2019-03

2019年フライフィッシングの開幕

先日、今年初のフライフィッシングに行ってきました。
今年で初めて4年目になります。4年目と行っても1年目1回、2年目1回、3年目2回、そして今回が5回目のまだまだビギナーですが、師匠の教えがよく今回も釣れました。
フライフィッシングをやると人生変わるよ。と言われてきましたが、本当にそうだと思います。
釣り上げた時、自然と笑顔になるんです。
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周りの人が助けてくれたり、教えてくれたり、そして一緒に喜べるんです。こんなことが日常生活であるでしょうか?
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日々、忙しく、時間に追われたり、人工的な空間で過ごしたり、時には人付き合いで悩んだりすることもあったりします。現代の生活では誰もが経験する当たり前のことだと思います。
それがフライフィッシングをすれば、全てが解消される様にも思えます。
携帯電話の電波の届かないところに行き、割り切って仕事から離れることができます。時間も忘れることができます。
木々を眺めながら山奥に入り、川を登りながら釣りをします。水の流れや深さを感じ取りながらどこに魚が潜んでいるかなと考えます。自然相手の遊び、スポーツです。
木漏れ日や心地よい風を感じ、自然の移ろいを感じ、時には動物にも出会えます。
やっぱり、心地よさっていうのは自然の中に溢れているなあ〜と改めて感じられます。
自然の恵みを感じながら、同じ思いの仲間と一緒に笑いながら遊べるなんて幸せです。
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そして、フライフィッシングをしながら山に入り川を登り、周りの木々など自然を感じれることが自分の仕事にも繋がるのです。
風の吹き方、水の流れ、石の大きさや配置、木々の組み合わせなどなど、自然から教わることはたくさんあります。
まさに一石二鳥。自分にとっては最高の遊びです。
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今年は、何回行けるでしょうか。

2019-03-27 | Taged in | Posted in ブログNo Comments » 

 

遠州浜の防潮堤で思うこと・・・。

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今日は、遠州浜沿いで個人邸の植栽工事でした。
そのお昼休みの間に海岸沿いを散策してきました。
道路から見ても松林は荒れているのがわかります。薮状態で林内は風も通らない様子が写真でもわかると思います。
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中に入ると想像通りにやはり荒れているのがわかり、そして木々には生命力が感じられません。
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折れている松も見られます。おそらく松くい虫に入られ幹の中は空洞になり強風時にそこからポキっと折れたことが想像されます。
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残っている松を見ても立ち枯れしているものやマッチ棒のような細く力強さは全く感じられません。
松は、建築では横架材として使われていたこともあり、根も深く張り、本来はとても力強い樹種です。だから、厳しい環境の海岸沿いにも植えられてきたのだと思います。
また、健康な松なら、他の樹種とは比較にならないほどの樹脂を幹内で流れキクイ虫なども追い出す力があるはずです。
そんな松が今は見るも無残な姿となっています。
これは、何が原因かと考えると、近隣の宅地化や道路網の開発が一つ考えられると思います。アスファルトやコンクリートで覆われ、地中にもコンクリートなどが入り込み空気と水の循環が乏しくなってしまったことです。空気と水が遮断されてしまうと土の中では酸欠状態が進み土は腐りグライ土になってきます。そんな土では微生物や小動物は生息できず、また樹木の根は張ることができず木々は弱ってしまいます。本来、木々の根が張ることで地中の空気と水の循環がよくなるのですが、その根が伸びることができないという負の連鎖によって今の状態になってしまったと思います。
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もう少し海側へ進みました。
元々あった松林を抜根伐採して作った防潮堤が見えてきました。
撤去した代わりに植栽された苗木たちです。
あまり元気があるようには見えません。
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人工的に作られた傾斜地は、表層で水を流し表土を流していきます。
これがどんなことを示しているかというと、しっかりと水が地面の中に浸み込んでいないということです。水が浸み込んでいないということは地中に空気も通っていないということです。水と空気は表裏一体で動きます。イメージしてください。ペットボトルの中の水が外に出たということはペットボトルの中に空気が入ってきます。
土も生きています。
人と一緒です。空気が必要なのです。
空気と水が循環するところに生き物が生きづける環境が生まれてきます。木自身も空気を求めて根を伸ばします。
微生物、小動物、木々の根などお互い相互作用をもたらしながらプラスの循環になり土も育ってきます。
土がやわらかく肥沃になってくれば根は張りやすくなります。根が張れば空気もよく通り生き物たちも住みやすくなります。彼らがまた土を肥沃にしていってくれます。
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自然の山は尾根と谷があります。直線的な勾配はなく流線型を描いています。
谷があることで地形に落差が生まれ水と空気の循環がよくなります。
谷間の存在が大きな働きをしています。
傾斜地を人工的に作るときも直線的ではなく、山の尾根と谷をイメージしながらかまぼこ型のように作ると水と空気がしっかりと地中に入っていくと思います。
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防潮堤の上に登ります。
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これが天竜川河口から浜名湖までの17.5km続いています。
自然の力を人工的に抑えることができるのか・・・。
中々難しい問題ですが、逆に自然の力を借りて自然と共存する空間づくりはできないものなのか。
松林も傷んだから、虫が入ったからといって安易に農薬散布や化学肥料を与えるのではな自然なメカニズムに習ってく根本的な中の空気と水の循環する水脈環境を整備してあげることが大切だと思います。
力強い松本来の姿を取り戻せば、コンクリートよりも強い防潮堤ができたのではないかと思います。

一般社団法人大地の再生結の杜づくりを全国の仲間と立ち上げ土中の通気浸透水脈改善を基本とした環境改善の取り組みをしております。
こちらのページもぜひご覧ください。
一般社団法人大地の再生結の杜づくりのホームページ

2019-03-20 | Taged in | Posted in ブログNo Comments » 

 

Living with Green 2019 【9sketch × Learner’s】

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4/20(土)〜4/22(月)の期間、インドアグリーンの展示販売会を開催致します。

今回は浜松市富塚にある 「Learner’s」 さんとのコラボ展です。
北欧ヴィンテージ家具や雑貨と植物の溢れる空間でゆっくりしていって頂けたらと思います。

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そのほか、”やま市パン商店”さんのパンや 御前崎の”GOOD DAY COFFEE”さんの珈琲もご用意しております。(※パンは土日のみ)

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暖かくなってきて植物を迎えるのにうってつけの季節です。

是非、お気に入りのひと鉢を見つけにきて下さい。

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【 Living with Green 2019 】

日時:4/20(土) 10:00〜20:00

   4/21(日) 10:00〜20:00

   4/22(月) 10:00〜17:00

会場:株式会社ナインスケッチ事務所

浜松市東区小池町1141

 

音の森こども園の園庭をつくって思うこと。

2019年4月に開園する音の森こども園の園庭とその敷地の外周部分の植栽工事プランニングから施工までさせて頂きました。
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今回は、開発行為で調整池を園庭にすることと風致地区という法の制約がある中でのプランニングでした。
園庭の奥には小高い山があり園舎はその麓に建つというロケーション。建物は、その山に向けて扇型に園庭を包むというか開くような開放的なつくりが特徴的でした。
この敷地条件や建物の特徴を読み取りそこにお施主様のご要望をお聞きしプランニングさせて頂きました。
お施主様のご要望は、音の森こども園という名のように園庭で演奏会や発表会ができるようなステージがあればいいな。それもただ、ステージだけの役割ではなく使わない時は子ども達の遊び場にもなるものになればという要望でした。また、自然を感じられる園庭、芝生が広がる園庭・・・。などなどありました。
そのステージの計画には悩みました。
はじめはウッドデッキがいいのかなと思いました。でも、ちょっと違う。。。ステージになっても子供の遊び場になるか・・・。
1段高くして芝生のステージにしてみよう。単純に直線的でいいのか、そこは、建物の形状に合わせよう。
子ども達の遊び場にするためには、丸太で土留めをしよう。そこが平均台っぽくバランスを取りながら渡って遊べるんじゃないかな。ところどころランダムに丸太を立ててそこからジャンプして飛び降りるのも楽しかもな。
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ここのロケーションを活かすにはステージの1段上がった更に奥に芝生の小山をつくりそれが奥の山に繋がるように見えるんじゃないかな。芝生の山をかけのぼったり、滑り降りたりして遊ぶのも楽しいんじゃないかな。
そんな、思いでステージを計画しました。音の森こども園の「森のステージ」です。
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園舎のエントランスに入れば、放射状に広がる木の垂木が特徴的で外からは想像できない開放的な空間となります。
建物側には雑木の木立を配置し、それがフレーム代わりとなり「森のステージ」が目に入ります。そのステージのサイドにも雑木の木立を配置し、さらに奥の芝生の小山、そして敷地の外の山へと風景が繋がっていきます。
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ステージという要素、子どもの遊び場、建物との調和、周辺環境とのつながりを意識してデザインさせて頂きました。
つくらせて頂き、数日が経ち、園庭にも春がやってきました。
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ミツマタ
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もみじの芽吹き

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ゲンカイツツジの花芽
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木陰も感じられます。
植栽計画は、人工的な植栽というよりは自然環境に近づけた「雑木の庭」の考えでつくらせて頂きました。
コナラやカシなどドングリがなる木があります。イチョウやもみじなど紅葉が綺麗な木があります。木陰を提供してくれるケヤキがあります。香りが良い葉っぱのゲッケイジュがあります。ヤマザクラやヤマボウシ、エゴノキなど花を楽しめる木があります。ソヨゴやマユミなど実を楽しめる木があります。
ここの園庭は四季の移ろいを感じられ、自然の恵がふんだんに感じられます。
春は、新緑がとても綺麗です。
夏は、木陰を感じ、微機構改善をしてくれます。
秋は、実や紅葉が楽しめます。
冬は、春を迎える準備をしている姿をみるのも感慨深いものです。

これからは、個性の時代だ。と言われますが、みんな同じような都市空間に居て、同じような教育を受けていては個性なんか中々磨けないと思うんです。
都市空間の直線的で計算や数字だけでつくられた空間では感性は磨けないと思います。
自然環境に触れて、いろんな発見をすることで感性が磨かれ個性が育まれるのではないかと思うのです。
昨日より蕾が大きくなった。柔らかくなった。葉っぱが色づいた。花や葉っぱの匂いを嗅いだり。見たり触ったりと発見したり五感を使って変化を感じることで感性が育まれるのではないでしょうか。
感性って何だろう。
感性って他と違うものがわかったり、見えたり、感じられたりすることではないかと思っています。
トトロに出てくるめいちゃん達。彼女たちだけに見えて大人には見えないトトロ。彼女達の目や感覚が感性なんじゃないかなと思うのです。
計算され尽くした空間や環境で遊んだり学んでいては、社会の変化、複雑な人間関係にはついていけなくなることもでてくるんじゃないかなと思います。
また、言い換えれば、決められた空間、環境が当たり前になっているところにちょっと違った考えやアイディアを出すことで価値も生まれると思います。

ドングリが落ちてそれが芽吹く、新しい命が生まれること。葉っぱが落ちて、それが腐り、堆肥化され土に戻ってそれが木々の命の源となっていきます。その過程では小さな虫や菌類の働きがある。
何も無駄なものはなく、むしろ他の命の源となっている。
自然環境の中にはいろんな命の形が存在します。木々や土、水、空気、虫や菌などと連携し循環しながら自然環境は成り立っています。どれ一つ欠かしても成り立ちません。
人間社会と一緒ですよね。
人は一人で生きられない。自然環境でも木々は1本では生きられない。みんなに支えられて生きている。
命や周りの人たちの感謝について遊びながら学べます。

自然に寄り添った自然環境に近づけた「雑木の庭」の園庭では、きっとそんな学びができる遊び場になってくれることでしょう。
そんな場にするためにもこれから管理しながら園の方々と一緒になって園庭をつくっていきたいと思います。
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2019-03-13 | Taged in | Posted in ブログNo Comments » 

 

ふくろい夜宵プロジェクト

ふくろい夜宵プロジェクトの中でふくろい夜宵の森を作らせて頂きました。
場所は、袋井駅からすぐ近く天理教山名大教会のすぐ東です。
イルミネーションは3月3日までですが、森はずっと残ります。
春の芽吹き、夏の木漏れ日、秋の実りや紅葉、冬の休眠し春を迎える準備の様子など四季の移ろいや美しさを五感で堪能できます。
ぜひ、お立ち寄りください。
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平成31年1月19日 静岡新聞朝刊

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平成31年1月19日 中日新聞朝刊

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2019-03-08 | Taged in | Posted in メディア掲載No Comments »