2013-08
21_21 DESIGN SIGHT 『カラーハンティング展』に行ってきました。
安藤忠雄さん設計の21_21DESIGN SIGHTに行ってきました。建物の必要なボリュームは地下に持っていき、地上は、平屋程度の高さで、奥の針葉樹の高さとちょうどバランスがとれている用に思えます。遠くのビルも隠れていて、植栽と建築が調和しているな〜と感じました。
今回は、カラーハンティング展を見に行ってきました。カラーハンティング展のディレクターの藤原大さんはISSEY MIYAKEのクリエイティブディレクターを務めていたこともあり、現在は、色と素材をテーマにサイエンスと物作りをデザインでつなげる活動を展開されているそうです。色を切り口に様々な物や事をつなげて考えてみることを提案するのが今回のカラーハンティング展と紹介されています。
こちらは、3年間続けてハンティングした空の色だそうです。
ぼくが想像する空の色はやっぱりブルー。でも、実際はブルーとグレーの中間色が多いです。思ったり、想像するのと実際の色は違いますね。
世の中には、「色」が無いものがある。というテーマの展示がこちら
それは、言葉。言葉から連想される色を調査して表現した作品です。
よく、嫌な事があると「今日は、ブルーな感じ」と話すことがぼくもあります。イメージの中で色を言葉、情報に置き換えると分からなかったことが分かりやすく伝えられることがある。それが、このカラーボキャブラリーで表現されているそうです。そう考えると「色」って不思議な力を持っていますね。藤原大さんもおっしゃっていますが、ぼんやりしてこうなんじゃないか、と伝えたい時に色を使って表現すると便利に伝えられる。ボーダーもなく境界もない、だけど繋がっていける。
そんな「色」の力について考えたことは無かったので、この展示会はおもしろかったですね。
でも、今思うと、樹木も言葉はしゃべれないけど、色で伝えているな〜と思うのです。樹木が痛みだすと、葉は濃い緑が黄緑色になってきたり、日射しが強すぎて、焼けた色になったり、枝だって、水が通っていなければ変色してきます。土だって、水が無ければ乾いた白っぽい色になります。
「色」
これからもっと考えながら向き合っていきたいものですね。
10月6日まで開催されているそうです。みなさんも是非。
http://www.2121designsight.jp/
湯河原 阿しか里の雑木の庭
高田造園さんが作っている湯河原の温泉宿『阿しか里』の雑木の庭を見学させて頂きました。宿泊する訳でもなく、アポも取る訳でもなく、突然訪問し、見させて下さい。と申し出たのですが、宿の方は快く「いいですよ。」とおっしゃってくれました。
ぼくが雑木の庭に魅了させてもらったのも高田造園さんと出会ったのがきっかけであり、高田さんが作る雑木の庭で個人住宅だと中々勝手に見ることはできなく、今回は旅館だからきっと見せてくれるだろう、チャンスだな!と勝手に思い、思いだって見させて頂きました。
流れは昔からあったかのように自然にとけ込んでいます。
奥の山が借景となっていて、そこの土地だけで庭作りをするのでなく周辺環境も取り入れた計画はすばらしく感じ、僕が好きな京都の無隣庵を思い出しました。
コナラやモミジ類の幹の動きというのか傾き、木々同士の組み合わせ方は、勉強になります。
樹木同士をどの位の感覚で植えるのか
流れとコケとの取り合いや土の盛り具合や下草の配置。
などなど、勉強させてもらうところがたくさんあります。
どの角度から見ても、絵になりますね。正に僕が目指している、庭と建築が調和しています。
室内から見ても涼しげに感じます。
今度は、ワインを飲みながらゆっくり、休みに来たいなと思います。
夏期休暇
8月16日(木)〜8月20日(火)はお休みを頂きます。
リフレッシュし、更にご満足頂けるご提案ができるように充電して参ります。休み中にご連絡頂いた件に付きましては、21日以降に順に対応させて頂きます。ご了承お願い致します。
掛川市・Fベース(モデルハウス)