお、講座参加⼈数を定員20名程度としております。
ご興味ある⽅はお早めにお申し込みください。
また、お⼦様も参加可能です。(お子様の参加費は無料)
①お名前(代表者と参加者全て)
②電話番号
③メールアドレス
④お住まい(都道府県と市町村のみでも結構です。)
【申込み先】
くわひとつ(株式会社ナインスケッチ)
電話番号 053-435-1235
メールアドレス contact@9sketch.com
URL https://www.9sketch.com/
【主催】くわひとつ
【協力】株式会社ナインスケッチ
mori to umi

2021-11-11 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

大地の再生講座 in 牧之原市 第5回 10月3日開催

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定期的に続けている牧之原市での大地の再生講座を10月3日に開催いたします。
参加者と一緒に改善し、観察し、メンテし、3歩進んで2歩下がる感じですが、よくなっているのが体感できるようになってきました。
今の空間づくりは、設計書通りに施工すことが当たり前ですが、それでは、どの環境においても同じものができてしまいます。
かつては、その場所に聞いて、
見て、触って、感じて、そこの環境に合わせた手入れをしていたはずです。
それが、「土木」です。
そこの環境を傷めず、尚且つ、人が暮らしやすいようにもする。
自然の土と木と石を使いながら空気と水をしっかりと循環させながら、自然の機能を損なわないように造成していました。
自然と対話しながら進める五感作業。
一緒にしませんか?
ぜひ、参加ください〜!

【⽇時】
2021年10⽉3⽇(⽇)
8:30〜受付開始
9:00〜講座開始
17:00 頃には終了
【会場&集合場所】
静岡県牧之原市⻄萩間(mori to umi)
※詳しい場所はお申し込み後にお伝えいたします。
【スケジュール】
※基本的には⾬天決⾏の予定です。
※受付時の体温チェックにご協力ください。
8:30〜現地受付開始
9:00〜⾃⼰紹介
9:30〜講座開始、⼿作業での改善⼯事。途中休憩、昼⾷休憩あり。
16:00〜まとめ、感想、⽚付け
17:00 頃終了、解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【参加費、その他費⽤】
講座費:3,000 円
※昼食・保険代込。
【持ち物・服装】
動きやすく、汚れてもよい服装
移植ゴテ、スコップ、ツルハシ、ミツグワ、ノコ鎌など準備可能な道具をご持参ください。
作業⼿袋
⻑靴(沼あります)
⾬合⽻
タオル
帽⼦
⽔筒など飲み物
筆記⽤具
【ご注意事項とお願い】
・お子様を同伴される場合、お子様の安全管理は各自で責任を持ってお願いします。
・汚れてもいい、動きやすい服装でお越しください。着替えがあると安心です。
・荒天の場合は中止させていただきます。天候による開催可否の決定に関しては、前日までにご連絡させていただきます。
・参加申込後、お客様のご都合によるキャンセルは必ずご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
【新型コロナウィルス感染防止についてのお願い】
・当日は体温を計測いただき、受付にて体温を申告いただくようお願いします。
・当日の体調が悪いようであればキャンセルを受付します。キャンセル料はいただきませんので、決して無理に参加されることはお避け下さい。
・受付にて、手指消毒液を設置しております。
・自然の中ですが基本的には、マスク着用などの配慮をお願いします。
・当講座は新型コロナウィルスの影響により、開催中止となる場合がございます。その際にはご連絡します。
【お申し込み方法】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはお電話をお願い致します。
Facebookで繋がりのある方はメッセンジャーでも受付します。
なお、講座参加⼈数を定員20名程度としております。
ご興味ある⽅はお早めにお申し込みください。
また、お⼦様も参加可能です。(お子様の参加費は無料)
①お名前(代表者と参加者全て)
②電話番号
③メールアドレス
④お住まい(都道府県と市町村のみでも結構です。)
【申込み先】
mori to umi
メール:moritoumi500@gmail.com
電話:080-2637-9124(鈴⽊)
【主催】mori to umi
【協力】株式会社ナインスケッチ
    くわひとつ

 

大地の再生講座 in 牧之原市 第4回 8月1日開催

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引き続き mori to umi のフィールドで作業を中心とした大地の再生講座を開催いたします。
庭の水捌けの問題や、呼吸できなくなって苦しんでいる樹木の処置を、大地の再生の視点で改善作業を行います。
土の中で停滞している水を抜くには、土圧のかかった空気圧を抜き、中に溜まっている水が大気圧に押し出されるように抜けてきます。地形の落差から抜ける空気と水の関係は、サイフォンの原理のそのものです。
 また、土圧によって締め付けられいることで根の呼吸がしづらく苦しんでいる植物も、土の中の停滞している空気を抜いてあげれば中に溜まっている水も大気圧に押し出されるように抜けてきます。空気と水の流れを改善すれば植物の根の呼吸も再開し元気になってくるのです。
身近なところの空気と水を抜いてあげれば、動植物と人の暮らす場所が息づきを取り戻し心地良い環境へと転じていきます。一緒に空気と水の循環視点を学びましょう。
【講師】
株式会社ナインスケッチ代表 
田中俊光さん
https://www.9sketch.com/
⚠矢野さんの講座ではありません

【⽇時】
2021年8⽉1⽇(⽇)
8:30〜受付開始
9:00〜講座開始
17:00 頃には終了
【会場&集合場所】
静岡県牧之原市⻄萩間(mori to umi)
※詳しい場所はお申し込み後にお伝えいたします。
【スケジュール】
※基本的には⾬天決⾏の予定です。
※受付時の体温チェックにご協力ください。
8:30〜現地受付開始
9:00〜⾃⼰紹介
9:30〜講座開始、⼿作業での改善⼯事。途中休憩、昼⾷休憩あり。
16:00〜まとめ、感想、⽚付け
17:00 頃終了、解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【参加費、その他費⽤】
講座費:3,000 円
※昼食・保険代込。
【持ち物・服装】
動きやすく、汚れてもよい服装
移植ゴテ、スコップ、ツルハシ、ミツグワ、ノコ鎌など準備可能な道具をご持参ください。
作業⼿袋
⻑靴(沼あります)
⾬合⽻
タオル
帽⼦
⽔筒など飲み物
筆記⽤具
【ご注意事項とお願い】
・お子様を同伴される場合、お子様の安全管理は各自で責任を持ってお願いします。
・汚れてもいい、動きやすい服装でお越しください。着替えがあると安心です。
・荒天の場合は中止させていただきます。天候による開催可否の決定に関しては、前日までにご連絡させていただきます。
・参加申込後、お客様のご都合によるキャンセルは必ずご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
【新型コロナウィルス感染防止についてのお願い】
・当日は体温を計測いただき、受付にて体温を申告いただくようお願いします。
・当日の体調が悪いようであればキャンセルを受付します。キャンセル料はいただきませんので、決して無理に参加されることはお避け下さい。
・受付にて、手指消毒液を設置しております。
・自然の中ですが基本的には、マスク着用などの配慮をお願いします。
・当講座は新型コロナウィルスの影響により、開催中止となる場合がございます。その際にはご連絡します。
【お申し込み方法】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはお電話をお願い致します。
Facebookで繋がりのある方はメッセンジャーでも受付します。
なお、講座参加⼈数を定員20名程度としております。
ご興味ある⽅はお早めにお申し込みください。
また、お⼦様も参加可能です。(お子様の参加費は無料)
①お名前(代表者と参加者全て)
②電話番号
③メールアドレス
④お住まい(都道府県と市町村のみでも結構です。)
【申込み先】
mori to umi
メール:moritoumi500@gmail.com
電話:080-2637-9124(鈴⽊)
【主催】mori to umi
【協力】株式会社ナインスケッチ
    くわひとつ

2021-07-21 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

大地の再生お話会 〜菊川おんぱく2021〜を終えて・・・「人が先んじてはいけない。自然が先んじる。」

菊川おんぱくのプログラムで「大地の再生お話会」を2回ほど開催し、1回目は、スライドを使って2回目は菊川市和田公園にて見立てをさせていただきました。

少し、和田公園の内容をご紹介します。
まずは、地図データから和田公園を読み解いていきます。

航空写真のコピー
緑の部分が多く、一見、自然豊かに見えます。しかしよく見ると碁盤の目のように基盤造成された田んぼの水田地帯、茶畑、そして周囲には住宅団地、道路網が張り巡らされています。これはみんな機械造成で大地を切り刻みコンクリートやアスファルトで覆い、大地の血管である自然の水路網をコンクリートなどで人工的に変えてしまっているよに読み取れます。
敷地周辺図のコピー
国土地理院が提供している地図を見ると明らかにわかります。
面積的にいうと人の開発が自然の地形より多くなっているのがわかると思います。知らぬ間にほとんどが人工的な地形になり、自然の地形が少なくなってしまっています。
敷地広域周辺図のコピー
もう少し広い視点で和田公園周辺を見渡して見ると、宅地、高速道路、一般道、鉄道網が広がり、単位面積当たりの人の開発が本当に高くなっている環境整備が進んでいるのがわかります。
大地の血管がどんな具合になっているのか想像してみましょう。
自分の体に当てはめてみてもわかると思います。
身体中のほとんどの血管が圧迫されている状態です。健康でいられる訳がないのが想像できると思います。
和田公園の現地を見ずに、この地図データを持って見てるだけでも、和田公園はきっとおかしなことになっているんだろうな。と想像ができると思います。
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駐車場から公園の出入り口付近にくるまでの間でも、道路、コンクリートで敷き詰められ、自然地形を切土し人工地形にしている状態です。コンクリートの上に泥あくがへばりついています。雨が降るたびに血管が傷みの状態で、汁や血液を滲み出しているような状態に見えます。桜も葉っぱの数、枝の数や色合い、幹肌は苔むしている表情、1本として健康な木はありません。
つまり、大地の空気と水の循環が閉ざされて低下している分、身近な生き物は健全な表情になっていないのです。
大地の空気と水の循環が動植物の息づく環境を左右していると言っても過言ではないと思います。
流域図のコピー
水脈が地形を作った大まかな地形水脈図になります。赤丸のところが和田公園です。
大井川の右岸で牧之原台地の付けに位置し斜面から平地に変わる入り組んだ谷戸地形のところにあるとがわかります。
和田公園がこんな状態ということは、他の入り組んだところもこんな状態なのだろうと想像ができます。どこもかしこも大地は圧迫されて健康的なところはないのでしょうか?
地形水系図のコピー
川だけを映した地図になります。
これだけを見ても人の血管のように大地には水脈が張り巡らされています。正に大地の血管です。
これは、目に見えるだけの川なので、実際の土中環境にはもっと血管が張り巡らされています。
人も血の巡りが悪くなるとどうなるでしょうか?健康でいられることないですね。病気や炎症、体の傷みが出てきます。
大地も同じです。大地も生きています。大地の血管である、空気と水を循環する水脈が滞ると必ずどこかで不具合を引き起こします。
それが、泥アクを出したり、木々の病気だったりします。
声を発することができない分、そうやってシグナルを出している訳ですが、人はそれを聞こうしません。
その結果、災害を引き起こし結局我々、人に帰ってくるのだと思います。
そろそろ、人は大地の声に耳を傾け動かないと間に合わなくなってくるのではないでしょうか?
地方図のコピー
東側の富士川、安部川、大井川、菊川、太田川、天竜川、静岡の代表的な1級河川があります。
静岡の主だった流域図ですが、海から南アルプスの奥山までつながっています。海側では防潮堤として大地を締め付けられ、奥山では色々な形のダムがあります。これらの流域がどうなっているか?ミクロもマクロも相似形なのです。この和田公園の現場で泥あくが出てるように、この大きい河川も同じことが起こっているのが想像できます。また、静岡だけでなく、全国各地がまた同じ状況なのだと思います。
雨が降るたびにこれらの流域にも泥あくがにじみ出て益々大地は呼吸困難になり深刻な状況になっています。
本来は清流が流れる流域だったがここ5、60年で、泥あくが出る地域になってしまって、それが戻らず、泥あくがで続けてしまって災害が止まなくなってしました。
大地から泥あくが出る状態になった時、そこで生きている生き物は弱くなり、大地を支える結果がなくなり、大地の中に水も空気もしみこむ力も弱まり、大雨が降るたびに大地が崩壊することになる。これは当たり前のことです。大地の空気と水の循環が大地の環境をつくり、生物環境がそこに息づく、そして大地の環境は安定し、空気と水の循環もよくなる。全てのファクターが相互作用をもたらしい合いながら成立しています。空気と水の循環の視点が今の土木には欠けてしまっています。壊れたらコンクリートを張るのが現代土木であり、空気と水を止めてるのが現代土木です。水と空気を抜く、通す考えが大切なのです。

ここ、和田公園でも2019年の台風で土砂崩れがあり、道路は崩壊しました。

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何が原因で土砂崩れが起こったのか?
道路の施工品質が悪かったのか?もう既に道路の寿命がきていたのか?想定外の雨量だったから仕方ないのか?色々と予想されると思います。
1番の原因は、ここの谷筋の下の水脈をコンクリートで抑えてしまったこと、そして、ため池をコンクリート施工したことだと思います。
本来、空気と水が抜けたいところで止めてしまった。ここにコンクリートで覆ってしまうことで空気が滞る原因になります。それに準じて水も滞ります。それが大雨になれば斜面全体への広がり耐えきれなくなって崩れてきます。おそらく道路から谷筋へ水が出るジョイントのところから崩れ始めたのではないかと思われます。
現代土木は、自然には敵わないのが分かったと思います。
現代土木は持って50年じゃないでしょうか?力で抑えつけて、空気や水を止める視点や考えではなく、抜く視点がないのが現代土木であり、止めて、力で抑えつけるのが現代土木だと思います。
現代の土木技術の限界がわかったはずだと思うのですが、人はまた同じことを繰り返してしまいます。それはなぜか?人目線を外せないから、自然の目線に立てないからでしょうか?!

もうひとつ、現代土木の悪いところが、計算と理論だけで成立させてしますところ。現場の状況に耳を傾けていないことです。
どんな現場であろうと設計しやすいように、または作業しやすいように計画を立ててしまいます。
環境全体を見て、地形、土質、周辺環境を見て、水と空気の循環がどのようになっているのか、その現場現場に合わせた工事がこれからは必要になってきます。
決められたマニュアル通りで、計算や数字で成立させること、そこの場所の環境を読み取らずに工事が進むのは、本来、おかしなことだと思います。

ここの場所の水と空気がどのように通っているのか判断しないといけないのです。
現代土木はこれを無視して力で人工的な線(直線)にしてしまっています。
見えない空気をデザインする必要があると思います。その空気は計算では中々現せないからと言って無視する訳にはいかないのです。

ここで大切なのはその現場と対話しながら進めることが大切だと思います。
かつては、人も自然を読み取る力があったはず。昔の人は現場に聞いて育んできたのだと思います。だから何百年もの歴史や文化が築けてきたのではないでしょうか。そこに立ち戻って見直さないといけないと間に合わなくなってしまいます。
本来、土木とは、土と木、有機物の組合せです。かつての土木の視点に倣って進めることがもう一度必要になってきます。

地形を崩しても自然素材である木、土、石などで作っていたから空気も水も通る環境になっていました。
「土木」とは字のごとく、土と木、つまり有機物を組み合わせることで、土地の環境を健全に保ち、なおかつ人の活動においても都合の良い地形に安定させ、両立させていく、そんな技術が、「土木」という文字に込められている。
 ところが、現代土木においては、有機物の分解に伴う土中環境のこと、不確定で見えにくく、計算しにくいファクターにおいて、ほぼ無視されてしまっています。
ファクターを単純化して構造計算の容易なコンクリートの強度と重量によって大地を力学的に抑え込むばかりの発想に基づいています。その結果、擁壁などの人工構造物に対して土圧がのしかかる状態が継続してしまい、大地の息づきは失われてしまいます。
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では、どうやって作り直せば良かったのか?考えてみます。
この直線的な傾斜は止める必要があります。これでは、水は浸透せず、表面で水が走りやすく、泥あくを産む原因になります。もっと流線形を描くように傾斜を作り、山の尾根と斜面と谷があるように牧之原台地の地形に倣って作る必要があると思います。
道路から谷筋に水が流れ出るところ(水が集約される出口)もしっかりと深みを作り人工的な水脈から自然の水脈につながるようにしていく必要があると思います。
自然界では、それをため池や合流点の深み、滝壺を作っています。そこで、泥アクを越し、水の勢いを止めゆっくりと下へ繋いでいきます。
深みをコンクリートで見た目だけで仕上げるとそれは、有機的ではなく機能が賄わなくいずれ、崩壊していくと思います。
それは、なぜか、
大地が生きているからです。息をしているものが苦しいから息をしようと崩壊するのは、必然であり、それは自然にとっては、マイナスではなくプラスの要素なのです。
斜面、谷筋は蛇行させて、水が本来の川のような流れになるように仕立ててあげる必要もあると思います。
上からくる水が泥アクを生まずに本流つなぐようにすれば、水も空気も浸透し、動植物が息づく環境が生まれ、大地も安定してくると思います。
ice_screenshot_20210703-125422(ネットより)
さて、先日、熱海で土石流の被害がありました。
何が原因だったのかこれから様々な議論がされることだと思います。盛土やメガソーラーについても言われることでしょう。
しかし、根本的なところは、海側から尾根までの谷筋にコンクリートやアスファルトや宅地化が進み、また、上部での地形を崩し開発行為することで、流域全体で土中環境の空気と水を通す大地の血管である水脈を滞らせてしまったことだと思います。自然の水脈の機能が損なわれてしまったことだと思います。
人の営みがもたらした結果ではないでしょうか?
ただ、決して、コンクリートなどが悪いというわけではなく、それらが生み出す空気と水の流れが自然の水脈のリズムと違うことがいけないのです。コンクリートを使いながらでも自然の空気と水の循環機能を損なわず、泥アクを発生しなければここまでの被害はなかったのではないかと思います。

静岡県が、盛土が原因のひとつではないかという発表をしています。今までは、観測史上最大とか想定外の雨量とかで片付けてしまっていたことを思うと一歩前進したように思います。
今回の災害は、人がやっていることがおかしいですよ。と大地は悲鳴をあげているのです。自然の声だと思っていいと思います。
この声を聞かずに人はまた同じことを繰り返すのか・・・。
高田造園設計事務所の高田さん(NPO法人地球守 代表理事)の記事もぜひ、みていただきたいです。

大地も生き物もみんなおかしいよ。という表情をしています。それに目を向け耳を傾け、できることからやっていけばまだ、間に合うと思います。でも、このまま放置していけばどんどん衰退していく一方で、最終的には間に合わなくなリ、結局人が住めない環境にもなってきてしまいます。
人が自然寄りに目を向け直して、
「人が先んじてはいけない。自然が先んじる。」
矢野さんの言葉です。
その場所の自然的な機能をまずは、損なわないようにし、
その次に人のやりたいことをあてはめて考える。それが可能なことか、自然と調和できることか。自然と対話しながら決めていく。一歩譲った空間づくりがこれからは必要なのです。

2021-07-08 | Taged in | Posted in ブログNo Comments » 

 

7月4日 大地の再生お話会〜大地の水と空気の循環から自然環境を考える〜in 菊川市和田公園  開催

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大地の再生 お話会〜大地の水と空気の循環から自然環境を考える〜
菊川おんぱくのプログラムです。
https://kikugawaonpaku.jp/

案内人 くわひとつ 田中俊光

周りを⾒渡せば、道路や宅地やメガソーラーなど、⽊々を伐採し、⼭を削りコンクリートやアスファルトで⼤地を覆ってしまっています。 この⾏きすぎた現代⼟⽊によって呼吸ができなくなった⼤地は、⽔をしっかり蓄えれず、⾬は⼀気に地表を流れ、土砂崩れや川の増⽔などの被害が起こっています。⼤地の⾎管である⽔と空気が循環する⽔脈がどのように自然環境に影響を及ぼしているのか「⼤地の再⽣」の視点を和田公園の実際の現場を見ながらお話し致します。
開催日時間
日付7月4日 (日)10:00〜12:00(9:30〜受付)
参加料金
2000円
開催場所
菊川市 和田公園 北側駐車場
静岡県菊川市和田1017
直接和田公園北側入口にお越しください。

お申し込み先
くわひとつ(株式会社ナインスケッチ)
電話番号 053-435-1235
メールアドレス contact@9sketch.com
URL https://www.9sketch.com/

2021-06-20 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

大地の再生お話会 開催します。

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大地の再生 お話会を開催いたします。
テーマは〜大地の水と空気の循環から自然環境を考える〜

菊川市の菊川おんぱくのプログラムの一つになります。
https://kikugawaonpaku.jp/

案内人 くわひとつ 田中俊光

周りを⾒渡せば、道路や宅地やメガソーラーなど、⽊々を伐採し、⼭を削りコンクリートやアスファルトで⼤地を覆ってしまっています。 この⾏きすぎた現代⼟⽊によって呼吸ができなくなった⼤地は、⽔をしっかり蓄えれず、⾬は⼀気に地表を流れ、土砂崩れや川の増⽔などの被害が起こっています。⼤地の⾎管である⽔と空気が循環する⽔脈がどのように自然環境に影響を及ぼしているのか「⼤地の再⽣」の視点のお話を致します。
開催日時間
日付6月13日 (日)10:00〜12:00(9:30〜受付)
7月4日(日)10:00〜12:00(9:30〜受付)和田公園
参加料金
2000円
開催場所
プラザきくる(6/13)
和田公園(7/4)
静岡県菊川市堀之内61
お申し込み先
くわひとつ(株式会社ナインスケッチ)
電話番号 053-435-1235
メールアドレス contact@9sketch.com
URL https://www.9sketch.com/

2021-06-04 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

大地の再生講座 in 牧之原市 第2回 4月18日開催

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前回に引き続き mori to umi のフィールドで作業を中心とした大地の再生講座を開催いたします。
庭の水捌けの問題や、呼吸できなくなって苦しんでいる樹木の処置を、大地の再生の視点で改善作業を行います。
土の中で停滞している水を抜くには、土圧のかかった空気圧を抜き、中に溜まっている水が大気圧に押し出されるように抜けてきます。地形の落差から抜ける空気と水の関係は、サイフォンの原理のそのものです。
 また、土圧によって締め付けられいることで根の呼吸がしづらく苦しんでいる植物も、土の中の停滞している空気を抜いてあげれば中に溜まっている水も大気圧に押し出されるように抜けてきます。空気と水の流れを改善すれば植物の根の呼吸も再開し元気になってくるのです。
身近なところの空気と水を抜いてあげれば、動植物と人の暮らす場所が息づきを取り戻し心地良い環境へと転じていきます。一緒に空気と水の循環視点を学びましょう。
【講師】株式会社ナインスケッチ田中さん
https://www.9sketch.com/
⚠矢野さんの講座ではありません
__________________
昨年の各地の台⾵被害、確かに観測史上で、最も多くの⾬が降ったこともあるかもしれませんが、本来の⼭の⾃然的な機能があればあそこまでの被害が出なかったのではないかと感じてしまいます。
周りを⾒渡せば、道路や宅地、⼤規模な⼯場やメガソーラーなど、⽊々を伐採し、⼭を削りコンクリートやアスファルトで⼤地を覆ってしまっています。 この⾏きすぎた現代⼟⽊によって⼤地は呼吸ができなくなってしましました。呼吸を失った⼤地は、⽔をしっかりと蓄えることもできずに、⾬は⼀気に地表を流れ、崖を崩し、⼟⽯流となり川を増⽔させるなどの被害が起こっています。
しかしながら、私たちの⽣活にはコンクリートやアスファルトなどは⽋かせなくなってもいます。「⼤地の再⽣」の視点があれば、現代⼟⽊も否定せずに⼤地の⾎管である⽔と空気が循環する⽔脈が滞ることなく共存も可能だと思います。
近隣の⼭や雑⽊林が荒れてしまったけど、⼿⼊れや管理の仕⽅が分からない。また、⼟砂崩れや倒⽊がおきないか⼼配な⽅もいると思います。
⼭が荒れ薮状態になったり、⼟砂崩れや倒⽊などの災害の根本的な原因は何なのか、実際の⼭を⾒ながら、⾃然からのメッセージを感じながら、⼀緒に学びませんか?
__________________
【⽇時】
2021 年4⽉18⽇(⽇)
8:30〜受付開始
9:00〜講座開始
17:00 頃には終了
【会場&集合場所】
静岡県牧之原市⻄萩間(mori to umi)
※詳しい場所はお申し込み後にお伝えいたします。
【スケジュール】
※基本的には⾬天決⾏の予定です。
※受付時の体温チェックにご協力ください。
8:30〜現地受付開始
9:00〜⾃⼰紹介
9:30〜講座開始、途中昼⾷休憩あり。⼿作業での改善⼯事の予定もあり。
16:00〜まとめ、感想、⽚付け
17:00 頃終了、解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【参加費、その他費⽤】
講座費:3,000 円
※お弁当代500円と保険代などが含まれます。
※お弁当は持参していただいてもOKです。その際には500円値引きします。
※お弁当の注文は4⽉14⽇までに必要個数をご連絡ください。
【持ち物・服装】
動きやすく、汚れてもよい服装
移植ゴテ、スコップ、ツルハシ、ミツグワ、ノコ鎌など
作業⼿袋
⻑靴(沼あります)
⾬合⽻
タオル
帽⼦
お弁当(注⽂される⽅は不要)
⽔筒など飲み物
筆記⽤具
【ご注意事項とお願い】
・お子様を同伴される場合、お子様の安全管理は各自で責任を持ってお願いいたします。
・汚れてもいい、動きやすい服装でお越しください。着替えがあると安心です。
・荒天の場合は中止させていただきます。天候による開催可否の決定に関しては、前日までにご連絡させていただきます。
・参加申込後、お客様のご都合によるキャンセルは4月14日までに必ずご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
【新型コロナウィルス感染防止についてのお願い】
・当日は体温を計測いただき、受付にて体温を申告いただくようお願いします。
・当日の体調が悪いようであればキャンセルを受付します。キャンセル料はいただきませんので、決して無理に参加されることはお避け下さい。
・受付にて、手指消毒液を設置しております。
・自然の中ですが基本的には、マスク着用などの配慮をお願いします。
・当講座は新型コロナウィルスの影響により、開催中止となる場合がございます。その際にはご連絡します。
【お申し込み方法】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはお電話をお願い致します。
なお、講座参加⼈数を定員20名程度としております。
ご興味ある⽅はお早めにお申し込みください。
また、お⼦様も参加可能です。(お子様の参加費は無料)
①お名前(代表者と参加者全て)
②電話番号
③メールアドレス
④お住まい(都道府県と市町村のみでも結構です。)
⑤お弁当の有無(4⽉14⽇までに必要な個数をご連絡ください。)
【申込み先】
mori to umi
メール:moritoumi500@gmail.com
電話:080-2637-9124(鈴⽊)
【主催】mori to umi
【協力】株式会社ナインスケッチ

 

大地の再生講座 in 牧之原市を終えて

これからは、各地域で、その地域の特色を活かした地域に根ざした活動にシフトしていくことを目的の一つとして一社)大地の再生講座結の杜づくり昨年6月に解散しました。
その後、大地の再生講座に参加したことがある菊川市議員の倉部さんの働きによって、僕自身は、菊川市議員会が運営する総務建設委員会で大地の再生の話をさせてもらう機会を頂きました。
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土砂崩れを起こした菊川市の和田公園の現状を題材に話をしたり、矢野さんが視察に行った九州熊本での被害の報告もさせて頂きました。
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菊川市和田公園の土砂崩れ、九州熊本の災害どちらにおいても、人工構造物が水脈機能を低下させ、それが災害の引き金になっているのは間違いないと言っていいと思います。自然本来の水脈機能を理解しないまま土木工事が進められてしまっています。それを早く、土木視点に注意事項として天災、防災の情報の中に入れないと被害が拡大してしまうと思います。しっかりと研究情報の中に入れれば災害は防げるのではないでしょうか。数値化されていないから排除していくのではなく、生の現場が教えてくれることを感じとり、対策していかないともう先が見えなくなってしまいます。流域災害がもうこれから先は必然的に起こってしまうのではないかと予測されます。
これからは、昔の人がくわ一つで、里山を水切りして自然の機能に沿って水脈を整えていたように、それをもう一度地域ごとでやっていく必要があると思います。
そう、思っていた頃、僕の住む菊川市の隣接市の牧之原市でmori to umiさんの森で矢野さんを招いての大地の再生見立て講座が開催されました。
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年末の忙しい時期に我々含めて40名近くの人が集まりました。今の環境悪化に関心をもち、それにどうしていけばいいのか悩み不安を抱えている人の多さの現れではないかと思います。
それぞれの自己紹介から始まり、いよいよ、講座の始まりです。
矢野さんから地図データの解説から始まります。
敷地周辺図
mori to umiさんの森は、赤丸のところで、谷筋に沿って水脈と同じように人の動線、道路や宅地が開発されてしまっているその丘の上にあるのが分かります。
地図上の+のところが大谷でここが沼地化されています。谷から水と空気が淀み抜けていないようだと以前写真をみて伺えます。
この谷筋である水脈を中心に見てその谷から奥につながる斜面、更に奥の尾根へと見ていきます。。この谷筋が詰まった時、谷と斜面と尾根がどうのような連鎖反応をしているのか、今日、これから中に入り見て感じてもらいます。と矢野さんから話がありました。
敷地広域周辺図
もう少し、広い地図を見ると、牧之原台地が起伏地形をもって人の生活と自然が入り組んで活用されている地域と言うのがわかると思います。谷筋を縫うように見ていくと見事な曲線が描かれ谷がえぐられている地形の中に緩やかに牧之原台地の特有の光と風を浴びてお茶畑が広がっているのが読み取れてきます。
地形水系図 修正版
この図は、表層地形に張り巡らされいる水脈デザインで、要は目に見える川になります。これが大地の中にも体と同じように入り組んだ水脈ラインができています。下草から高木まで植物の根と連動して大地の中の土壌や地質の層にこの空気と水の血管網ができ、高低差によって循環しています。人の血管が脈で循環しているように大地の中を空気と水は上流から下流に緩やかに耐えることなく動き続けていて、それが地上と地下の対流を層をなして生み出しています。
地方図
天竜川や大井川などの河川を中心にこの脈が高山帯の南アルプスを含めて上流域まで繋がっているのがわかると思います。脈のどこかで不具合を起こせば、流域全体が不具合を引き起こすことになってしまっています。
海岸線での松枯れや山林のナラ枯れ、また、上流高山帯での斜面の崩壊や尾根の乾燥、森の下草から高木層の植物の傷みが水脈の循環機能の低下と繋がっているのです。
また、このミクロ版がこの里山であります。ミクロもマクロも相似形として水脈機能、生態系機能は連動しているのです。

この地図情報を頭に入れて実際に生のフィールドを見ていきます。
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里山に入る前に、宅地内の庭に目を向けます。
写真向かって右側の柏の木が元気がないと矢野さんは話します。柏は冬でも葉が枯れても葉っぱは中々落とさずにずっとついています。そうは言っても枯れるのは他と比べて早すぎる、また、葉っぱの付き方が枝に密集ガチに思え、土中が詰まっているように思えます。
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庭から里山へ向かう園路の土の表情を見て、泥あくが発生し水の浸透が乏しいことを指摘したり、庭とみかん畑の境界の側溝を見ては、側面のRCだけで底にはコンクリートがなくまだまだ改善の余地は十分にあることを確認し、里山へ行くまでも庭やみかん畑のどこがどんな表情で悪く、それが何が原因なのかを解説しながら進んでいきます。
園路に植えてある桜を見ては、元の太い幹が傷み弱ってきて、その代わりに根元からひこばえを出しいます。これは、深いところの根が苦しく息ができなく弱ってきている。表層の空気が循環しやすいところのでの根が張って、深いところの根が衰退するのをカバーするようになんとか一生懸命拡げて、この木全体で生きようとしているのです。これは、そこの側溝の泥詰まりや園路の水が表層で走りすぎることを抑えれば回復してきます。
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写真は谷間の沼地化されたところです。この頃はしばらく雨も降っていなく土は乾燥しています。
しかし、木々は荒れ風通しも悪く、心地よさはあまり感じられません。
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雨が続くと水は浸透せず淀みが生まれ空気感も滞る感じがします。
これを、一気に戻そうとすると大変ですが、できるところから点で穴を掘るなどコツコツと大事に作業をしていけばプラスになって行く速度でつむいでやっていくと数十年位のマイナスが1年2年でプラスに転じてきます。その時に人が全てをやろうとするのではなく、大地と生物と気象の循環機能に沿って手を入れれば、人の作業を応援するように大地と生物と気象もスクラムを組んで応援してくれるように桁違いに変化してきます。
昔の人はこの作業を感覚的に捉えて日常的に手作業で循環型に収めていました。まだまだ、機械も便利な道具もない時代に、循環型や生活を自給的に営めていました。昔の古地図を見ても田んぼや畑の広さは変わっていません。それを機械や道具のない時代に営めたのは、自然の水脈機能に沿った手の入れ方をし自然を見方につけていたからできたことです。
今では、水脈機能を無視した、人の都合で機械が作業しやすいような道を通したり、材料を変えてしまいました。その結果、自然は応援しなくなり逆に反発するようになってしまいました。それをまた力で抑えつけてしっているのが現状です。昔の人がやっていたような視点を大切に雨や風がやってくれているような機械作業をすればコンクリートも否定せずに共存もできるはずです。
今の道具や材料、また、ここにある資材なども大事に使ってそれぞれが相乗的な力が働くような水脈機能に沿った空気と水の循環を生み出すような作業をしていけば全体が急速に蘇る力をもっています。
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谷筋の奥に進みます。
谷が合流してため池ができている急な斜面に、自然林のシイノキと植林した杉とそこに竹が進入してきています。今は、それぞれが競い合い喧嘩をするような関係になっています。この3つの植生が競い合わない関係は、この谷筋を中心に空気と水が循環する水脈を修繕していけば全てが大人しくなり、それぞれが息ができお互いが認め合うような群落を作り出してきます。
また、空気と水の循環がよくなればその循環に見合う植物が残り、暴れるようにここに繁茂してきた植物たちはいなくなってきます。逆を言えば、今はこの水と空気循環にあった竹がここを支えてくれているのです。大地は、空気と水の循環を保つために次々に新たな植物を生み出しているのです。でも、水脈機能が回復すると後からやってきた植物は役割を終えていなくなってくるのです。
今の現状は、脈が詰まり、大きな点穴であるため池も詰まっています。ため池のヘドロが回復されるように脈を開いてあげ、ため池に繋がる谷筋を点と線でつないでいけば見る見るうちに変わってきます。それを今度は、応援するように動植物が息づきをつないでいってくれ、そして、大地の土壌の粒状も変わり進み粘土化が後退し、乾燥化止まり、空気が通りやすい団粒化の土壌になれば一気にプラスの連鎖が生まれてきます。
この脈の機能を回復してあげるだけで、上の目に見える尾根線までもが変わってきます。そこを直接手をいれる作業をしなくても変わってきます。でも、その水脈機能に沿ってしなければ意味がなくなってしまいます。
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尾根に着くと、立派なシイノキの照葉樹林帯が広がります。林冠はシイノキらしい枝葉が毛細血管のように光が入り込むように棲み分けされ、感動させられます。
しかし、よく観察すると幹は痩せ細り、下枝はなく、食害され枯れている部分も多く見られます。
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地面へと目を向けると、土は乾いて乾燥し、硬くしまっています。歩いてて足の裏の感触でもわかる位です。本来は、このような照葉樹林帯は落ち葉が積もりフカフカな状態になっているはずですが、それが土が直接見えてしまっています。こうして腐葉土層が発達しなくなり、表層乾燥をおこし、尚且つ地面が締まり硬くなり、空気が通りにくくなる状態が斜面から尾根にかけて広がっています。逆に谷は粘土でベトベトしています。この通気不全が植物の枝葉の傷み、山の傷みとして現れています。植生は傷み、山は地形崩壊となり流域災害に広がってしまっています。要は、辿っていくと人が造った人工構造物が脈を傷めているのが見えてきます。そこの部分の詰まりを解消するように手を入れてあげるだけで生態系は見る見るうちに回復してきます。谷の詰まりを解消していけば地面は柔らかくなり、落ち葉は積もり、下草も生え、傷んでいった木々も幹から胴吹きして新たな枝が回復してきます。発芽しきれなかった地面に落ちた種も発芽してこの森の息づきがつないでくれてくれます。
谷の作業をするだけで尾根まで繋がり生態系の連鎖が働くようになってきます。こんなに傷んだからもう手に追えないのではと諦めなくても大丈夫です。
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谷を中心に水脈機能を改善するように大掛かりな労力をかけなくても定期的にコツコツと手を掛けれれば十分にここの里山は回復でき、人と自然が共存する生物多様性の里山が復活できはずです。と矢野さんは締めてくれました。
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昼食を挟み、急遽重機も搬入しみんなで荒作業しました。
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矢野さんによるイノシシのように掘った点穴や横溝に枝葉を戻していきます。

最後に矢野さんからのエール
できるところからできるエネルギーでコツコツとやってみれば、自然が応援してくれこの息づきが広がってくるはず。
ある意味、闇雲にやってみること。すると、何が硬くなって、何が軟らかくなってくるのか、そこにはどういう差があるのか。どの程度やればいいのか感覚が育ってくる。
頭で考えるよりまずは体を動かし、大地と対話しながら作業することが大切。
作業の結果、風景が痛々しくなったか、息づき軟らかくなったか、この差を大事に見ていく。
泥ぼこりが出てるか、消えるか。水たまりが残るか消えるか。
縦と横の見えない脈をつないでいくと何かが変わってくるのがわかる。それを継続すると、だんだん育ってくる。
身近な人から集い大地が呼吸できるように空気を通す作業をつないでいってもらえたらいいと思います。今日の作業を足掛かりに育んでいってもらえるといいです。

今回の矢野さんを招いて開催した大地の再生講座をきっかけに、鈴木さんとは、このフィールドで、空気を通す作業を繋ぎ里山を改善できたらいいですね。と話をしています。
矢野さんが言うように、今の人工構造物がきっかけで、空気不全が起こり、様々な自然災害が発生しているのは間違いないと思っています。
これからの時代に大切になってくるのはやはり空気視点だと思います。
また、空気を通すための感覚も必要になってくると思います。数字や理論では中々証明し辛い空気を感覚的にデザインすることは、反復作業が大切だと思います。
みんなで一緒に作業し、学びを深めながら里山を再生し、その良さを体感できれば、大地の呼吸の大切さが証明できるのではないかと思います。
また、近いうちにワークショップが開催できたらと思います。

 

大地の再生講座 in 静岡県牧之原市 〜里山の見立て講座〜

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⼤地の再⽣第⼀⼈者の⽮野智徳⽒をお招きしてmori to umi の⾥⼭で⾒⽴て講座を開催します。
昨年の各地の台⾵被害、確かに観測史上で、最も多くの⾬が降ったこともあるかもしれませんが、本来の⼭の⾃然的な機能があればあそこまでの被害が出なかったのではないかと感じてしまいます。
周りを⾒渡せば、道路や宅地、⼤規模な⼯場やメガソーラーなど、⽊々を伐採し、⼭を削りコンクリートやアスファルトで⼤地を覆ってしまっています。 この⾏きすぎた現代⼟⽊によって⼤地は呼吸ができなくなってしましました。呼吸を失った⼤地は、⽔をしっかりと蓄えることもできずに、⾬は⼀気に地表を流れ、崖を崩し、⼟⽯流となり川を増⽔させるなどの被害が起こっています。
しかしながら、私たちの⽣活にはコンクリートやアスファルトなどは⽋かせなくなってもいます。「⼤地の再⽣」の視点があれば、現代⼟⽊も否定せずに⼤地の⾎管である⽔と空気が循環する⽔脈が滞ることなく共存も可能だと思います。
近隣の⼭や雑⽊林が荒れてしまったけど、⼿⼊れや管理の仕⽅が分からない。また、⼟砂崩れや倒⽊がおきないか⼼配な⽅もいると思います。
⼭が荒れ薮状態になったり、⼟砂崩れや倒⽊などの災害の根本的な原因は何なのか、実際の⼭を⾒ながら、⾃然からのメッセージを感じながら、⼀緒に学びませんか?
__________________

【⽇時】
2020 年12⽉ 20⽇(⽇)
8:30〜17:30 頃
8:30〜受付
9:00〜講座開始

【会場&集合場所】
静岡県牧之原市⻄萩間(mori to umi)
※詳しい場所はお申し込み後にお伝えいたします。

【スケジュール】
※基本的には⾬天決⾏の予定です。
※受付時の体温チェックにご協力ください。
8:30 現地受付
9:00〜⾃⼰紹介
9:30〜講座開始、途中昼⾷休憩あり。⼿作業での改善⼯事の予定もあり。
16:30〜まとめ、感想、⽚付け
17:30 頃終了、解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。

【参加費、その他費⽤】
講座費:5,000 円
お弁当代:500 円程度
※持参していただいてもOKです。
※お弁当の注文は12⽉17⽇までに必要個数をご連絡ください。

【持ち物・服装】
動きやすく、汚れてもよい服装作業⼿袋
⻑靴(沼あります)
⾬合⽻タオル帽⼦
お弁当(注⽂される⽅は不要)
⽔筒など飲み物筆記⽤具
移植ゴテスコップノコ鎌

【ご注意事項とお願い】
・お子様を同伴される場合、お子様の安全管理は各自で責任を持ってお願いいたします。
・汚れてもいい、動きやすい服装でお越しください。着替えがあると安心です。
・荒天の場合は中止させていただきます。天候による開催可否の決定に関しては、前日までにご連絡させていただきます。
・参加申込後、お客様のご都合によるキャンセルは12月17日までに必ずご連絡をいただけますようお願い申し上げます。

【新型コロナウィルス感染防止についてのお願い】
・当日は体温を計測いただき、受付にて体温を申告いただくようお願いします。
・当日の体調が悪いようであればキャンセルを受付します。決して無理に参加されることはお避け下さい。
・受付にて、手指消毒液を設置しております。
・自然の中ですが基本的には、マスク着用などの配慮をお願いします。
・当講座は新型コロナウィルスの影響により、開催中止となる場合がございます。その際には個別にご連絡します。

【お申し込み方法】
事前に下記の内容を明記してメールもしくは FAX お願い致します。
なお、講座参加⼈数を定員30名程度としております。
ご興味ある⽅はお早めにお申し込みください。
また、お⼦様も参加可能です。(お子様の参加費は無料)
①お名前(代表者と参加者全て)
②電話番号
③メールアドレス
④お住まい(都道府県と市町村のみでも結構です。)
⑤お弁当の有無(12⽉17⽇までに必要な個数をご連絡ください。)

【申込み先】※①か②のどちらかにお申し込みください
①mori to umi
メール:moritoumi500@gmail.com
電話:080-2637-9124(鈴⽊)
②株式会社ナインスケッチ
メール:contact@9sketch.com
FAX:053-435-1236
電話:053-435-1235

【主催】mori to umi
【協力】株式会社ナインスケッチ

2020-11-20 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

大地の再生講座 〜菊川市 和田公園 矢野智徳さんによる見立て〜

森町をあとにして、菊川市和田公園に場所を移して矢野智徳さんによる見立てが実施されました。
今回、なぜ菊川市で矢野さんをお招きできたかというと、以前、僕が、建築士会の主催で菊川市の赤レンガ倉庫で大地の再生の話をさせて頂いた時に、菊川市議員の倉部さんも聞いて頂いたのがきっかけで、市議会の代表質問で
「研究機関との連携、大地の再生の考え方の取り入れ等、根本的な菊川市の地形から水害対策を考えることの必要性は。」
としてくれました。
倉部さん代表質問2

倉部さん代表質問1

このことを矢野さんに報告させてもらい、森町に行くなら、せっかくなら菊川市議員の倉部さんとの意見交換もしましょう。とのなり、せっかくなら、昨年の台風で土砂崩れが起き、公園上部のため池の改修工事の話がある和田公園での見立てをしながらがいいと思い、セッティングさせてもらいました。
当日は、急な連絡にも関わらず地元の有志も集まってくれて貴重な機会となりました。

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和田公園敷地周辺図
矢野さんから地図情報を見て、話をしてくれました。
地図情報を見て、碁盤の目のように基盤造成された田んぼ、団地造成のエリア、いろんな道路網が張り巡らされている。重機などで自然の大地を削ったり盛ったり、コンクリートやアスファルトを張り、自然の水脈は人工的なコンクリートなどを使った水路網に変わってしまったのが想像できます。気づかぬうちに自然地形の中に重機械で大地を切り刻み人工的な地形にしている比率が自然地形の比率よりも高くなってきているのが分かると思います。
高速道路網から一般道、鉄道網など単位面積当たりの人の開発比率が高くなっているのがわかります。これが、悲しくとも日常的に人が生活している環境の身近な実態であります。これだけの大地の開発されている中で、大地の中の血管である空気と水の循環がどうなっているのか想像しただけでもまともでないというのが分かると思います。
きっとおかしくなっているだろうなと想像して駐車場から公園を入ったすぐの場所でもやっぱり、コンクリートに泥アクへばりついている姿を見ても、体の血管が血液をにじませているような姿になってしまっている。それだけ大地が傷んでいるのが分かると思います。
植えられた桜も一本として健康な桜がない。大きくなっていながら葉っぱの数、枝の数、幹肌の状態を見ても健全な状態がみられない。大地の空気と水の循環が閉ざされてしまし、人が身近に扱っている生き物は健全な表情になっていない。
和田公園 川だけ地図拡大
牧之原台地に入り組んだ谷戸地形の大地の中では、和田公園がこういう状態だっていうことは近隣のところでも同じようなことが起こっていると思ってもいいでしょう。
和田公園 川だけ地図望遠
さらに大きな視点で見てみると東から大井川、菊川、太田川、天竜川流域、静岡の代表的な流域河川がありますが、これだけの血管のように水脈が張り巡ららせている中で、大きな河川であるマクロ視点の中でもここの和田公園というミクロと同じようなことが起こっているのが想像できます。雨が降ればすぐ泥水になって海まで泥汚染が広がっている。流域から大量の泥水が出る地域になってしまっている。本来は清流の泥水が出ない流域だったはずです。これが戻らないまま時日が経ち、雨が降るたびに泥水が出て続けて各地域で流域災害が起きてしまっているのが現状であります。
泥水がでて、桜が弱っている実態は結果として、大地を支える力は弱まり空気や水が大地の中に浸透する力が弱まり大雨が降るたびに大地が崩壊するのは必然的に起きてしまっている。
しかし、現代土木はここを見ていない、壊れたらまたコンクリートを張るの繰り返し、ミクロでもマクロもこういう状態になっている。
これが、悲しくとも日常的に人が生活している環境の身近な実態であります。

 実際に昨年の土砂崩壊の現場を見てみます。
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崩壊した現場を修復工事が進んでいます。
地形的にみて、道路に集まってくる水が谷筋に出るところが多分崩壊したのだろうと思えます。と矢野さんは話してくれます。
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写真三枚は3月頃の撮ったものです。

道路に集まってくる水が集約されて外に出ようとするポイント、そこの水の出口を水の勢いを緩めて等速機能にして緩やかに優しく自然の水脈にバトンリレーできるようにつないであげる必要があるが、そのままダイレクトにするとリズムの違う水脈機能が不具合を生じて崩壊を起こすのは必然である。それを調整する役割があったのがため池や合流点の深みの水脈地形であったが、深みの地形を人都合で設計や作業のしやすで施工したものは見た目だけでのもので、自然の機能が失われてしまい、いずれ崩壊してします。それはなぜかというと大地は生きているからです。明らかに不具合があるから自分で調整して壊していく。それは、マイナスではなくプラスの動き、息をしているものが起こす当たり前に起こす現象なのです。

人がやっていることがおかしいよ。と自然は訴えてきている。それをプラスに改善していけばすぐに答えてくれるが、人は自分がやってきたことを変えようとしない。現代の人は、人目線を外せない。自然よりに目を向けることができていない。現代のコンクリート開発は、数字と理論が先行してプランニングしてしまっている。しかし、昔の人は、ここに聞いてきていた。ここ現地の自然の状態と対話しながら暮らしてきたから何100年も歴史や文化が築けてきたと思う。
人が自然よりに目を向けなおして見直すかどうかにかかっている。ここに生活する人から声をあげて一つ一つ学びながら立証していくことが問われている。呼吸がしやすい環境を手作業でやってきたら動植物はプラスの表情を返してくれる。まだ、十分間に合う。
矢野さんからエールをもらいました。

今回の矢野さんからの学びを僕ら地域の人とネットワークを組み、空気循環視点を学びながら伝え広げ、この視点が一般化できるように育んでいく責任があると感じています。災害や環境の問題は、この空気視点は抜きにしては語れないのは間違いないと思います。しかし、ここがまだまだ社会には認め難い分野であることは否めないところです。できることからコツコツと草の根活動ができればと思います。

 

大地の再生講座 〜森町で矢野智徳さんによる見立て〜

先日、広島から周智郡森町に移住してくる方の新しい住まいに矢野さんによる見立てに同行させて頂きました。
移住してくるご家族は、広島で大地の再生講座に参加されていました。
しばらく住んでいなかった住まいは、建物周りの林や庭が荒れてしまっていて今のままでは住みずらい状況を矢野さんによる大地の再生視点での改善を進めていきたいとのことで広島支部の京子さんとの連携で実現しました。
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建物の裏には山を背負っており、素掘りで石積みの井戸も残ってもいて、水が豊富に常に湧き出ているところであります。IMG_5367
水が豊富に湧き出る地形部分である斜面変換線部分にU字溝を設置したりしてしまい、本来水と空気が循環しやすいところを塞いでしまい、空気が抜けず、降った雨も土中に浸み込まずに地表を流れ水だけでなく表土も流し斜面麓に泥アクを溜めてしまっています。長年放置され現状は、設置したU字溝も見えないくらいになってしまいました。住んでいた方も水の処理に悩まれていたと思います。
土中には、脈がありそこには水だけでなく空気も同時に流れています。空気が滞れば水も流れません。水が滞れば空気も滞る。逆に空気が抜ければ水も抜ける。水が抜ければ空気も抜ける。水と空気は常に一体で動いています。
また、自然は、ミクロもマクロも相似形です。自然災害と言われる土砂崩れも同じメカニズムで発生していると言っていいと思います。降水量が増え、下の方で空気が滞れば水の流れも止まり飽和状態がだんだん上へと積み重なり、耐えきれなくなり土砂が崩れる。根本的なところは、現代の土木には空気視点が欠けているところだと思います。土中には水だけでなく空気の対流があるという視点を広めていきたいですね。

しかし、悪い話ばかりでなく、水の透明度を見ても矢野さんからは、悪くはないですね。水が濁っていないということは緩やかに循環しているということですね。これだけの水が出るならいっそのこと、池にしてもいいんじゃないですか。という話も出ました。
泥さらいをし、斜面林の風通し剪定や伐採をし、地表と土中の空気を通せば見る見るうちに良くなってくるでしょう。
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家の前には茶畑や田んぼ、更に奥は、川も流れていて生態系も豊かでとても良いところだと思います。
ここにこれから住まわれるお施主様が羨ましいですね。
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続いて田んぼの循環です。
崩壊していた畔の修繕をする矢野さん。
田んぼの入りと出をうまくつないであげる必要がある。
表層の水が動いてくれれば、深いところまで空気と水が対流しやすくなる。そうすると、稲の土の中の根が呼吸しやすくなるするようになる。土の中の淀みやガスがちゃんと上の方に流れてもくる。
稲の根の周りの土の空気が地上の空気と水の動きに引っ張れて循環するようになり、根の張りが良くなってくる。
土が硬くなる状態は陸の環境である。土が締まって、水が持ち上げられている状態でそれは、水があっても陸辺状態になり雑草が増えてくる。そうすると、除草剤をまかないと追いつかなくなってしまう。土が水に持ち上げられる水辺環境を作れば陸辺の草は生えなくなる。
稲にあった空気循環を入りと出で調整すれば、それだけで稲が育つと話てくれました。

田んぼは空気循環を学ぶにはとても良い教材ですね。
育てたい作物にあった空気循環を作ってあげるだけでいいのかもしれませんね。

これから、機会が合えばお施主様と改善できればと思います。
きっと目に見えて変化する心地よい住まいになることだと思います。

この後、菊川市の和田公園に移動し、たくさんのコアな地元メンバーと矢野さんによる見立てになります。また、次の機会に報告いたします。

2020-07-05 | Taged in | Posted in ブログNo Comments » 

 

大地の再生ワークショップ12月7、8日 in 静岡県菊川市

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昨今、自然災害による被害が増えてきました。それは、本当に自然災害でしょうか?!
本来の自然の機能があればあそこまでの被害が出なかったのではないかと感じてしまいます。
周りを見れば、宅地や道路はコンクリートやアスファルト、山や川もコンクリートで覆われてしまっています。
そんな状態では大地は呼吸できなく土中では水や空気の循環ができなく動植物も健全に生息できません。
木々が健全に生息できれば地中にしっかりと根を張ることができ、雨が降っても地表に水を一気に流すことなく、一度しっかりと地中に蓄えてからゆっくりと川へ水を流してくれます。
この機能があればあそこまでの被害が出なかったのではないかと感じます。
しかし、今の私たちの生活にはコンクリートやアスファルトは欠かせなくなってきました。
コンクリートやアスファルトを否定するのではなく、それらを使いながら土中にしっかりと空気と水の循環する水脈を改善しながら共存すればいいのです。
これからの住まいは、自然を力で抑え込むのではなく、自然の力を借りながら人工物と共存する住まいをつくる必要があると感じます。

そこで、今回は、新築住宅を建てるにあたっての一番最初に施す、敷地の水脈改善を学びながら作業をするワークショップを開催いたします。
建物が建つだけでも大地に負担が掛かってしまします。
その負担をケアしながら敷地を住みやすいように造成します。
大地の要である水脈機能を回復するための人と自然の協働作業ができればと思います。
ぜひ、お気軽に参加してくださいませ。

【日時】
2019年12月7日(土)9:00~17:00頃
2019年12月8日(土)9:00~17:00頃
現地9:00受付、9:30~講座開始
【会場】
静岡県菊川市牛渕
駐車場の場所がまだ決まっていませんので参加者に個別にご連絡いたします。
【スケジュール】基本的には雨天決行致します。
9:00現地受付、
9:30~ワークショップ開始
「大地の再生」についての座学、フィールドワーク
12:30頃〜昼食(1人1品ご持参ください。)
16:00頃~まとめ
17:00頃終了(延びる可能性有り)解散
その後、懇親会を開催するかもしれません。
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【持ち物・服装】
昼食の1品
マイ箸、マイ皿、マイカップ
動きやすく、汚れても良い服装
作業手袋
長靴
雨合羽
帽子
タオル
水筒など飲物
筆記用具
移植ゴテ(ある方は)
スコップなど(ある方は)
ノコ鎌(ある方は)
【お申し込み・お問い合わせ】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはFAXお願い致します。
・お名前(代表者と参加者全て)
・電話番号
・メールアドレス
・お住まい(都道府県と市町村のみで結構です。)
【遠方の方】
宿泊先などのご紹介、ご予約など遠慮なくお申し付けください。
【連絡先】
株式会社ナインスケッチ
contact@9sketch.com
電話:053-435-1235
FAX:053-435-1236
【主催】
株式会社ナインスケッチ
【講師】
天野圭介
パーマカルチャーデザイナー
アーボリスト
ラブファーマーズ企画運営

田中俊光
株式会社ナインスケッチ 代表取締役
一般社団法人大地の再生結の杜づくり 理事
矢野智徳さんは来ませんので、ご了承ください。

 

水脈のメンテナンス

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施工して1年半程経つ現場ですが、敷地内に水が溜まってしまうということでしたので水脈のメンテナンスをしてきました。
表土は硬く締まってしまい、水が十分に浸み込めない状態でした。
掘り上げると木々の根が侵入してないところは通気が悪く詰まっているような感じでした。
逆に通気が良い状態のところは樹木の細根がびっしりと張り巡らされています。
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その細根の周りの土は、しっかりと団粒化された土になっています。
水脈が土中の通気をよくし、そこに木々の根っこが侵入してくる。その根が更に通気を良くし団粒化していくという、プラスの連鎖を生んでいくことがわかります。
水脈づくりで使用した竹材にも細根や菌類がこべりついています。
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水脈も一度つくったら終わりという訳ではなく、日頃のメンテナンスが必要だと感じます。
しっかりとした施しをすれば、自然は答えてくれることもわかりました。
人都合だけでつくれば自然は反発してくることもわかりました。
木々や土が健全に生育してくれることがきっと人にとっても過ごしやすい環境になるのだと思います。
人優先の空間づくりではなく、自然と対話して庭をつくることが大切ですね。
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第5回けんちく夜会「地球のデザイン」〜パーマカルチャーと大地の再生〜

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建築士会に声を掛けて頂き「大地の再生」や「雑木の庭」などについてお話しさせて頂きます。

今日は、建築や土木主体で自然環境を無視した空間づくりになってしまっています。そうではなく、自然と対話し、数字などでは表現しづらい空気や水の循環を考えた自然環境を主体にした空間づくりなどが必要になってきます。事例をあげながらお話しさせて頂きたく思います。

仲間の天野さんも登壇して「パーマカルチャー」の話も聞けますよ〜。
建築士だけでなく一般の参加も可能ですのでぜひ、この機会に一緒にこれからの住まいや暮らし方など考えてみませんか。

 

EVHA オーガニックキャンプ川根2018『大地の再生』トークライブ

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EVHAオーガニックキャンプ川根2018

に『大地の再生』についてお話させて頂きます。
19日9時30分から登壇いたします。

ご興味ある方はお越しください。

2018-08-06 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

畑の土づくりワークショップ〜大地の再生・パーマカルチャーの視点から〜

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3月に開催したモデルガーデンづくりのワークショップに続いての第2弾開催です。
今回は、前回整備した水脈のメンテナンスや雑草の処理、畑の土づくりのワークショップになります。
水脈は一度つくったら終わりではなくメンテナンスしていくことが大切です。また、今は、雑草が繁茂してくる時期ですが、大地の再生視点の「風の草刈り」の手法で草と付き合っていく作業をします。
また、最近では、お庭に家庭菜園スペースをつくる方も増えてきました。土をどのように育てていけばいいのか、植え付ける野菜の組合せなど分からないことも多いと思います。Permaculture Design Lab 天野圭介さんに化学肥料に頼らない有機的な畑づくりの話や作業をしてもらいます。

一般のお庭でお困りやお悩みの草の問題や家庭菜園の作り方、水はけの問題などを大地の再生やパーマカルチャーの視点で対処する手法を取り入れて作業しながら学ぶワークショップです。
是非、お越しください^^

【日時】
2018年6月2日(土)9:30~17:00頃
現地9:30受付、10:00~講座開始
【会場】
株式会社ナインスケッチ事務所(モデルガーデン)
静岡県浜松市東区小池町1141
【スケジュール】基本的には雨天決行致します。
9:00現地受付、
9:30~ワークショップ開始
12:00頃〜昼食(1人1品ご持参ください。)
16:00頃~まとめ
17:00頃終了(延びる可能性有り)解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【持ち物・服装】
昼食の1品(なんでもいいです。ご飯はこちらで準備します。)
マイ箸、マイ皿、マイカップ
動きやすく、汚れても良い服装
作業手袋
長靴
雨合羽
帽子
タオル
水筒など飲物
筆記用具
移植ゴテ(ある方は)
スコップなど(ある方は)
ノコ鎌(ある方は)
【お申し込み・お問い合わせ】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはFAXお願い致します。
・お名前(代表者と参加者全て)
・電話番号
・メールアドレス
・お住まい(都道府県と市町村のみで結構です。)
【連絡先】
株式会社ナインスケッチ
contact@9sketch.com
電話:053-435-1235
FAX:053-435-1236
【主催】
株式会社ナインスケッチ
【講師】
株式会社ナインスケッチ 田中俊光
Permaculture Design Lab 天野圭介

 

ナインスケッチモデルガーデンづくりワークショップ〜「大地の再生」・「雑木の庭」・「パーマカルチャー」の視点から〜

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心地よいなと感じるのは、家の中より「外」にあって自然の中にあふれています。
ナインスケッチでは、住まいを「外」から考えることを大切に緑の力を活かした「雑木の庭」と「地形を活かす外構デザイン」の2本を軸で心地よい住まいや空間、環境をご提案できればと思っております。
「雑木の庭」づくりは、ただ単に雑木があればいいというものではなく、自然の植生から樹種の選定や組合せを決めていきます。また、土については、単に土壌改良をするだけでなく「大地の再生」の視点から空気と水の循環する水脈環境を改善していくことから始まります。すると、木々が健康に育ち、僕ら人にも自ずと心地よい環境を与えてくれます。
「雑木の庭」と「大地の再生」の視点で心地よい住まいや空間、環境を提案し、そこに加えて「パーマカルチャー」の視点で心豊かな暮らし方の提案ができればと思っております。
そんな自然に寄り添った住まいや暮らし方のご提案を見て体感できるスペースをつくっていきたいと思いモデルガーデンを作ることになりました。
自然に寄り添う住まい方が幸せを感じられるということを多くの人に知っていただきたく、みなさんと一緒に学びながらつくれたらと思っております。
 
【日時】
2018年3月24日(土)9:00~17:00頃
2018年3月25日(日)9:00~17:00頃
現地9:00受付、9:30~講座開始
【会場】
株式会社ナインスケッチ事務所
静岡県浜松市東区小池町1141
【スケジュール】基本的には雨天決行致します。
9:00現地受付、
9:30~ワークショップ開始
「大地の再生」・「雑木の庭」・「パーマカルチャー」についての座学、フィールドワーク
12:00頃〜昼食(1人1品ご持参ください。)
16:00頃~まとめ
17:00頃終了(延びる可能性有り)解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【持ち物・服装】
昼食の1品
マイ箸、マイ皿、マイカップ
動きやすく、汚れても良い服装
作業手袋
長靴
雨合羽
帽子
タオル
水筒など飲物
筆記用具
移植ゴテ(ある方は)
スコップなど(ある方は)
ノコ鎌(ある方は)
【お申し込み・お問い合わせ】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはFAXお願い致します。
・お名前(代表者と参加者全て)
・電話番号
・メールアドレス
・お住まい(都道府県と市町村のみで結構です。)
【連絡先】
株式会社ナインスケッチ
contact@9sketch.com
電話:053-435-1235
FAX:053-435-1236
【主催】
株式会社ナインスケッチ
【講師】
株式会社ナインスケッチ 田中俊光
Permaculture Design Lab 天野圭介