雑木の庭

掛川市 雑木の庭|起伏をたのしむウッドデッキのある庭

Planning|設計・施工のポイント

お施主様からは、ウッドデッキからなるべく段差なく芝生の庭に出たい、庭を近くで感じたい、との要望がありました。

庭に盛土をするにあたり、事前に水と空気が動くように水脈整備をしました。そして、盛土をする時は、自然の山の尾根と谷をイメージしながら、起伏をつけ芝貼りをしています。

夏場のウッドデッキは熱を持ち温度が上がり意外と利用しづらくなってしまいます。

そこで、デッキの形状を真四角でなく一部欠いて、そこに雑木の木立をつくるように植栽し、デッキに木漏れ日を落としやすい計画にしました。また、木陰が揺れれば光と影、風などを室内からも感じられ心を和ませてくれます。

雑木の木立は、高・中・低と階層的に密植し混植することで木々が健康に生育しやすくなります。それはまた、地中でも根が階層的になり、地中の水と空気の流れが良くなることにもつながります。

芝生を貼ったサブ駐車スペースも、従来のように緑化ブロックやネットを使わず、道路側から駐車スペース四方に水脈整備をし、土中に空気と水の流れを整えまました。

サブ駐車スペースから道路周囲は高低差がありますが、ブロックなどできっちりと土留めをするのではなく、石を無造作に組み、雑木の木立を点在するように植栽。石と木々の根が絡み、土も次第に安定していくはずです。

作り込む庭ではなく、なるべく自然に近づけようと思ってつくらせていただいた庭。木々が健康に育てば、おのずと人にも心地よい空間を与えてくれるものです。今後も、水脈部分や芝生の駐車場をメンテナンスしながら庭を育てていきたいと思います。

【庭228号 「土中環境を考える」掲載】

※写真1〜2枚目:牛尾幹太 撮影
※写真4〜6枚目:施工4年手入れ後に撮影

 

岡崎市 園庭|岡崎市子供療育センター

Planning|設計・施工のポイント

子供たちが自然に触れ、自然の日々の変化に気づき、光や影、風を感じるなどして感性を育めるような庭づくりを心がけました。

遊具は砂場と、土留めで使う丸太を高さに変化をつけて設置しました。丸太を平均台代わりに遊んだりもでき、起伏をつけた庭をぐるぐると走り回ることができます。

※写真4〜6枚目:施工3年半手入れ後に撮影

2021-06-08 | Taged in | Posted in 園庭, 施工事例No Comments » 

 

外構計画をする上で大切にしていること 〜SN Design Architectsさんの施工をさせていただいて〜

002_DSF1189©︎中川敦玲
僕のいるこの業界は側から見れば、外構と造園も外回りを設計や工事をする業者として同じように思われることもあります。しかし、内部から見ると外構と造園を分けて考えたり、外構だけ見ても外構とエクステリアと分けたり、造園においても庭を作る、植栽の手入れだけをする、石積みに特化した職人などなど、細かく分けたりもすることがあります。
何を言いたいかと言うと、僕は、そこら辺をあまり棲み分けずに仕事をしていきたいと思っています。

雑木の庭や大地の再生の活動を発信していると、人工的な空間を否定していると思われがちになってきますが、決してそうではありません。コンクリートやアスファルトは今の社会には欠かせないものですし、普段の仕事でも提案し施工することももちろんあります。

外構のプラン、デザインを考えていく上で、大切にしていることは、建物との調和やそこの敷地条件にならうことを心掛けています。決して、外構単独で考えないこと。どんなデザインを外構で計画していくと建物と調和が取れるのか、どの程度外構で足していくというか、言葉が難しいですが、より建物の佇まいが良くなったり、心地よい住まいになるのかを考えていきます。要は、外構が主張しすぎてもいけないと思います。特にエクステリアメーカーの商品を最初から取り入れること、その商品の組み合わせで計画していくと外構が目立ちすぎてしまったり、どこも似たような現場になってしまいます。まずは、その建物や敷地に対してどんなデザインを組み合わせいくといいのかを考え、それがエクステリア商品で賄えるのであればそれを使えばいいと思います。大切なのは、やっぱり素材から考えて、その建物や敷地から感じるものを大切に何がどこにどの位の大きさや色や質感などがあったらいいのか、必要なのかを考えるようにしています。

また、植栽は欠かせないものだと思っております。建築では中々表現が難しい、動きや立体感や奥行き感、光や影なども演出でき、風も感じることもでき、住む人や街に潤いと癒しを与え、豊かな暮らしができるからです。

今回紹介させていただくのは、SN Design Architectsさんが設計監理案件の外回りの設計施工をさせて頂きました。どんな想いでプランニング、デザインし、施工したかを少し紹介できたらと思います。
003_DSF1277©︎中川敦玲
SN Design Architectsの佐野さんからご依頼を頂いたのですが、敷地条件やお施主様の要望を伺い、試行錯誤してこの建物になった経緯を聞かせてもらいました。外回りの要望は車の配置や、植栽のローメンテナンス希望など、大まかな依頼内容で、細かくここをこうして欲しいなどはなく、まずはこちらの自由にプランできるように気を遣って頂いた有難い内容でした。

建物のフォルムはスクエアで道路面は窓も少なく壁面が印象的で庇と玄関ポーチの横の水平ラインが特徴的に読み取れます。敷地形状は、高低差はなく、道路側境界ラインが長く長方形な形です。また、建物の配置は道路から比較的近くも感じられます。

上記のことを考えて、敷地に対して道路平行に細長い鉄平石と深岩石をボーダー状に敷き、敷地の間口の長さと建物の庇や跳出しポーチの横広がりに合わせてみました。また、H鋼オブジェを庇と似た色で据付け、より、建物との調和を考えてみました。
008_DSF1199©︎中川敦玲
植栽は玄関挟んで左右に配置し、向かって右側の植栽スペースには気を遣ったつもりです。このスペースがもう少し玄関に寄ってしまうと建物より主張し過ぎてしまうのではないかと感じます。また、道路から玄関までもそこまで長く無いので、玄関前は横に広がりを持たせたアプローチの方がゆったりと建物のボリュームとも合ってくると思います。樹木の高さは、建物の外壁面の大きさから考えてもこの位あってもいいと思います。これより低いと植栽が弱く感じてしまうのではないかと思います。
015_DSF1255©︎中川敦玲

また、植栽の考え方については、心地よい住まいの実現と、しっかりと自然の恵みを感じられるためには、見た目を優先するのではなく、まずは、木々が健康的に生育していくことを考えて、樹種の組み合わせをしました。木々が健康的に生育することでやっと人に対して恵みを分けてくれるものだと思っています。木々が傷んだりすると病害虫が増えたりしてかえって厄介者になったりして不快に感じてきてしまいます。基本は、高木から下草まで階層的にし寄せて植え付けし、お互い守り合うような環境を作ってあげることが大切かなと思っています。自然の山を見ても、木が1本単位で生息しているところはありません。何本も寄り添って生息しています。高木は、日が無いと育ちにくい樹種ですが、中低木は高木が直射日光を遮った木漏れ日位の日照がいいのだと思います。植栽は、人の都合で植え付けるのではなく、自然にならって、樹種の選択や配置が大切だと思っています。

最後に外構を作る目的は何かと考えると、ただ単にアプローチや駐車場が欲しいというのではなく、使いやすかったり、心地よい住まいを求めて作るのだと思っています。外回りも住まいの一部であります。
住まいを外から考え、特に緑の力を活かした心地よい住まいができればいいと思っております。

コロナ渦で在宅勤務や家で過ごすことも増えてきました。外回りが充実していれば外出するまでもなく、十分に癒される暮らしが実現できると思います。
これからも、植栽など自然の恵みを感じられ、建物や敷地や街並みとの調和もとれ、使いやすさなど機能面も考慮し人工物も否定することなく、人と自然が共に豊かに暮らせるような住まいを外回りからご提案できればと思います。

最後に数枚、写真を載せさて頂きます。
009_DSF1205©︎中川敦玲

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静岡市 外構・雑木の庭|ほどよく視界をさえぎる、心地よい植栽

Planning|設計・施工のポイント

道路に面した庭に、タイルのテラスと、フェンスは設けずに植栽で目隠しをしたいとのご要望でした。

目隠しだけでなく、建物の中からの見た目も考慮し、植栽の配置とタイルテラスの形状を考えました。適度に外からの視界を遮り、木漏れ日や心地よい風を感じられる住まいには欠かせない庭ができました。

2020-12-07 | Taged in | Posted in 外構, 施工事例, 雑木の庭Comments Closed 

 

浜松市北区 外構|御影石のアプローチがある庭

Planning|設計・施工のポイント

アプローチは大胆に御影の大判の石を浮かすようにデザインし、そのサイドに植栽を施しました。

また、敷地と駐車場の高低差をどう処理するかを考え、土留めをするのではなくアプローチ周辺の植栽と繋がるように、チャートの「ごろた石」で崩すように石を並べておさめました。

 

三島市 雑木の庭|雑木の緑があふれる高台の家

Planning|設計・施工のポイント

三角地形の高台に建つ住まい。場所によってはわずかなスペースになりましたが、雑木の庭は限られた空間でも十分に植栽できます。

木々の間を通り抜け、その先はひらけた庭があり、園路を歩くのも楽しみに一つです。

また、1階だけでなく、2階の窓の位置も意識した植栽計画をし、家中どこにいても緑が感じられます。

2020-12-07 | Taged in | Posted in 外構, 施工事例, 雑木の庭Comments Closed 

 

新城市 外構・雑木の庭|御影石のテラスが主役の庭

Planning|設計・施工のポイント

庭にテラスが欲しいとのご要望を伺い、竣工していた建物や外構のデザインに合わせて、大判の御影石のテラスをご提案させて頂きました。

庭から見れば浮いているように見える御影石の周りに、ゴツゴツとした石を配置。よりフラットで特別な存在感を感じられるよう工夫し、使わない時にはオブジェのようにも見えます。

テラスは植栽との位置関係で一番心地よく感じ、かつ室内からも眺めがよくなるよう検討を重ね、建物から角度を振って配置しました。

2020-12-07 | Taged in | Posted in 外構, 施工事例, 雑木の庭Comments Closed 

 

静岡市 外構・雑木の庭|アプローチから中庭を緑でつなぐ

Planning|設計・施工のポイント

ガレージとウッドデッキに挟まれたわずかなスペースでも自然の心地良さを感じてもらうために、植栽をご提案させていただきました。

ウッドデッキには木陰がおち、ガレージからもウッドフェンス越しの木々が映えて見えます。また、アプローチぎわの植栽が中庭と繋がるよう緑を効果的に配置しました。

2020-12-07 | Taged in | Posted in 外構, 施工事例, 雑木の庭Comments Closed 

 

島田市 外構・雑木の庭|印象的な古民家を引き立てる植栽

Planning|設計・施工のポイント

広い敷地に建つ古民家をリフォームした住まい。その印象的なファサードを邪魔しないように外構、植栽計画をしました。

左右に分割した土間コンクリートを細い土間コンクリートで結び、広がりを演出しまた。敷地と建物との調和をとるよう、ポイントを絞って植栽しています。

2020-12-04 | Taged in | Posted in 外構, 施工事例, 雑木の庭Comments Closed 

 

静岡市 雑木の庭|外壁に寄り添う植栽

Planning|設計・施工のポイント

建物と道路のわずかなスペースですが、植栽をすることで建物だけの硬いイメージを和らげるようにしました。

建物の外壁越しに映る葉っぱや花や実は色のコントラストを楽しめます。

道路側に既存のコンクリートの土留めが残っていましたが、アプローチ側は自然石を組み合わせて起伏をつけながら、中低木、下草などをあしらい高低差をプラス。ちょっとした山間の風景をつくってみました。

 

静岡市 外構・雑木の庭|水辺の上のアプローチ

Planning|設計・施工のポイント

井戸水が自噴している地域で、この水を生かして庭の中に池を設けたいとのご要望でした。

車1台とアプローチを確保すると池のスペースがわずかになってしまうので、思い切ってアプローチの下に池を配置し、石の橋を渡って玄関まで行くようにしました。車の駐車は道路と直角ではなく少し斜めに振り三角の空いたスペースに植栽を施し、点在する緑に包まれる建物の佇まいになりました。

 

浜松市東区 外構・雑木の庭|石と植栽で誘導するアプローチ

Planning|設計・施工のポイント

前庭のリフォームのご依頼をいただきました。奥の庭へ誘導するように石の配置を変え、植栽を追加しました。季節の移ろいも感じられ、建物の黒と白の外壁とのコントラストもよく、お互いが引き立つようになりました。

 

浜松市浜北区外構・雑木の庭|五感を刺激する表情ゆたかなアプローチ

Planning|設計・施工のポイント

玄関までのアプローチを木陰や風を感じやすくできるように、植栽の配置やアプローチの動線を考えました。

通る度に表情を変え、四季の移ろいだけでなく時間の変化も感じられる、五感に刺激を与えてくれるアプローチになりました。

 

愛知県一宮市外構・雑木の庭

Planning|設計・施工のポイント

 

浜松市浜北区外構・雑木の庭|岸井設計室

Planning|設計・施工のポイント

 

袋井市雑木の庭

Planning|設計・施工のポイント

2020-08-28 | Taged in | Posted in 施工事例, 雑木の庭No Comments » 

 

袋井市外構・雑木の庭|角地を生かす植栽

Planning|設計・施工のポイント

道路2面に接している角地の敷地で、駐車場とアプローチを確保し、残った角地部分を石と植栽で彩りました。中庭と合わせて敷地に植栽を点在させ、どこにいても緑を感じられる住まいになりました。

駐車場の土間コンクリートやアプローチの浮遊感のある大谷石のステップは直線的で引き締め、角地の石組みや植栽では崩し、お互い引き立つように演出しています。

 

袋井市外構・雑木の庭|アプローチの動線を意識した木々の配置

Planning|設計・施工のポイント

アプローチの動線を考慮し、建物の開口部やウッドデッキなども意識しながら、どこに植栽があると心地よいか考えました。アプローチの敷石やウッドデッキに映る木陰に癒されます。

 

静岡市雑木の庭|街路に面した緑のアプローチ

Planning|設計・施工のポイント

間口の広い敷地に植栽を点在させ、この敷地だけでなく緑あふれる街並みになればという思いでつくらせていただきました。出入り口付近は左右に植栽を濃くし、まるで緑のトンネルをくぐるようです。特に暑い季節は、とても涼しく、気持ちのよいアプローチになります。

 

掛川市外構・雑木の庭|建物のファサードと呼応するウッドフェンス

Planning|設計・施工のポイント

建物のファサードに合わせ、外構でも目隠しフェンスにはウッドフェンスを、門柱は木製柱を建てて調和を考えました。

また、2階にいても緑が感じられるように植栽の配置とボリュームに配慮し、緑に包まれる建物を演出しました。

駐車スペースはメインは土間コンクリート、サブは砂利敷きにすることでメリハリをつけています。細い帯のコンクリートが敷地全体に繋がり、広々と感じられます。

 

小屋の草屋根の施工方法のご紹介

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この梅雨の長雨のおかげもあって先日、木製小屋の屋根に施工した芝張りが元気よく緑になっていたので、施工方法をご紹介します。

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破風や鼻隠しはトタン波板より芝生つ土の分だけ数cmあげました。
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以前、高田造園さんに教えてもらい、トタンを止める釘はシュロ縄を巻いて止水していきます。この工法は江戸時代の木製水路の釘止め部分の水漏れ防止に用いられてきた方法で、高い防水効果が持続していくそうです。また、シュロ縄に菌糸が繁殖し土壌環境もよくなってきます。
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鼻隠しとトタン部分は隙間をあけ空気が抜けるところをつくります。鼻隠しとトタンをくっつけては空気が抜けません。空気が抜けなければ水も滞り芝生は根腐れ起きやすくなり、そもそも空気が循環しないと土も植物も生きていけません。
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その部分に炭や荒枝を絡ませ、空気が程よく抜けやすく
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枝葉も絡めて土が流出しないように空気と水だけが抜けるようにしていきます。
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トタンの上には炭をまきます。
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その上に細かい枝葉を敷きならし
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更に、藁を程よく敷きならしていきます。これで全体に菌糸のネットワークが張り巡らせることができてきます。
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屋根に載せる土は、自分たちでつくります。くん炭多めに炭とパーライトで改良していきます。どの材料も多孔質で空気が通りやすい材質です。水はけもよく保水性もある土になります。屋上緑化用で販売している土は高価ですし・・・。
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芝生を貼って、軽く荒いチップやくん炭をまいて、完成です。
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ポイントは、限られたスペースでも空気循環をつくったことです。空気と水が行き交うところに土も動植物も息づく環境が生まれてきます。 また、植物は、自身の根だけでなく根と共生する菌が根が届かない範囲の栄養を届けてくれます。菌は、植物にとって大切なパートナーです。これらの菌も適度な空気循環が必要です。
見えない空気をデザインすることが大切なのです。逆に空気循環さえ作れればコンクリートの上でも植栽は可能になってきます。
緑化された屋根は、夏の暑さ和らげ周囲に心地よい空気感を与えてくれることでしょう。
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最後におまけの写真。
雨に濡れた大谷石と石畳みのアプローチはいい感じです^^

2020-07-10 | Taged in | Posted in ブログNo Comments » 

 

大地の再生ワークショップ12月7、8日 in 静岡県菊川市

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昨今、自然災害による被害が増えてきました。それは、本当に自然災害でしょうか?!
本来の自然の機能があればあそこまでの被害が出なかったのではないかと感じてしまいます。
周りを見れば、宅地や道路はコンクリートやアスファルト、山や川もコンクリートで覆われてしまっています。
そんな状態では大地は呼吸できなく土中では水や空気の循環ができなく動植物も健全に生息できません。
木々が健全に生息できれば地中にしっかりと根を張ることができ、雨が降っても地表に水を一気に流すことなく、一度しっかりと地中に蓄えてからゆっくりと川へ水を流してくれます。
この機能があればあそこまでの被害が出なかったのではないかと感じます。
しかし、今の私たちの生活にはコンクリートやアスファルトは欠かせなくなってきました。
コンクリートやアスファルトを否定するのではなく、それらを使いながら土中にしっかりと空気と水の循環する水脈を改善しながら共存すればいいのです。
これからの住まいは、自然を力で抑え込むのではなく、自然の力を借りながら人工物と共存する住まいをつくる必要があると感じます。

そこで、今回は、新築住宅を建てるにあたっての一番最初に施す、敷地の水脈改善を学びながら作業をするワークショップを開催いたします。
建物が建つだけでも大地に負担が掛かってしまします。
その負担をケアしながら敷地を住みやすいように造成します。
大地の要である水脈機能を回復するための人と自然の協働作業ができればと思います。
ぜひ、お気軽に参加してくださいませ。

【日時】
2019年12月7日(土)9:00~17:00頃
2019年12月8日(土)9:00~17:00頃
現地9:00受付、9:30~講座開始
【会場】
静岡県菊川市牛渕
駐車場の場所がまだ決まっていませんので参加者に個別にご連絡いたします。
【スケジュール】基本的には雨天決行致します。
9:00現地受付、
9:30~ワークショップ開始
「大地の再生」についての座学、フィールドワーク
12:30頃〜昼食(1人1品ご持参ください。)
16:00頃~まとめ
17:00頃終了(延びる可能性有り)解散
その後、懇親会を開催するかもしれません。
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【持ち物・服装】
昼食の1品
マイ箸、マイ皿、マイカップ
動きやすく、汚れても良い服装
作業手袋
長靴
雨合羽
帽子
タオル
水筒など飲物
筆記用具
移植ゴテ(ある方は)
スコップなど(ある方は)
ノコ鎌(ある方は)
【お申し込み・お問い合わせ】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはFAXお願い致します。
・お名前(代表者と参加者全て)
・電話番号
・メールアドレス
・お住まい(都道府県と市町村のみで結構です。)
【遠方の方】
宿泊先などのご紹介、ご予約など遠慮なくお申し付けください。
【連絡先】
株式会社ナインスケッチ
contact@9sketch.com
電話:053-435-1235
FAX:053-435-1236
【主催】
株式会社ナインスケッチ
【講師】
天野圭介
パーマカルチャーデザイナー
アーボリスト
ラブファーマーズ企画運営

田中俊光
株式会社ナインスケッチ 代表取締役
一般社団法人大地の再生結の杜づくり 理事
矢野智徳さんは来ませんので、ご了承ください。

 

水脈のメンテナンス

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施工して1年半程経つ現場ですが、敷地内に水が溜まってしまうということでしたので水脈のメンテナンスをしてきました。
表土は硬く締まってしまい、水が十分に浸み込めない状態でした。
掘り上げると木々の根が侵入してないところは通気が悪く詰まっているような感じでした。
逆に通気が良い状態のところは樹木の細根がびっしりと張り巡らされています。
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その細根の周りの土は、しっかりと団粒化された土になっています。
水脈が土中の通気をよくし、そこに木々の根っこが侵入してくる。その根が更に通気を良くし団粒化していくという、プラスの連鎖を生んでいくことがわかります。
水脈づくりで使用した竹材にも細根や菌類がこべりついています。
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水脈も一度つくったら終わりという訳ではなく、日頃のメンテナンスが必要だと感じます。
しっかりとした施しをすれば、自然は答えてくれることもわかりました。
人都合だけでつくれば自然は反発してくることもわかりました。
木々や土が健全に生育してくれることがきっと人にとっても過ごしやすい環境になるのだと思います。
人優先の空間づくりではなく、自然と対話して庭をつくることが大切ですね。
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音の森こども園の園庭をつくって思うこと。

2019年4月に開園する音の森こども園の園庭とその敷地の外周部分の植栽工事プランニングから施工までさせて頂きました。
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今回は、開発行為で調整池を園庭にすることと風致地区という法の制約がある中でのプランニングでした。
園庭の奥には小高い山があり園舎はその麓に建つというロケーション。建物は、その山に向けて扇型に園庭を包むというか開くような開放的なつくりが特徴的でした。
この敷地条件や建物の特徴を読み取りそこにお施主様のご要望をお聞きしプランニングさせて頂きました。
お施主様のご要望は、音の森こども園という名のように園庭で演奏会や発表会ができるようなステージがあればいいな。それもただ、ステージだけの役割ではなく使わない時は子ども達の遊び場にもなるものになればという要望でした。また、自然を感じられる園庭、芝生が広がる園庭・・・。などなどありました。
そのステージの計画には悩みました。
はじめはウッドデッキがいいのかなと思いました。でも、ちょっと違う。。。ステージになっても子供の遊び場になるか・・・。
1段高くして芝生のステージにしてみよう。単純に直線的でいいのか、そこは、建物の形状に合わせよう。
子ども達の遊び場にするためには、丸太で土留めをしよう。そこが平均台っぽくバランスを取りながら渡って遊べるんじゃないかな。ところどころランダムに丸太を立ててそこからジャンプして飛び降りるのも楽しかもな。
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ここのロケーションを活かすにはステージの1段上がった更に奥に芝生の小山をつくりそれが奥の山に繋がるように見えるんじゃないかな。芝生の山をかけのぼったり、滑り降りたりして遊ぶのも楽しいんじゃないかな。
そんな、思いでステージを計画しました。音の森こども園の「森のステージ」です。
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園舎のエントランスに入れば、放射状に広がる木の垂木が特徴的で外からは想像できない開放的な空間となります。
建物側には雑木の木立を配置し、それがフレーム代わりとなり「森のステージ」が目に入ります。そのステージのサイドにも雑木の木立を配置し、さらに奥の芝生の小山、そして敷地の外の山へと風景が繋がっていきます。
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ステージという要素、子どもの遊び場、建物との調和、周辺環境とのつながりを意識してデザインさせて頂きました。
つくらせて頂き、数日が経ち、園庭にも春がやってきました。
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ミツマタ
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もみじの芽吹き

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ゲンカイツツジの花芽
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木陰も感じられます。
植栽計画は、人工的な植栽というよりは自然環境に近づけた「雑木の庭」の考えでつくらせて頂きました。
コナラやカシなどドングリがなる木があります。イチョウやもみじなど紅葉が綺麗な木があります。木陰を提供してくれるケヤキがあります。香りが良い葉っぱのゲッケイジュがあります。ヤマザクラやヤマボウシ、エゴノキなど花を楽しめる木があります。ソヨゴやマユミなど実を楽しめる木があります。
ここの園庭は四季の移ろいを感じられ、自然の恵がふんだんに感じられます。
春は、新緑がとても綺麗です。
夏は、木陰を感じ、微機構改善をしてくれます。
秋は、実や紅葉が楽しめます。
冬は、春を迎える準備をしている姿をみるのも感慨深いものです。

これからは、個性の時代だ。と言われますが、みんな同じような都市空間に居て、同じような教育を受けていては個性なんか中々磨けないと思うんです。
都市空間の直線的で計算や数字だけでつくられた空間では感性は磨けないと思います。
自然環境に触れて、いろんな発見をすることで感性が磨かれ個性が育まれるのではないかと思うのです。
昨日より蕾が大きくなった。柔らかくなった。葉っぱが色づいた。花や葉っぱの匂いを嗅いだり。見たり触ったりと発見したり五感を使って変化を感じることで感性が育まれるのではないでしょうか。
感性って何だろう。
感性って他と違うものがわかったり、見えたり、感じられたりすることではないかと思っています。
トトロに出てくるめいちゃん達。彼女たちだけに見えて大人には見えないトトロ。彼女達の目や感覚が感性なんじゃないかなと思うのです。
計算され尽くした空間や環境で遊んだり学んでいては、社会の変化、複雑な人間関係にはついていけなくなることもでてくるんじゃないかなと思います。
また、言い換えれば、決められた空間、環境が当たり前になっているところにちょっと違った考えやアイディアを出すことで価値も生まれると思います。

ドングリが落ちてそれが芽吹く、新しい命が生まれること。葉っぱが落ちて、それが腐り、堆肥化され土に戻ってそれが木々の命の源となっていきます。その過程では小さな虫や菌類の働きがある。
何も無駄なものはなく、むしろ他の命の源となっている。
自然環境の中にはいろんな命の形が存在します。木々や土、水、空気、虫や菌などと連携し循環しながら自然環境は成り立っています。どれ一つ欠かしても成り立ちません。
人間社会と一緒ですよね。
人は一人で生きられない。自然環境でも木々は1本では生きられない。みんなに支えられて生きている。
命や周りの人たちの感謝について遊びながら学べます。

自然に寄り添った自然環境に近づけた「雑木の庭」の園庭では、きっとそんな学びができる遊び場になってくれることでしょう。
そんな場にするためにもこれから管理しながら園の方々と一緒になって園庭をつくっていきたいと思います。
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2019-03-13 | Taged in | Posted in ブログNo Comments » 

 

ふくろい夜宵プロジェクト

ふくろい夜宵プロジェクトの中でふくろい夜宵の森を作らせて頂きました。
場所は、袋井駅からすぐ近く天理教山名大教会のすぐ東です。
イルミネーションは3月3日までですが、森はずっと残ります。
春の芽吹き、夏の木漏れ日、秋の実りや紅葉、冬の休眠し春を迎える準備の様子など四季の移ろいや美しさを五感で堪能できます。
ぜひ、お立ち寄りください。
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平成31年1月19日 静岡新聞朝刊

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平成31年1月19日 中日新聞朝刊

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2019-03-08 | Taged in | Posted in メディア掲載No Comments » 

 

天空の坪庭に出展します

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浜松の駅ビルメイワンの屋上で開催される『天空の坪庭』に出展させて頂きます。

いつも、庭をつくる前はドキドキ緊張をそれなりします。樹種の選定や配置、起伏をどうつけるか、石の配置などある程度イメージを持って現場に入ります。
でも、それがうまくいくかどうか、材料は足りるのか、心配や不安などが尽きません。現に、段取りしていた木を植えつけてやっぱり合わなく変えることはよくあることです。
それが、今回は30名もいる同業者と一緒に庭を展示するということなので、普段以上にドキドキワクワクしています。しかし、この緊張感がたまりません。自己満足ですが、それを乗り切って仕上がった時の達成感は格別なのです。
そんな思いをしながら作った庭を見にきていただけたら嬉しいです。
今回の坪庭のテーマは

「人と自然の調和」

です。

今日は、人の開発が自然環境を破壊し災害をもたらす社会になってしまいました。この坪庭では、山に生息している雑木を『自然』と現し、ちょっと変わった植物を『人』と現しました。自然界にとって異質な暮らしをしている人と自然が喧嘩せず調和することが本当はできるのです。人も自然の一部となり共に助け合い共存することで人も含め、息づく全ての動植物が幸せになれると思うのです。そんな、世の中になっていけばいいのになという希望を込めてつくりました。(まだ、作庭中ですが・・・。)

メイワンの屋上も気になりますよね。
ほとんどの人が屋上まで行ったことがないと思います。気になりますよね?!
ぜひ、起こしください。

日時
9月15日(土)〜17日(月)

10:00〜18:00

2018-09-12 | Taged in | Posted in お知らせ, ブログNo Comments » 

 

Living with Green Vol.3 〜第3回リビングでたのしむグリーン展〜

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8/3(金)〜8/6(月)の期間、インドアグリーンの展示販売会を開催致します。

夏真っ盛りな日程ですが、庭と室内、緑で覆い尽くされた空間を愉しんで頂けたらと思います。

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8/6( 月 )には ”ハーブ&アロマ 蒼~Sou” の横井理恵子さんをお招きして虫よけアロマクラフトワークショップを開催して頂きます。

自然なものを使ってカラダにも環境にも優しい虫よけ、虫刺されグッズをお作り頂けます。親子でのご参加も可能です。

個性的な植物や鉢を揃えてお待ちしております。

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【 Living with Green Vol.3 】

日時:8/3(金) 17:00〜21:00

      8/4(土) 10:00〜21:00

            8/5(日) 10:00〜17:00

            8/6(月) 10:00〜17:00

【 虫よけアロマクラフトWS 】

*虫よけアロマスプレー

*虫よけアロマ芳香剤

*虫刺され用アロマオイル

いずれかをお作り頂けます。(1つだけでなくても可)

開催日:8/6(月)

時間 :13時〜15時(随時・各20〜30分)

(予約や定員はありません。)

参加費: 1000円

講師: ”ハーブ&アロマ 蒼~Sou”  横井理恵子

会場:株式会社ナインスケッチ事務所 浜松市東区小池町1141

 

畑の土づくりワークショップ〜大地の再生・パーマカルチャーの視点から〜

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3月に開催したモデルガーデンづくりのワークショップに続いての第2弾開催です。
今回は、前回整備した水脈のメンテナンスや雑草の処理、畑の土づくりのワークショップになります。
水脈は一度つくったら終わりではなくメンテナンスしていくことが大切です。また、今は、雑草が繁茂してくる時期ですが、大地の再生視点の「風の草刈り」の手法で草と付き合っていく作業をします。
また、最近では、お庭に家庭菜園スペースをつくる方も増えてきました。土をどのように育てていけばいいのか、植え付ける野菜の組合せなど分からないことも多いと思います。Permaculture Design Lab 天野圭介さんに化学肥料に頼らない有機的な畑づくりの話や作業をしてもらいます。

一般のお庭でお困りやお悩みの草の問題や家庭菜園の作り方、水はけの問題などを大地の再生やパーマカルチャーの視点で対処する手法を取り入れて作業しながら学ぶワークショップです。
是非、お越しください^^

【日時】
2018年6月2日(土)9:30~17:00頃
現地9:30受付、10:00~講座開始
【会場】
株式会社ナインスケッチ事務所(モデルガーデン)
静岡県浜松市東区小池町1141
【スケジュール】基本的には雨天決行致します。
9:00現地受付、
9:30~ワークショップ開始
12:00頃〜昼食(1人1品ご持参ください。)
16:00頃~まとめ
17:00頃終了(延びる可能性有り)解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【持ち物・服装】
昼食の1品(なんでもいいです。ご飯はこちらで準備します。)
マイ箸、マイ皿、マイカップ
動きやすく、汚れても良い服装
作業手袋
長靴
雨合羽
帽子
タオル
水筒など飲物
筆記用具
移植ゴテ(ある方は)
スコップなど(ある方は)
ノコ鎌(ある方は)
【お申し込み・お問い合わせ】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはFAXお願い致します。
・お名前(代表者と参加者全て)
・電話番号
・メールアドレス
・お住まい(都道府県と市町村のみで結構です。)
【連絡先】
株式会社ナインスケッチ
contact@9sketch.com
電話:053-435-1235
FAX:053-435-1236
【主催】
株式会社ナインスケッチ
【講師】
株式会社ナインスケッチ 田中俊光
Permaculture Design Lab 天野圭介

 

ナインスケッチモデルガーデンづくりワークショップ〜「大地の再生」・「雑木の庭」・「パーマカルチャー」の視点から〜

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心地よいなと感じるのは、家の中より「外」にあって自然の中にあふれています。
ナインスケッチでは、住まいを「外」から考えることを大切に緑の力を活かした「雑木の庭」と「地形を活かす外構デザイン」の2本を軸で心地よい住まいや空間、環境をご提案できればと思っております。
「雑木の庭」づくりは、ただ単に雑木があればいいというものではなく、自然の植生から樹種の選定や組合せを決めていきます。また、土については、単に土壌改良をするだけでなく「大地の再生」の視点から空気と水の循環する水脈環境を改善していくことから始まります。すると、木々が健康に育ち、僕ら人にも自ずと心地よい環境を与えてくれます。
「雑木の庭」と「大地の再生」の視点で心地よい住まいや空間、環境を提案し、そこに加えて「パーマカルチャー」の視点で心豊かな暮らし方の提案ができればと思っております。
そんな自然に寄り添った住まいや暮らし方のご提案を見て体感できるスペースをつくっていきたいと思いモデルガーデンを作ることになりました。
自然に寄り添う住まい方が幸せを感じられるということを多くの人に知っていただきたく、みなさんと一緒に学びながらつくれたらと思っております。
 
【日時】
2018年3月24日(土)9:00~17:00頃
2018年3月25日(日)9:00~17:00頃
現地9:00受付、9:30~講座開始
【会場】
株式会社ナインスケッチ事務所
静岡県浜松市東区小池町1141
【スケジュール】基本的には雨天決行致します。
9:00現地受付、
9:30~ワークショップ開始
「大地の再生」・「雑木の庭」・「パーマカルチャー」についての座学、フィールドワーク
12:00頃〜昼食(1人1品ご持参ください。)
16:00頃~まとめ
17:00頃終了(延びる可能性有り)解散
なお、予定は変更される可能性はございます。ご了承ください。
【持ち物・服装】
昼食の1品
マイ箸、マイ皿、マイカップ
動きやすく、汚れても良い服装
作業手袋
長靴
雨合羽
帽子
タオル
水筒など飲物
筆記用具
移植ゴテ(ある方は)
スコップなど(ある方は)
ノコ鎌(ある方は)
【お申し込み・お問い合わせ】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはFAXお願い致します。
・お名前(代表者と参加者全て)
・電話番号
・メールアドレス
・お住まい(都道府県と市町村のみで結構です。)
【連絡先】
株式会社ナインスケッチ
contact@9sketch.com
電話:053-435-1235
FAX:053-435-1236
【主催】
株式会社ナインスケッチ
【講師】
株式会社ナインスケッチ 田中俊光
Permaculture Design Lab 天野圭介

 

RIK SQUARE! 2017を終えて

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昨年2017年の11月に外構エクステリア、造園に特化するCADメーカーのリックさんに声をかけて頂いてRIK SQUARE!2017で広島と仙台で講演をさせて頂きました。
今更ですが、業界紙「エクステリアワーク」でその時の様子が載っていたので、改めて振り返ってみたいとお思います。
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23516035_10214060185080584_776656811_o広島会場はこんな会場で70名程来て頂き、始まりました。

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23484484_10214060185760601_1135908909_o仙台会場は80名程来て頂きました。
どんなことを話したが軽く触れてみたいと思います。
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自己紹介から始まり、なんで今の仕事スタイルになったということから話しました。
写真は、建築家吉村順三氏の軽井沢の山荘の入り口付近です。当時、建築のプランニングの仕事をしていた時、訪れました。「小さいな森の家」という吉村順三氏の本もみたりしていました。八ヶ岳倶楽部などにも好きで通っていたのですが、共通することは外の雑木林が心地良いということでした。そこで思ったのが、心地良さは、家の中より「外」にあって、自然の中に溢れているんじゃないかということでした。

リックスクエア2017  1そこで、僕は、住まいを「外」から考えることを大切に、自然を感じる心豊かな暮らしを追求していこうと思いました。特に、緑の力を生かした外回りから考える心地よい住まいや空間を外構や造園という立場から提案する仕事をしていきたいと思いました。
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今は、
『雑木の庭』と『地形を活かす外構デザイン』の2本のコンセプトを軸に取り組んでおります。
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『地形を活かす外構デザイン』のコンセプトでデザインしていくとプランニングの工夫で十分にコストダウンが測れます。外構の予算は住まいづくりで最後の方に当てられ予算を削られやすい分野です。その中で限られた予算で外構を仕上げていかなければならないのですが、材料や商品の質を落として金額を抑えるだけでなく、造園的手法などを取り入れれば金額を抑えることができます。
外構で費用が嵩むのは構造物を作ること、コンクリートを多用することだと思います。そこをなるべく少なくプランニングすることが一つコツになってくると思います。
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『雑木の庭』においては、雑木を植えていれば『雑木の庭』という訳ではありません。作り込む庭というよりは自然の植生に習って、樹種や配置、組み合わせを考えて自然に近づけるように庭をつくっていきます。写真は、軽沢高原の雑木林です。
こういう雑木林の風景が人には馴染みやすく心地よく感じると思います。この素敵な風景を作っているのは、色鮮やかに紅葉している木々だけでは作れません。写真では全ての枝葉が収まりきれない大きな樹木や低木や下草があります。全ての植物が欠かせないのです。もっというと落ち葉も必要なのです。高木が強い陽射しを遮ってくれ中木に優しい光を届けてくれます。低木や下草は高木類の根元などに強い日差しや強い風を遮ることもしてくれています。落ち葉までもが地面の乾燥を防いだり、微生物や小動物の住処を提供してくれたり、また、強い雨が直接土を叩かないように保護もしてくれています。お互い守り合いながら生息しているのです。全ての動植物があってこそ、この風景を作ってくれています。一つも欠かせないのです。人の社会も同じだと思うのです。人はやはり1人では生きていけません。また、誰かを追い出すのではなく、みんなで無い力を補いながら生きていくべきだと思います。自然界も同じです。木1本では生きていけないのです。木も本来はいらない木は無いと思うのです。
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だから、一般住宅のお庭でも同じように植え付けることが必要となってきます。
高木、中木、低木と階層的に更に密植して混植してあげることが大切です。
すると、木が健康的に生育しやすく、僕ら人にも心地よい空間を与えてくれます。木々に囲まれれば、微気候改善もでき、夏でも過ごしやすく、冬は日差しを取り入れ暖かく過ごせます。
緑など自然の力を借りた方が心から豊かさを感じられる暮らしができると思います。
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しかし、自然に習った植栽をしても木が傷み出すことがあります。植栽するときは、地上のことだけでなく地中も考えてあげなければなりません。
今、僕は、『大地の再生』という活動をしてますが、地上には風が吹いたり雨が降ったりする空気と水の対流があります。それが地中の中にも同じように空気と水の循環があるということです。しかし、今のコンクリートやアスファルトに覆われた現代土木や建築の中では、空気と水を通す水脈が滞っている状態です。
そんな中でいくら土壌改良や肥沃な土を入れ替えたり肥料を与えたりしても意味がないのです。
地中に空気と水が循環できるような水脈改善をする必要があります。
表層地質と土壌と地形と大きく関わりながら、有機的な空気と水の循環が生み出されるところに動植物が呼吸できる環境が生まれてきます。傷んでいる木も地中の空気と水の流れを改善してあげれば植物の根の呼吸も再開し元気になってくるのです。
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最後に、大きなテーマですが、外構や造園に捉われない提案をこれからしていきたいと話をさせて頂きました。
心地よい住まいや空間を提案していきたいという思いで、『雑木の庭』と『地形を活かす外構デザイン』に取り組んでいるつもりですが、これからはこれに加えて『心豊かな暮らし方』の提案もできればと思っております。
物も豊かで手に入りやすい時代になりましたが、それが本当に幸せか、心まで豊かな暮らしかというと疑問に感じることもあると思います。
人都合の考えで空間づくりをしてきた結果、自然環境は荒れ、災害なども起きはじめてきています。これからは、自然に寄り添った空間づくりや暮らし方が必要だと思います。それが結果、人にとっても過ごしやすい環境になり豊かさを感じられることになってくると思います。