2016-08

『大地の再生講座 in 浜松天竜』第1.5回目9月1日開催決定

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急遽、「杜の園芸」矢野智徳さんを講師に迎え、『大地の再生講座』を開催することになりました。

前回6月25、26日に作業した内容のメンテナンスと作業しきれなかったところを中心に講座を致します。水脈改善は一度施工するだけでなく、日常生活の中でルーティンワークとして手を掛けることが大切になってきます。日頃のメンテナンスの仕方を手作業でできることを中心に矢野さんにご指導頂く予定です。
前回の見直し、メンテナンスと意味合いで第1.5回目とさせて頂きましたが、第2回目は10月に開催予定としています。前回、参加出来なかったという方、参加したけど、その後が気になる方、復習したいな思っている方にはチャンスです。

第1回目の様子は下記リンク先をご覧下さい。
レポート①
レポート②
レポート③
第1回目を終えて・・・

【日時】
2016年9月1日(木)9:00~18:00頃
9:00受付、9:30〜講座開始
基本的には雨天決行致します。

【会場】
Kicoroの森  浜松市天竜区石神98

【参加費、その他費用】
5,000円(お子様連れでもOKです。お子様の参加費は無料です。)
昼食、飲物は、各自で準備してください。会場近くにはお店も自動販売機もございません。

【持ち物・服装】
作業できる服装
作業手袋
長靴
雨合羽
帽子
タオル
水筒など飲物
筆記用具
移植ゴテ(ある方は)
スコップなど堀り道具(ある方は)
ノコ鎌(ある方は)

【お申し込み・お問い合わせ】
事前に下記の内容を明記してメールもしくはFAXお願い致します。

・お名前(代表者と参加者全て)
・電話番号
・メールアドレス
・お住まい(都道府県と市町村のみで結構です。)
・交通手段(車or電車、電車の場合は天竜二俣駅に迎えにいきます。)

【連絡先】
株式会社ナインスケッチ
contact@9sketch.com
電話:053-450-7057
FAX:053-450-7058

【概要】
人間には血を流す血管があるように大地には水を流す水脈というのがあります。血管が詰まると人間は死んでしまうように水脈が詰まると大地も死んでしまいます。

水脈の水の流れは空気と表裏一体で動いています。水脈が詰まると水は滞り空気も停滞してしまします。
空気がなければ酸欠状態になり土は腐り青みがかった灰色のヘドロ化した土になり、微生物や小動物は住めなくなり、ましてや樹木の根は伸びていけません。

昔は土や木や石など有機的なものを使って空気が通るように自然に寄り添って空間づくりをしてきましたが、現代はコンクリートやアスファルトなど人間都合の開発がされています。
コンクリートでは水脈は遮断され、大地は呼吸ができなくなってしまいます。今、大地は悲鳴をあげている状態です。このままでは、山の樹々は枯れ始め、土砂崩れなどの災害も増えてきてしまいます。
でも、「まだ間に合う、でも、今やらなければ手遅れになる」と矢野さんはおっしゃいます。
しかも、移植ゴテ(小さなスコップ)一つから大地の改善ができます。
そんな、術をみなさん、一緒に学びませんか!共に大地を再生していきましょう!

造園、土木、農業、建築などに関わる方、自然や山、アウトドアが好きな方、どんな人でも興味があれば来て欲しいです。作業できるか心配な方は見て、聞いているだけでも出来る範囲で構いません。矢野さんの話す一言一言を聞くだけでも勉強になります。是非、気軽にお越し下さい。

学ぶフィールドは、天竜の山できこりをしている前田剛志さんの山「kicoroの森」です。前田さんは「TEDxHamamatsu」に出演されています。

ここは、室町時代から続く集落で、築200年は経っているという古民家もあります。古民家の西側には石垣と一体化した樹齢500年の杉もあります。これを見るだけでも価値有り。先人達が自然と共に暮らした知恵が詰まった里山になります。そして、前田さんは、この山を今までの人工林ではなく100年先の地域の人たちにも必要とされる森を創りたいと話しています。

【矢野智徳 プロフィール】

1956 年福岡県北九州市生まれ、花木植物園で植物と共に育つ。東京都立大学において理学部地理学科・自然地理を専攻する。全国を放浪して各地の自然環境を見聞し、1984 年、矢野園芸を始める。
1995年の阪神淡路大震災によって被害を受けた庭園の樹勢回復作業を行う中で、大量の瓦礫がゴミにされるのを見て、環境改善施工の新たな手法に取り組む。1999 年、元日本地理学会会長中村和郎教授をはじめ理解者と共に、環境 NPO 杜の会を設立。
現代土木建築工法の裏に潜む環境問題にメスを入れ、その改善予防を提案。在住する山梨県を中心に、足元の住環境から奥山の自然環境の改善までを、作業を通して学ぶ「風土の再生」講座を開設中。

~「大地の再生講座 結の杜づくり」に向けて~

日本の各地で、
傷んできた大地の再生講座をひらかせてもらうようになり、
大地の再生は、関わる四者の結い作業(協働作業)によって
成り立ってゆくものだと 改めて思うようになりました。

一. 杜の園芸
二. 講座の参加者
三. 講座で関わる地域(人社会)
四. 講座で関わる自然(生き物社会)

杜の園芸と参加者の方だけのギブ&テイクでは終わらない。
その学びと改善の余波は、直接流域におよび、
その場とその周囲に影響し合う責任を
問われてゆくことになるでしょう。
 

“結の杜づくり”
それは、まるで おまつりのおみこし担ぎのよう。

−− 誰かがつかれたら誰かが入れ替わり、
力のある人・ない人 それぞれに力の流れをつむいで
おみこしは進んでゆく。

命の作業は、
あわてず、あせらず… ゆっくり急げ。

人だけが楽しむのではなく、
みなが力を出し合う、ささやかな結い作業によって
命はつながってゆく。 −−

それは、小さな動きから大きな動きまでが連鎖してゆく
自然の生態系の動き・流れそのものに重なります。
 

そもそも「杜」の語源とは、

−− 人が森の神に誓って
「この場を、傷めず、穢さず、大事に使わせてください」
と祈りを捧げて、ひも(紐)張って囲った場、を意味する和語 −−

と、ある本に記されていました。

 
この大地の再生講座(学び)が
願いや想いだけにとどまらず、具体的な
大地の要である水脈機能(大地の空氣と水の循環)を回復するための、
人と自然との協働作業(結)として
一歩一歩つむがれてゆくことを願い、
今年もスタートしていきたいと思います。

 
杜の園芸 矢野智徳

関連記事
・呼吸をしている限りは、まだ間に合う。大地の再生
http://watashinomori.jp/interview/image_itv_19.html
・風土を再生する〜里山整備の視点
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2016-08-24 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

社員募集のお知らせ

社員募集のお知らせです。

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当社は外構造園業を通して外回りから考える心地良い住まいや空間の提案をしていくことを志して仕事に取り組んでおります。
ナインスケッチの考えや思いに共感し、共に学び成長していきたいと思う方を募集致します。

業務内容:主に現場作業、現場管理、積算など。

施工エリア:静岡県西部を中心に静岡県内、愛知県西部が多くなります。施工実績として東方面は東京都大田区、横浜市、三島市、静岡市、西方面は愛知県名古屋市、一宮市、豊川市、豊橋市があります。

『雑木の庭』という切り口で樹々が健康に育つにはどうしたらいいのかを考え、エクステリアメーカーの商品にとらわれず、素材同士を組合せたデザインを心掛けて庭づくりをしております。木が健康に育てば我々人間にも心地良い空間を与えてくれるものだと思っております。その作業工程の中では労力を使うことも多々あります。しかし、施工させて頂いた空間で心地よく暮らしているお客様の笑顔を見るのは大変うれしく造園冥利に尽きます。
仕事以外でも、大地の再生講座の開催やその他多岐にわたる活動を展開していきたいと思っております。木や自然と向き合い、人とかかわり合い楽しみながら共に成長していきましょう。

まずは、気軽にメールでもください。
contact@9sketch.com
お待ちしております。

2016-08-18 | Taged in | Posted in お知らせNo Comments » 

 

大地の再生講座 in 浜松天竜 終えて・・・

とても濃い二日間となりました。
千葉の高田造園設計事務所さんのフィールドや関西での大地の再生講座に参加させていただき、この「杜の園芸」矢野智則さんの考えを地元の静岡浜松でも広めたいと思っていました。
そんな時、友人の天竜で木こりをやっている前田さんが自分で山を持ち、この山はこの先100年以上続くみんなに愛される山にしていきたいんだ。と聞き、では、矢野さんの考えを絶対この山でも取り入れるべき、と話したのがこの講座開催のきっかけでした。
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この二日間で延べ人数100名近くの人が参加され、多くの人が関心持ってくれたことに嬉しく思い、また、それに見事に応えてくれた矢野さんはじめ、杜の園芸のスタッフの皆さんには感謝致します。

途中、これは、大地の再生講座なのかそれとも僕ら人を再生してくれているのか分からなくなることもありました。(笑)それだけ、これから生きていく上で必要なことで、そして今までの考え方、自然との付き合いかたがおろそかだったものかと反省させられました。

何千、何万年続いてきた人と自然との関わりの貯蓄を東京オリンピックからこの50年で食いつぶしてきた。そして、大地は悲鳴を上げている。この矢野さんの言葉が印象的でした。

大地が悲鳴を上げているなんてそんなの分からないよ。って思う人もいるかもしれないですが、現に起こっているのです。
土砂崩れ、あれは、自然災害ですか?!
コンクリートで覆われた山は呼吸ができなく水も空気も滞っている状態です。自然を人工物で力で抑えつけるのは無理があると思います。自然は無理がかかればそれを自ら崩して安定しようとするのです。
今の流れを止めるのは困難で、現代の工法を完全否定するという訳ではなく、そこに有機物を加えた大地に空気と水を通る仕組みにしていけばいいのではないかと思います。

古民家周りの水脈を通して、谷からの涼しい心地よい風を感じ、ススキ畑では風の剪定をしまたそこでも心地よい風を感じることができました。自然は手をかけてあげればすぐ答えてくれました。
変わらなければいけないのは我々人間の方ですね。人間の考え方を転換しなければ、いずれ住めない環境になってしまうのでは・・・。子供たち次の世代はどんな社会になってしまうのか・・・。

やっぱりこれからは、有機物を主体とした有機物産業を確立していかないといけない。それは、ボランティアではなく経済的にも社会的にも評価されるように。
植物の力を借り、植物に応援してもらうような空間にしていかなければなりませんね。
では、自分に何ができるのか、土砂崩れの現場を修繕することもできません。
講座に参加しただけでなく、自分のフィールドに戻っても少しづつ実践していければと思います。ちょっとでも有機的な空間作りをはじめ、ミクロもマクロも相似性。という言葉を思い出し、その点から線へ面と連鎖してくれればと思います。

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写真は、木がちょっと調子悪かった自分のお客様のお庭の水脈改善の様子です。
ちょっとずつ、実践。実践。

秋には、第2回目も考えていますので、ご興味ある方は是非!

レポート①
レポート②
レポート③

2016-08-04 | Taged in | Posted in ブログNo Comments » 

 

大地の再生講座 in 浜松天竜 レポート③

古民家周りの水脈整備が大体になったところで次は、地上の風通しもよくしていきます。下草や低潅木の風の剪定作業です。風が吹いた時に枝や葉っぱを削いでいくところで人が代行して枝葉を削いでいく作業になります。
風は立体的に縦にも横にも渦を巻いて入ってくるので、水平的に揃えるという人目線の概念は捨て、風にふらつく部分を削いでいくように作業を行います。目の視覚と手で感じる重みをうまく組み合わせながら道具を通して風を送るイメージで行います。
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水脈を整備し、植物の地上の風通しを良くすることで、植物の根と水の中に空気が程よく通り、地上の風通しと地下の空気の流れが連動しながら一体的な地上と地下の空気の流れのバランスが取れて生物が安定してくれる。生物が安定することは水脈が安定してくれることにつながり、大地の中も脈の機能を低下しないように生物を大事にするように脈を張り巡らせて作動してくる。
水脈と大地の環境も生物の環境も密接に繋がり見事に手綱を引きながら一体的な動きをしている。

この基本に習って、文字や数字で伝えることが中々できない体を通して息づく空間と対話しながらやっていく作業が大切であります。また、人の住環境作りも建物から庭から水脈から全て繋がっていくような空間作りが必要である。と話してくれました。

フィールドを畑エリアに移し、ここは、ススキ畑となっています。かつては、これを材料に屋根を葺いていたのでしょうか。
ここでは、もう16時過ぎ。それでも、矢野さんは丁寧に説明をし作業も進めてくれます。
参加者はここでも風の剪定をし地上の風通しを良くしていきます。子供もできる作業でみんな楽しく作業を進めます。
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風でなびくような位置で刈ってあげると、伸びようとする力が落ちる抑制ホルモンが働いて、荒根が萎縮し細根化して、根の構造が変わってくる。細根化されることで周りに空気が入ってきやすくなり呼吸が安定し、また、根から植物の体内に送られる水の圧力が抑えられるので伸びも大人しくなってくる。要するに樹体が風に対して安定するだけで植物の根の呼吸が安定します。周りとの関係も、風が通り、水や光も通りやすくなり、お互いそれらを求めて競い合う必要がなくなり、みんな落ち着いた生活シフトに入ってくることになります。
これを根こそぎ刈るような草刈りをすると、逆に成長ホルモンが働いてきます。根こそぎ刈ると植物は、全力をあげて元に戻ろうとします。
風の削ぎは、生きている生き物たちを大事に手なづけ、均等に光や水や空気が行き渡るような環境を提供してくれているのです。結果的に生き物たちに水脈が保たれるような相互扶助の関係になっているのです。風が通れば、地中の中の空気も通り、生き物たちも呼吸しやすくなってきます。
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矢野さんが重機で水脈の溝掘りを進めてくれたのを見て話してくれます。
それは、野山のイノシシが餌を食べに来て去っていった後の様子にも見えます。動物達は生活することで水脈を保全しくれているのです。動植物たちはこうやって自然と水脈との関係を築き上げてきています。だから、人間も本来はこれをやらなければならない。生活の糧としベースにしていくことで見渡す限りの自然の生態系環境の一躍を担うことができるです。これをさておき、自分たちの目に見える業(林業、農業、造園、建築、土木)に毎日のように勤しんで訳ですが、それを束ねてる作業が大地を保全する作業になっていかないといけない。
いつまでもこれが続くと思っていても、このわずか50年で大地が悲鳴をあげてきている。こんな時代は今までなかった。何万年と続いている人と自然との関わりの貯金をあっという間に食いつぶしてきてしまった。これを自分たちの業や生活と並行してやっていかないといけない。これが業や生活を支える土台となっている訳ですから、意識されていないことはおかしなこと。
これをボランティアでやるのではなくて、経済活動や社会活動にもきちんと位置づけされていかなければ自分たちも安心して生活できなくなり、ましてや次世代には引き継いでいけない。

では、草を抜くことでの影響は?と質問してみました。
草は何をやっているのか、草が生活することよって大地の中の空気や水の循環が保たれているという機能を担っているのだから、除草することによってそれが滞らない対策をしているのならまだいいけれど、手が掛けられなくなればなるほど、逆に草に環境改善の機能を委ねて、草を大事に管理し環境を改善してもらうべきである。
ましてやこれだけコンクリートなど無機的な空間作りになってきているのだから、土木の視点もコンクリートから木を導入して、植物たちに無機物に空気や水を通してもらう有機的な土木の視点に切り替わっていくべきである。人だけでこの50年の付けを返そうとしたら大変なことであり、だから植物たちの力を借り、有機物を主体とした有機的な空間作りをしていかないと追いついていかなくなってしまう。
草との向き合い方がその出発点となると話してくれました。

そして、山の方まで水脈をつなげ二日間の作業は終了となりました。
古民家に戻ってまとめです。

敷地全体が空気や水の通りが良くなり全体の環境が息づいてくると、人の体の健康や気持ち含め呼吸が良好になってくると思います。
環境改善をしてきて思わされるのは、自然の環境改善が結果的に人の環境改善に繋がってきている。それを大事に持続的に維持管理していく向き合い方、生活や業のあり方が備わってくると人の体も気持ちも健康的に変わってくるのではないかと思う。逆に塞がっていくと人も環境も目詰まりを起こして日常的に社会全体もおかしくなってくる。
小さな環境改善の手の入れ方ですが、大地の環境と生物の環境を大事に見ることで地上と地下の気象環境が変わってくる。これが自然界の鉄則であり基本的なこと。部分と全体をつなげた日常的な作業を大事に深めていけばずっと、自然と共に深まっていく。そういう生活や空間の姿を次の世代に引き継いでいくことが大切であります。この自然界のシステムを大事に日常的にみていって欲しい。
という、矢野さんの言葉で締めくくられました。

とても濃い二日間となりました。
千葉の高田造園設計事務所さんのフィールドや関西での大地の再生講座に参加させていただき、この「杜の園芸」矢野智則さんの考えを地元の静岡浜松でも広めたいと思っていました。
そんな時、友人の天竜で木こりをやっている前田さんが自分で山を持ち、この山はこの先100年以上続くみんなに愛される山にしていきたいんだ。と聞き、では、矢野さんの考えを絶対この山でも取り入れるべき、と話したのがこの講座開催のきっかけでした。

この二日間で延べ人数100名近くの人が参加され、多くの人が関心持ってくれたことに嬉しく思い、また、それに見事に応えてくれた矢野さんはじめ、杜の園芸のスタッフの皆さんには感謝致します。

途中、これは、大地の再生講座なのかそれとも僕ら人を再生してくれているのか分からなくなることもありました。(笑)それだけ、これから生きていく上で必要なことで、そして今までの考え方、自然との付き合いかたがおろそかだったものかと反省させられました。

何千、何万年続いてきた人と自然との関わりの貯蓄を東京オリンピックからこの50年で食いつぶしてきた。そして、大地は悲鳴を上げている。この矢野さんの言葉が印象的でした。

大地が悲鳴を上げているなんてそんなの分からないよ。って思う人もいるかもしれないですが、現に起こっているのです。
土砂崩れ、あれは、自然災害ですか?!
コンクリートで覆われた山は呼吸ができなく水も空気も滞っている状態です。自然を人工物で力で抑えつけるのは無理があると思います。自然は無理がかかればそれを自ら崩して安定しようとするのです。
今の流れを止めるのは困難で、現代の工法を完全否定するという訳ではなく、そこに有機物を加えた大地に空気と水を通る仕組みにしていけばいいのではないかと思います。

古民家周りの水脈を通して、谷からの涼しい心地よい風を感じ、ススキ畑では風の剪定をしまたそこでも心地よい風を感じることができました。自然は手をかけてあげればすぐ答えてくれました。
変わらなければいけないのは我々人間の方ですね。人間の考え方を転換しなければ、いずれ住めない環境になってしまうのでは・・・。子供たち次の世代はどんな社会になってしまうのか・・・。

やっぱりこれからは、有機物を主体とした有機物産業を確立していかないといけない。それは、ボランティアではなく経済的にも社会的にも評価されるように。
植物の力を借り、植物に応援してもらうような空間にしていかなければなりませんね。
では、自分に何ができるのか、土砂崩れの現場を修繕することもできません。
講座に参加しただけでなく、自分のフィールドに戻っても少しづつ実践していければと思います。ちょっとでも有機的な空間作りをはじめ、ミクロもマクロも相似性。という言葉を思い出し、その点から線へ面と連鎖してくれればと思います。

続く
レポート①
レポート②

2016-08-01 | Taged in | Posted in ブログNo Comments »